「最後の最後まで良い作品だったなと、胸に花を咲かせてください」──
株式会社アニメイトホールディングスのプレスリリース

2026年1月25日(日)『華Doll* -Reinterpretation of Flowering-』スペシャルトークイベントがニッショーホールにて全2部構成で開催されました。
イベントには、「Anthos*」を演じる結城眞紘役・山下誠一郎さん、影河凌駕役・濱野大輝さん、灯堂理人役・伊東健人さん、チセ役・駒田 航さん、如月 薫役・土岐隼一さん、清瀬陽汰役・増田俊樹さんが出演。さらにスペシャルMCとして八代刹那役・堀江 瞬さんが登壇しました。
TVアニメの振り返りトークや生アフレコの披露に加え、「Anthos*」にフォーカスしたファンブック「『華Doll*』The Anthos* Anatomy」の制作決定も発表されるなど、見どころ満載となった本イベント。本稿では第1部と第2部の模様をあわせてお届けします。
祝完結!アニメ『華Doll*』スペシャルトークイベントが開幕
2025年春にTVアニメが放送され、同年12月26日(金)発売のドラマCD「Human or Doll: Answer」をもって原作が完結した『華Doll*』。本イベントはTVアニメ『華Doll* -Reinterpretation of Flowering-』のBlu-ray発売を記念して開催されたスペシャルイベントです。
開演時刻を迎えると「Anthos*」を演じるキャスト陣7名が登場。期待感に満ちた会場は大きな拍手に包まれ『華Doll* -Reinterpretation of Flowering-』スペシャルトークイベントの幕が上がりました。
まずはキャスト陣の挨拶と自己紹介からスタート。本イベントが2026年最初の『華Doll*』イベントであることを受け、伊東さんは「「Anthos*」を今年もよろしくお願いいたします」と会場に集まったAntholic(アントリック)へ新年の挨拶を届けます。

スペシャルMCを務める堀江さんの進行で、最初のコーナー「アニメ振り返りトークコーナー」へ。TVアニメ各話について、第1部では第1~6話、第2部では第7~12話を振り返りました。
作品史上初めて「種を埋める前のビジュアル」が描かれた第1話について、増田さんはビフォア・アフターの変化に触れ、「ドラマCDから追ってくれている皆さんにとって、感慨深いシーンだったのでは」とコメント。駒田さんも「ここまで明確に描かれたのはアニメが初めて。こんなに違うんだと衝撃でした」と振り返ります。

一方、土岐さんは薫について「(種を埋める前と後で)大きな変化がないと思っていました」と当時の印象を明かしつつ、「完結を迎えた今振り返ると、この時にはすでに“生かされていた”状況だったのかなと改めて感じます」と、“変化のなさ”が伏線だった可能性を考察しました。

第2話では「Anthos」が口にしていた総合栄養食をテーマにトークが展開。「明日からこれしか食べられないと言われたら素直に受け入れられるか抵抗するか」という質問に対し、濱野さんが「隠れて食べるのはアリですか?買い食いもダメ?」と抜け道を探り始め、会場は笑いに包まれます。

また、第3話でオマージュされた名作『星の王子様』に出てくる”一本の赤いバラ”にちなみ、「キャストの皆さんが最も大切にしているものは?」という質問も。伊東さんは「すごく恥ずかしいんですけど、ファンですかね。感謝は年々増すばかりです」と答え、会場に集まったファンを一段と盛り上げました。

理人がチセに怒りをぶつけ、チセが胸の内を明かす第4話は、ふたりの関係性が色濃く描かれたエピソード。駒田さんは「最初に『この2人は特別な結びつきのある大切なペアです』とだけ聞いていて、すべての答えは示されていなかったんです。その分、一文一文を丁寧に読み解くことを意識しました」と振り返ります。伊東さんも「お互いに向けている感情は真逆なんですよね。理人は言葉にならないサブテキストが多くて、短いセリフほど難しさを感じていました」と、2人の関係を演じるうえで大事にしていたポイントを明かしました。
第5話では、理人、薫、凌駕が開花する一方で、まだ開花していない陽汰の焦燥が際立つ展開に。増田さんは「周りと歩幅が合わなくなってしまう瞬間って、大事に思っている事柄であればあるほど起こりやすいことだと思うんです。そして自分で自分を攻撃し続けてしまう人もいる。そういった描写を演じることで、自分にとってもターニングポイントにしなければいけないなと思った場面でした」と、当時を振り返りました。

眞紘が天霧一の息子であると公表され、眞紘と凌駕が衝突する第6話。濱野さんは「凌駕は眞紘に対して『見守っていたい、支えたい』と思っていて、眞紘を大切に思うがゆえの行動だった」と凌駕の心情を説明し、「初めて眞紘に想いをぶつけようと試みる、そのもどかしさが青々しくてドロドロもしているけれど、演技としては熱さを持ったものにしようと思っていました」とコメント。山下さんは「眞紘は持つべきものとして生まれて来たけれど、才能やスキルの面では持たざる者でもあって。自分の中の矛盾が本当に苦しかったのだろうなと思います」と、キャラクターの内面に迫りました。

第7話は、寮生活を送る「Anthos」に支給品が配られた回。「同じ生活をしているとしたらどんな支給品を頼む?」という質問を受け、駒田さんは「ツイスターゲーム」、伊東さんは「分厚い本」、山下さんは「ペット」、濱野さんは「ハイエース」、土岐さんは「ホールケーキ」、増田さんは「ハイエンドゲームPC」と、それぞれ“仲良くなるためのきっかけ”になりそうなアイテムを挙げました。山下さんから「ホリエルはないの?」と話を振られた堀江さんは少し考え、「人間?」と回答し、会場全体をどよめかせました。

第8話では、育ってきた環境が対照的な陽汰と薫が本音をぶつけ合う印象的な場面が描かれました。土岐さんは「『ここは伝えたい』と思ったことは相手にしっかり伝えきるという、薫の意志の強さはすべての回を通じて感じていて。けれど一方通行な伝え方ではなく、このシーンでも陽汰の気持ちを受け取った上で返したいと思っていました」と、お芝居で意識していた繊細なバランスを明かします。
「Anthos」がキャンプに行くエピソードが描かれた第9話にちなんで、キャンプ好きで知られている濱野さんに「もしAnthos*でキャンプに行くなら、誰にどの役割を任せたいか」という質問が。忍耐力が要される火おこしには増田さん、テント設営には力持ちの駒田さん、薪割には元剣道部の土岐さん、料理には濱野さん自身と共に山下さんが担当に決定。さらに伊東さんはギター持参のレクリエーション係に、堀江さんはダンス担当に任命され、賑やかなキャンプになりそうな布陣が紹介されました。

眞紘のレコーディングシーンが描かれた第10話に関連して、キャスト陣が歌唱するアニメ主題歌についての話題も。理人のフェイクが「かっこいい」と評判を集める中、伊東さんは「仮歌は入っていたんですが、スタッフから『ちょっとアドリブでやってみてください』と言われて(笑)」と、制作秘話を明かします。
土岐さんも「『華Doll*』で、最初に録った人のフェイクにユニゾンするスキルを身につけました」と語り、収録を通じた自身の成長を振り返りました。
眞紘がついに開花を迎える第11話について、山下さんは「足掻き続けていたら花は咲くんですね」と感慨深くコメント。舞台『華Doll* THE STAGE -Another Universe-』で同じ場面に眞紘の兄・智紘の声で参加したことや、アニメでも智紘を演じることで 、眞紘の心情について理解がより深まったことにも触れつつ、「アニメはアニメでしかできない表現や演出があって、どちらもすごく良かったです」と、アニメならではの魅力を語りました。

続く第12話では刹那が登場。出演決定時の心境について堀江さんは、「刹那は登場するけれど声は付かないと聞いていたので、『やっぱり声も付きます』と聞いた時は、『どひゃー!』となりました」と笑いを交じえて振り返ります。「ラストのワンシーンではありますが、アニメに参加できて嬉しかったです」と喜びをあらわにしました。

生アフレコでよみがえる名シーンの数々
生アフレココーナーでは、第1部でTVアニメ第1~8話、第2部で第8~12話の名シーンを厳選して披露。物語の印象的な場面が、キャスト陣の生の演技によって鮮やかによみがえりました。
第1話の眞紘と薫の初対面シーンでは、土岐さんが「お邪魔しま~す!」と普段の薫とは一味違う元気な挨拶を披露。会場の空気を一気に和ませる場面は、生アフレコならではの見どころです。
第8話の非常階段での眞紘と凌駕の会話シーンも披露され、山下さんが眞紘の声を再現する際、凌駕の胸に顔を押し当てて本音を吐露する眞紘の状況に合わせ、口元に手の甲を当てて声をくぐもらせていたことが明かされました。

第12話、刹那の登場シーンでは堀江さんが満を持しての登場。「原作の収録時から『刹那はとにかく無感情に』と言われていたので、なるべく色を乗せないことを意識して演じていました」と、役作りのポイントを語りました。

そのほかにも、理人やチセ、眞紘が開花する場面をはじめ、感動的なシーンからコミカルなやり取りまで、名場面の数々がキャスト陣の生き生きとした演技で次々と再現されました。

続いて行われたのは、Antholicから事前に寄せられた質問に答えるお便りコーナー。
作品への第一印象について問われると、濱野さんは「キャラクターデザインがスタイリッシュで印象的でした」と回答。伊東さんも「時代の先を行っている感じがしました」と語り、作品の先進性に触れます。さらに、作中でファンがコメントを通じてファンミーティングに参加する描写を振り返り、山下さんは「今でこそ配信やストリーミングでの応援は当たり前になっているけれど、当時は先取り感を感じましたね」とコメント。

「アニメ化によって解像度が上がったことは?」という質問には、駒田さんが“距離感”と回答。キャラクター同士の距離が視覚的に示されたことで理解が深まり、「アニメが出てからの楽曲は、温度感が少し変わっているかもしれません」と語ります。
「アニメのアフレコ台本を通して新たな発見はあったか」という質問に対し、伊東さんは「ドラマCDの台本にはト書きがなかったので、答え合わせのような感覚でした。アニメの台本には『イラっとして』など、心情が補足されているんですよね」と回答。ト書きについては堀江さんも「過去のシーンでキャラクターが当時何歳だったのかが知れたのは、アニメの台本ならではでした」と、新たに得られた情報を紹介しました。

また、アニメに隠された暗号についての質問には公式からの補足説明も。アニメ本編からは少し離れますが、主題歌CDのデザインは“とある映画”から着想を得て制作されており、デザインに仕込まれた暗号を読み解くことで答えに辿り着ける仕様になっていることが明かされました。
このように『華Doll*』には、作品に関わるものの随所に暗号や謎解きが散りばめられています。映像や冊子を改めて見返すことで、新たな発見があるかもしれません。
「『華Doll*』に出会って得たものは?」という質問に対し、山下さんは「自分にとって特別な作品で、兄弟が増えたような、共演者との強い絆を感じています」と、作品への深い思い入れを語ります。さらに「歌の面でも鍛えていただきました。後半の曲では眞紘と凌駕が英語で話しているパートがあって、『正気か?』と思いましたが(笑)、挑戦しようと思えたのは『華Doll*』があったおかげです」と、自身にとっての大きなチャレンジだったことを明かしました。続いて堀江さんも「ハードルを高め合うようにして、クオリティがどんどん上がっていく感覚がありました。皆さんとご一緒出来たことが本当に嬉しかったです」と振り返り、それぞれが作品を通して得たものに触れました。
「最後の最後まで良い作品だったなと、胸に花を咲かせてください」
和やかな空気で進行してきたイベントもいよいよ終盤へ。お待ちかねのプレゼント抽選会では、中身の見えない箱から本イベントのチケット半券を引き当てる形式で、キャスト自らが当選者を選出しました。1部2部と幸運な3名の来場者にキャストサイン入り入場特典ブロマイドセットがプレゼントされ、会場からは温かな拍手が送られます。
告知パートでは、現在発売中のBlu-ray上下巻や、OP・ED主題歌CD・ガチャキングから発売のオンラインガチャの情報を改めて紹介。あわせて、原作からは3月7日(土)より『華Doll*』公式オンラインショップおよび一部アニメイト店舗・アニメイト通販にて、「Anthos*未公開Q&Aシート/全7種」が特典として付属するフェアの開催続報が発表されました。壇上にはフェアで販売される新商品のサンプルも登場し、その出来栄えにキャスト陣が感嘆の声を上げていました。また、期間中には、Loulou*diのCDジャケットビジュアルを大きく使用した新商品「Loulou*di ART work object」も完全受注で登場予定です。AntholicだけでなくLoumielも是非楽しみにお待ちください。

さらに、Anthos*にフォーカスしたファンブック「『華Doll*』The Anthos* Anatomy」の制作決定も明かされ、会場は大きな拍手に包まれました。1部の告知中には、壇上のマスコットアンドロイド・PLANTs(プランツ)になりきった伊東さんや増田さん、濱野さんが声色を変えてアナウンスし、声に合わせてPLANTsの腕を動かす場面も。遊び心あふれる演出に、客席は和やかな雰囲気に包まれました。

イベントの締めくくりには、キャスト陣一人ひとりからファンへ向けたメッセージが送られました。
堀江さんは「僕は途中からの加入でしたが、このコンテンツに出会えて本当に良かったです」と振り返り、「八代刹那というキャラクターを皆さんが温かく迎えてくださったからこそ、完結まで辿り着くことができました」と感謝を伝えました。

駒田さんは「ゴールを定めてしっかりと走り切った『華Doll*』という作品に、まずは大きな拍手を送りたい」と原作の完結を改めてお祝いし、「これからも“考える葦”がどんどん増えていく可能性は十分にあると思います」と今後の期待を語ります。

伊東さんは理人について「声優人生の中で一番、脳内で喧嘩したキャラクター」と語り、「きっとこれからも灯堂理人のことは考え続けると思います」とキャラクターへの思いを明かしました。

山下さんは「結城眞紘とはずっと二人三脚でした」と眞紘との共通点に触れ、「『華Doll*』が紡いできたドラマから自身の声優業にフィードバックしたり、元気をもらったりすることもたくさんありました」とコメント。

濱野さんは「凌駕を通してAnthos*のみんなやAntholic (アントリック)の皆さんと向き合えた時間は、それこそ“芽”のように自分の中にずっと残り続けると思います」と、作品になぞらえて想いを表現しました。

土岐さんは「楽しくお話ししてきましたが、頭のどこかに『ああ、終わってしまうな』という言葉がずっとあって」と心境を吐露。「薫とともに歩んでいく中でもらった色々な想いや経験などを、一生大切にしていきたいと思います」と語ります。

増田さんは「我々が伝えたいことは、作品の中にすべて入っていると思います。ぜひともドラマCDを聴いて、僕たちが長年かけて作ってきた足跡を一つひとつ確かめていただければ」と語り、「最後の最後まで良い作品だったなと、胸に花を咲かせてください」と『華Doll*』らしい言葉で締めくくりました。

最後は堀江さんの合図でキャスト全員が「本日はお越しいただきありがとうございました」と客席に深々と一礼し、盛大な拍手の中、スペシャルトークイベントは幕を閉じました。
【文:柴山夕日】
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「華Doll*」-Eternal Bloom-フェア続報
3月7日(土) より一部アニメイト店舗・アニメイト通販・華Doll* Official Online Shopにて、『「華Doll*」-Eternal Bloom-フェア』の開催が決定しております。
フェア特典は「Anthos*未公開Q&Aシート/全7種」です
フェア詳細:https://hana-doll.com/contents/hp0003/index01550000.html
また、イベントでは新たにLoulou*diの完全受注商品「Loulou*di ART work object(ルルディ アートワークオブジェ)8種」が追加となることが告知されました。
商品ビジュアルや詳細は2月中旬頃公開を予定しています。
続報は華Doll*原作の公式HPおよび公式SNSをご確認ください。

設定資料集「『華Doll*』The Anthos* Anatomy」制作決定
Anthos*にスポットを当てたファンブック 「『華Doll*』The Anthos* Anatomy」が制作決定!原作者R/0氏による初出未公開情報やMV・CDアートワークの解説、キャラクターデザイン悌太先生によるこれまでのAnthos*の美麗ビジュアルギャラリーや2025年8月に開催されたトークイベント「『Human or Doll』 華Doll* Thinking reeds Event 2025」のDVDなど盛りだくさんの内容を収録予定です。
詳細は3月頃をお待ちください。

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