経済的な困難を抱える親子約5,000人に、映画館での鑑賞体験を【シェアシネマ2026春】

初の取り組み:協力映画館のサイネージで活動を紹介

認定NPO法人チャリティーサンタのプレスリリース

認定NPO法人チャリティーサンタ(本部:東京都、代表理事:清輔夏輝)は、経済的な困難を抱える家庭の子ども達へ映画館での鑑賞体験を届けるプロジェクト「シェアシネマ2026春」(鑑賞期間:2026年3月18日~5月10日)を実施しています。長期休みの子ども達に心に残る思い出をつくる機会を届けるため、親子約5,000人へ映画鑑賞チケットをプレゼントしています。

また、ご家庭の鑑賞期間には、協力映画館である全国36都道府県98劇場のイオンシネマの館内デジタルサイネージ(電子掲示板)にて、本取り組みを紹介しています。春休みからゴールデンウィークにかけて映画館を訪れる来場者に向け、この活動や背景にある社会課題を知っていただくことを目的としており、シェアシネマとしては初めての取り組みです。

プロジェクトHP:https://sharecinema.charity-santa.com/

■シェアシネマとは

「シェアシネマ」は経済的な理由で、長期休みに思い出づくりの機会がつくれない子ども達へ映画館での鑑賞体験を届けるプロジェクトです。困窮家庭への支援を続ける中で、長期休みに「子どもをどこにも連れていけない」「絵日記い書く思い出が一つもない」といった保護者の声が多く寄せられたことをきっかけに、2024年夏のテスト実施を経て2025年春に正式にスタートしました。

寄付などを原資に購入した映画鑑賞チケット(デジタルギフト)をご家庭に提供することで、ご家庭が「好きな映画館で、好きな作品を、好きなタイミングで」映画を楽しめる仕組みになっています。

【プロジェクト概要】

  • 支援内容:全国の映画館で使用できるデジタルギフト型の鑑賞チケットを無償提供

  • 支援対象:児童扶養手当、就学援助、生活保護の受給世帯、またはそれに準ずる経済状況にある家庭の親子

  • 鑑賞期間:2026年3月18日~同年5月10日

  • 実績:2024年夏:約1,000人/2025年春:約3,000人/2025年夏:約4,000人

■背景:「映画館に『行きたい』と言う言葉を聞くたびに心が痛みます」

今春の企画の事前申し込みにあわせ、経済的困難を抱える家庭 3,104世帯を対象にアンケート調査を実施しました。物価高騰などの影響により、子どもの体験機会が限られている家庭の状況が見えてきました。

(1)この1年間で映画館に行きましたか

過去1年間の映画館での鑑賞回数について尋ねたところ

  • 0回:52.7%

  • 1回:41.4%

半数以上の家庭が、この1年間で映画館を利用していないと回答しました。また本プロジェクトへの参加を通じ、初めて映画館を訪れるという子どもも少なくありません。

※昨年のシェアシネマに参加していた場合、その回数も含みます。

▼自由記述

  • 「子どもたちはまだ映画館に行ったことがありません。周りのお友達が映画館デビューしたと聞くと、いいなと声を漏らします。経験をさせてあげたいと思いながらも、映画の料金を見て驚き、未だに連れて行ってあげられていません。」

  • 「ひとり親家庭で私が難病を抱えており、なかなか外出の機会がありません。最近、お友だちが映画館デビューをして楽しそうに話しているのを聞き、娘も映画館に行きたがるようになりました。素敵な思い出を作る機会をいただけたら嬉しいです。」

(2)最も節約している支出は何ですか

近年、物価が高騰する中、家計で最も節約している支出を尋ねたところ

  • 食費:37.2%

  • 保護者の衣服費:34.6%

日々の生活費の中でも食費を抑えながら家計をやりくりしている家庭が多い状況が見られました。また保護者の衣服費を節約する一方で、子どもの衣服費を最も節約していると回答した家庭は1.9%にとどまり、子どもに関する支出を優先している様子も見られました。

自由記述

  • 「子どもは映画を観たいと言うのですが、行くとするとお米が買える金額になります。生活するのに精一杯でなかなか行くことができず、『行きたい』と言う言葉を聞くたびに心が痛みます。」

  • 「物価高騰のため、今の私たちの生活は食費と光熱費の支払いだけでお給料と児童扶養手当がすべて消えてしまい、貯金もできない状況です。子どもとどこかへ遊びに行くことも控えています。」

(3)映画館での鑑賞体験に期待することは何ですか

映画館で映画を観るという体験に対して、期待していることを聞いたところ、多かった回答は次の通りです。

  • 親子の共通の思い出づくり:96.0%

  • 大きなスクリーンや音響など映画館ならではの設備:73.0%

  • 子どもの学びや成長(映画を通じて感性や想像力を育む):70.3%

家庭で動画を視聴する機会は増えていますが、映画館という特別な空間で同じ作品を共有する体験が、一緒に笑ったり、泣いたりすることで会話のきっかけになるなど、親子の思い出として重視されていることが分かりました。また「流行している映画を観ることで友人など周囲との会話についていける」と回答した家庭も 68.0% あり、映画鑑賞が子ども同士のコミュニケーションのきっかけにもなっていることがうかがえます。

チャリティーサンタがこれまでに実施してきた調査でも、長期休みに子どもの体験に使える予算が限られている家庭が多いことが分かっています。また、子どもが行きたい屋内施設として映画館が多く挙げられており、多くの子どもが映画館での体験を望んでいることも確認されています(※1)。

▼自由記述

  • 「ドラえもんが大好きで、ドラえもんの映画が見たいと、公開される前からずっと言っていました。冬休みはどこにも連れて行ってあげることができず、宿題の絵日記も何も書くイベントがなく、苦労するとともに、子どもには寂しい思いをずっとさせています。春休みも金銭的な余裕がなく、どこにも連れて行く予定はありません。楽しい思い出を作ってあげたいです。」

  • 「長期休みも仕事の為、なかなか遊びにも連れて行けず、親子で楽しんだ思い出が少ないです。小学生になり、CM等でみかけるアニメの映画が見たいようですが、遠慮してか行きたいとはなかなか言ってこないので、こちらから誘ったら喜ぶと思います。一年生も終わりに近づき、何か思い出を作りたいです。がんばった一年のご褒美にできたら嬉しいです。」

【アンケート調査について】

  • 調査期間:2026年3月2日~3月9日

  • 調査方法:オンラインアンケート

    ※シェアシネマへの申し込み時に実施。

  • 調査目的:経済的困難を抱える子育て家庭の実態を把握し、必要な支援を明らかにすること。

  • 調査対象:児童扶養手当、就学援助、生活保護のいずれかを受給している世帯、またはそれに準ずるような経済状況で、18歳以下の子どものいる家庭

  • 回答数:3,104世帯

※1.過去の調査詳細:https://www.charity-santa.com/news/2025summer

■初の取り組み:サイネージで活動紹介

今回の実施では、協力映画館である全国36都道府県98劇場のイオンシネマにおいて、館内のデジタルサイネージでシェアシネマの取り組みを紹介しています。期間は春休みからゴールデンウィークにかけてで、映画館という場を通じて、経済的な事情により映画鑑賞の機会が限られている子どもの存在や、体験機会を支える活動について知ってもらうきっかけづくりを目指しています。

イオンシネマ劇場一覧:https://www.aeoncinema.com/theater/

【概要】

  • 期間:2026年3月18日〜5月10日

  • 映画館:全国36都道府県98劇場のイオンシネマ

■これまでに届いたシェアシネマ参加家庭からの声

「映画ということで、子どもと並んでゆっくり楽しむことができました。映画自体の面白さだけでなく、鑑賞後に感想を言い合ったり、数日経った後でも思い出として話題にのぼります。同じ作品を、今の年齢ならではの感受性で一緒に観る時間は、生涯にわたり大切な記憶になると思いました。」

観たい作品を選ぶところから息子と楽しい時間を過ごすことができました。普段はなかなかゆっくり会話をする時間がない中で、とても良い機会になりました。帰り道も感想を話しながら帰宅でき、親子で思い出に残る時間になりました。貴重な機会をありがとうございました。」

人生初めての映画館でした。幼い頃に恐竜が大好きだった事もありジュラシックワールドを大画面大迫力で見る事が出来ました。しかもドリンクとポップコーンつきに大興奮、大喜びの息子でした。
何を見るか迷う時間も凄く凄く楽しそうでワクワクしている様子が伝わってくる程でした。周りのお子さん達が夏休み中に鬼滅を見ていたらしく教室でそんな話題になった際に、自分ももう直ぐ行けるんだと劣等感を抱かず素直に話に参加できた様で、親としてはそんなに映画って見るものなんだと価値観の違いを目の当たりにショックでした。このタイミングで映画のチケットを頂けた事に感謝しかありません。」

※イオンシネマを運営するイオンエンターテイメントさまのご協力により、イオンシネマでの鑑賞を希望する家庭には「ドリンク&ポップコーン付の鑑賞チケット(一般:ドリンク付/小人:ドリンク&ポップコーン付)」をお届けしています。

※感想や写真は掲載許可をいただいたものを掲載しています。

■取材について

以下のような素材を提供可能です。

・ご家庭からの声や写真

・プロジェクト担当者からのコメント

など

ご家庭との取材調整のほか、各地の協力映画館では、サイネージ掲示の様子の撮影や取材も可能です。ご希望の場合はお気軽にチャリティーサンタまでご連絡ください。

■認定NPO法人チャリティーサンタとは

チャリティーサンタは「子ども達に愛された記憶を残すこと」をミッションに2008年に活動を開始。ボランティアがサンタクロースとなって家庭を訪問する「サンタ活動」をはじめ、全国の書店と連携して本を届ける「ブックサンタ」、誕生日ケーキを届ける「シェアケーキ」など、子どもたちの特別な体験を社会全体で支える活動を全国で展開しています。

団体HP:https://www.charity-santa.com/

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