河出書房新社発行の「文藝」2015年秋季号で全文発表、同年12月に単行本、2018年7月に文庫刊行。授賞式はアメリカ・カリフォルニア州で5月30日に開催。
河出書房新社のプレスリリース

村田沙耶香著『消滅世界』の英訳版 Vanishing World(訳:竹森ジニー/Grove Press)が、ローカス賞翻訳部門のファイナリストに選出されました。
2026年ローカス賞ファイナリスト:
https://locusmag.com/2026/04/2026-top-ten-finalists-for-locus-awards/
ローカス賞は1971年創設、アメリカの老舗SF専門誌「Locus」の読者投票によるSF・ファンタジーの文学賞です。英語圏で出版された作品を対象に、2026年現在、翻訳部門を含む17部門で選考が行われています。
これまで日本人作家が選出された例としては、2013年に『The Future is Japanese』(Haikasoru/邦訳は早川書房)がアンソロジー部門に選出され、同書には円城塔/小川一水/菊地秀行/飛浩隆/伊藤計劃(敬称略)の作品が収録されています。また2016年には『Hanzai Japan』(Haikasoru/邦訳なし)が同部門に選出、同書には藤野可織/林譲治/平山夢明/宮内悠介/桜坂洋/篠田節子(敬称略)の作品が収録されています。
村田沙耶香著『消滅世界』が選出された翻訳部門は、2026年に新設された部門です。受賞の暁には第一回翻訳部門受賞者となり、ローカス賞全部門において、単著での受賞は日本人初の快挙となります。
・村田沙耶香『消滅世界』作品紹介

本作は、2015年「文藝」秋季号で全文発表、同年12月に単行本化、2018年7月に文庫化されました。
作品の舞台は、人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……
刊行時から、「日本の未来を予言する圧倒的衝撃作」として、SNSやメディアで大きな注目を集めてきました。
・日本国内の部数
単行本/文庫/電子書籍累計:15万部突破(2026年4月20日現在)
・著者プロフィール

作家 村田沙耶香 Sayaka Murata
2003年「授乳」で第46回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。2009年『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞、2016年『コンビニ人間』で第155回芥川賞を受賞。代表作となる『コンビニ人間』は2016年の刊行以来44の国と地域で翻訳され、全世界累計250万部を突破。2025年に刊行された最新長編『世界99』は第78回野間文芸賞を受賞。同年4月に『消滅世界』英語版となる“Vanishing World”(竹森ジニー訳)がイギリス・アメリカで刊行され、話題となる。
・書誌情報

河出文庫『消滅世界』
著者:村田沙耶香
仕様:文庫判/288ページ
初版発売日:2018年7月6日
税込定価:693円(本体価格630円)
ISBN:9784309416212
出版社:河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309416212/
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