京山幸枝若、虹友美、京山幸太、京山幸乃が語る、聴きどころ。
文化庁のプレスリリース
国立文楽劇場恒例の「浪曲名人会」。毎年、関西浪曲界の第一線で活躍する浪曲師が顔を揃えます。今回は、「昭和100年」にちなんだ演目を披露するとともに、「浪曲語り」が国の重要無形文化財に指定されたのにちなみ、初の試みとして解説『浪曲へようこそ』をプログラムに取り入れました。
開催を前に、大トリをつとめる浪曲界初の人間国宝・京山幸枝若、曲師の虹友美、『浪曲へようこそ』で実演を担当する京山幸太、京山幸乃が演目の魅力と抱負を語りました。
京山幸枝若(『会津の小鉄』より『不死身の小鉄』)
『会津の小鉄』シリーズは初代京山幸枝から受け継いできた一門のお家芸です。今回は本筋の四番目にあたる小鉄の若い頃のエピソード『不死身の小鉄』を口演します。会津部屋の居候時代、小鉄が切った張ったの大暴れをする大ネタです。ケンカのシーンの会話がおもしろく、笑いもあるノリのいい作品で、体力的にも大変ですが、持てる力を全部出しきってやりたいと思っています。国立文楽劇場では初披露ですから、ぜひ楽しんでいただきたいですね。
虹友美(曲師)(『浪曲へようこそ』、『母恋あいや節』、『不死身の小鉄』)
三原佐知子師匠の『母恋あいや節』には、津軽あいや節という民謡が盛り込まれています。私は以前から津軽三味線を弾いていますので、今回、津軽三味線と浪曲のいいところをミックスできればと思っています。オペレーターの鵜川さんによる音楽とともに、三原師匠の愛情あふれる温かいお話を盛り上げていけるよう、一生懸命頑張ります。
京山幸太(『浪曲へようこそ』実演)
解説『浪曲へようこそ』では、春野恵子姉さんが進行役で、若手浪曲師と曲師が実演を担当します。浪曲は話芸ではありますが、音楽との関連が深いので、今回は三味線にもフォーカスしています。曲師さんには登場曲の違いや一門の節の違いを弾いていただきます。また、浪曲の声はどうやって作るのかといった内容など、浪曲という”日本の音”の魅力をトータルに感じていただける企画になっていますので、どうぞご期待ください。
京山幸乃(『浪曲へようこそ』実演)
解説『浪曲へようこそ』では、節の違いを聞き比べていただくパートがありますが、出演する若手4人のうち、2人が幸枝若一門なので、私は一昨年引退された松浦四郎若師匠の系統の節をやらせていただきます。一門の個性の違いをしっかりと感じていただける内容になっていますので、初心者はもちろん、ベテランのファンの皆様にも楽しんでいただけると思います。どうぞお楽しみに。
浪曲の名作を国立文楽劇場で、ぜひご堪能ください。
〈公演情報〉
昭和100年記念
国立文楽劇場第228回大衆芸能公演
浪曲名人会
2026年2月21日(土)
開演時間 午後1時開演 (午後4時45分終演予定)
料 金 4,200円(学生 2,900円)
予約開始 電話・インターネット/2026年1月18日(日) 10:00~ https://ticket.ntj.jac.go.jp/
窓口販売開始/2026年1月19日(月) 10:00~
HP
日本語 https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2025/202602/
English https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2025/202602/?lan=e