米国制作オウム真理教ドキュメンタリー映画、日本での劇場公開に向けた上映実現プロジェクトを開始

クラウドファンディングを通じて支援者を募り、先行試写会の実施と上映機会の創出を目指す

株式会社AIM Entertainment Japanのプレスリリース

株式会社AIM Entertainment Japan(以下、弊社)は、米国制作のドキュメンタリー映画『AUM: The Cult at the End of the World』の日本上映に向け、試写会の実施および上映機会の拡大を目的としたクラウドファンディングを開始することをお知らせいたします。

AUM: The Cult at the End of the World メインビジュアル

本作は、オウム真理教による一連の事件、特に1995年の地下鉄サリン事件へと至る過程を扱ったドキュメンタリー作品です。宗教、事件、メディア、社会構造といった複数の論点を含む極めてセンシティブな題材であることから、日本国内での上映実現には慎重な調整と十分な準備が求められています。

一方で、地下鉄サリン事件から31年を迎えるいま、この出来事を過去のものとして風化させず、次の世代へ記憶と問いをつないでいく機会をつくることの社会的意義は、極めて大きいと考えています。弊社は、被害者・ご遺族・関係者の皆様への配慮を前提としつつ、オウム真理教被害者支援機構の方々からのご要望も踏まえ、まずは試写会という形で確実に上映機会を設けることが現実的かつ重要であると判断いたしました。

今回のクラウドファンディングは、単なる資金調達ではなく、作品を必要とする方々に対し、安全かつ適切な環境で本作を届けるための上映基盤を整える取り組みです。

なぜ、いま日本で上映するのか

地下鉄サリン事件から31年が経過し、事件をリアルタイムで知らない世代が社会の多数を占めつつあります。若い世代の中には、事件名は知っていても、その背景や被害の深刻さ、社会に与えた衝撃について十分に触れる機会がないまま今日に至っている方も少なくありません。

しかし、カルト的な支配構造、情報空間の分断、社会的不安につけ込む組織の拡大といった問題は、決して過去だけのものではありません。だからこそ本作を通じて、事件の記憶をたどるだけでなく、現代社会において同様の構造がどのように生まれ得るのかを、あらためて考える機会をつくる必要があると私たちは考えています。

本作の上映は、単なる映画公開ではなく、事件の記憶を社会の中に留め、被害の現実と教訓を次世代へ継承するための公共的な試みでもあります。

上映実現の難しさと、試写会運営から始める理由

本作はその性質上、日本国内での本格的な劇場公開に向けて、通常の作品以上に慎重な検討が必要とされています。主な理由としては、以下のような点が挙げられます。

  • 宗教問題を扱う作品であることへの慎重な配慮

  • 被害者・ご遺族への心理的影響

  • 事件をめぐる高い社会的センシティビティ

  • 現在も活動を続ける後継団体への懸念

  • 上映に際しての安全面・運営面への配慮

こうした事情から、映画館側にとっても判断が難しい面があり、劇場公開までには一定の時間を要するのが実情です。その一方で、作品を「いま」届ける必要性は高く、公開の可能性を待つだけではなく、まずは試写会等の形で上映機会を着実に生み出していくことが重要だと判断しました。

弊社は、被害者団体の方々とも丁寧に対話を重ねながら、本作をどのような形で社会に届けるべきか検討を進めています。今回のクラウドファンディングは、その第一歩として、試写会を実施し、さらなる上映機会の拡大につなげていくための取り組みです。

試写会の実施を足がかりに、今後の劇場上映へとつなげるべく尽力しておりますが、現時点ではその見通しが確定している状況ではありません。だからこそ、まず上映機会を確保し、社会的な議論と鑑賞の場をつくることに意義があると考えています。

本作について

『AUM: The Cult at the End of the World』は、アメリカ人ジャーナリストのデイビッド・E・カプラン氏と、ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストのアンドリュー・マーシャル氏による共著を原作に、ベン・ブラウン氏柳本千晶氏が手がけたドキュメンタリー映画です。制作はSubmarine Deluxe。

本作では、貴重なアーカイブ映像や関係者へのインタビューを通じて、麻原彰晃の生い立ちから教団の拡大、そして1995年3月20日の地下鉄サリン事件に至るまでの経緯を、多角的に記録しています。教団内部の実態、当時の社会状況、報道や捜査の限界、そして事件を止めようと奔走した人々の証言を通じ、単なる事件の再現にとどまらず、なぜこのような出来事が起きたのかという本質的な問いに迫る内容となっています。

また、当時教団の広報担当であった上祐史浩氏のインタビュー映像も収録されており、事件を過去のものとして処理するのではなく、現在の社会に引きつけて考える視点を観客に投げかけます。

本作は2023年のサンダンス映画祭でワールドプレミア上映され、米国では劇場公開も行われました。弊社にとっては、米国から日本へ届ける初の輸入配給作品となります。

作品名:『AUM: The Cult at the End of the World』
制作国/制作年:アメリカ/2023年
上映時間(本編):106分
言語/字幕:英語/日本語字幕
監督: ベン・ブラウン / 柳本千晶
プロデューサー:ベン・ブラウン、柳本千晶、ダン・ブラウン、ジョシュ・ブラウン、リック・ブルックウェル
制作会社: サブマリン・デラックス
原作: デイビッド・E・カプラン、アンドリュー・マーシャル著「The Cult At The End Of The World」
出演: アンドリュー・マーシャル、江川紹子、デイビッド・E・カプラン、滝本太郎、上祐史浩 他
編集: 出野圭太
音楽: ダン・ブラウン、チャーリー・ブラウン

クラウドファンディング概要

プロジェクト名:オウムを風化させない。米国制作『AUM: The Cult at the End of the World』日本上映企画
開始日:2026年3月20日
URL:https://motion-gallery.net/projects/aum_movie

関連情報

公式サイト:https://aummovie.jp
作品公式X:https://x.com/aummovie
作品公式YouTube:https://www.youtube.com/@aummovie

本件に関するお問い合わせ先

株式会社AIM Entertainment Japan
E-mail:aum_distribution@agentinmotion.com

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