フランス・ロマン派の作曲家マスネの代表作に、テノールのスター歌手カストロノーヴォ、世界に躍進する脇園彩が登場
文化庁のプレスリリース

新国立劇場(東京都渋谷区)では5月24日(日)より珠玉の恋愛オペラ『ウェルテル』を上演します。多感な青年ウェルテルの叶わぬ恋、そして憧れと絶望を文豪ゲーテが描いた『若きウェルテルの悩み』が、マスネならではの色彩豊かな音楽でオペラ化された珠玉のフランス・オペラ。ウェルテル役には、世界随一のスター・テノール、チャールズ・カストロノーヴォが待望の新国立劇場デビュー!シャルロットには、世界の著名歌劇場を席巻中の脇園彩が出演するというドリームキャストです。ゲーテの原作の世界を具現化したような美しい舞台も圧巻で、冒頭では自然の繊細な美しさ、終幕では逃れようのない閉塞感の中で愛の苦悩が語られ、観る者の心を揺さぶります。
愛の歓び、そして痛み 詩人ウェルテルの美しくも叶わぬ恋の物語

多感な青年ウェルテルとシャルロットの成就することのない恋を描く文豪ゲーテの傑作にして、”ウェルテル効果”といわれた社会現象を引き起こしたほどの大人気小説『若きウェルテルの悩み』が、フランス・ロマン派の作曲家マスネの瑞々しい音楽でオペラ化された『ウェルテル』。シャルロットの「手紙の歌」、ウェルテルの「オシアンの詩(春風よ、なぜ目を覚まさせるのか)」など、ガラ・コンサートなどで独立して歌われることも多いドラマティックなアリアも魅力。フランス・オペラの代名詞と言える作曲家マスネの中でも、『マノン』と並び世界的に上演の多い人気オペラです。 ニコラ・ジョエルの演出は、ゲーテの原作の世界を具現化したような美しい舞台と正統派のアプローチで評判となったもの。第1幕では自然の繊細な美しさが、終幕では逃れようのない閉塞感が観る者の心を揺さぶります。

カストロノーヴォ、脇園彩が夢の共演!最高峰の歌手陣による『ウェルテル』


注目のタイトルロール・ウェルテルには、リリック・テノールの世界的スター、チャールズ・カストロノーヴォが待望の新国立劇場デビュー。情熱的で甘やかなパフォーマンスでメトロポリタン歌劇場など世界中の観客を魅了しているスターの登場です。
愛と規範の狭間で苦悩するシャルロットには、昨年ミラノ・スカラ座で『チェネレントラ』に主演、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」でも話題となった脇園彩が出演。ベルカントからドラマティックな役へとレパートリーを拡げ、その勢いと成熟が世界的に話題となっている今、注力しているというフランス・オペラを東京のファンの前で歌う貴重な機会です。
シャルロットの夫アルベールには国内きってのスケールのバリトン須藤慎吾、シャルロットの妹ソフィーには、イタリアと日本で大躍進中の注目のソプラノ砂田愛梨が出演します。指揮には『エフゲニー・オネーギン』『椿姫』の繊細なアプローチで共感を呼んだ熟練のオペラ指揮者アンドリー・ユルケヴィチが登場します。

<インタビュー> 『ウェルテル』シャルロット役 脇園彩
美しく繊細にして荘厳、圧巻の舞台美術

巨匠ニコラ・ジョエル演出版は、美しく写実的な舞台美術が大きな見どころ。ウェルテルの心情に寄り添い、彼が自然を称える冒頭シーンでは18世紀ドイツ・ヴェツラーの町の荘厳で禁欲的な建築の狭間に大樹を投影。舞台美術の色彩上にプロジェクションを重ねて投影し、重厚な建物と輝かしい新緑の対比の美しさ、繊細にゆらめく木漏れ日に劇場じゅうが包まれるような効果が、観客をあっと驚かせます。
幕が進むにつれ、初夏から雪の舞うクリスマスへと季節の移ろいを描写すると共に、舞台は徐々に閉塞的になります。苦悩するシャルロットの息詰まるような部屋に続いて、最終幕では天井まで及ぶ書棚に覆われたウェルテルの書斎が彼の最期の場となります。


伝統的でありながら格調高く洗練された美術は、ロマン主義的な自然や自由、美への憧れと社会との葛藤を雄弁に対比し、感動を呼びます。美術や映像に興味のある方にもぜひ観ていただきたい舞台です。
<「ウェルテル」あらすじ>

若き詩人ウェルテルは、シャルロットに恋心を抱くが、彼女に婚約者がいることを知り絶望する。数か月後、アルベールと結婚したシャルロットに、ウェルテルは再び愛を告白するが、シャルロットは彼に街を去るように言う。クリスマス・イブの夜、ウェルテルからの手紙に心乱れるシャルロットの前にウェルテル本人が現れ、激しく求愛し彼女を抱きしめる。やっとの思いでシャルロットは抱擁を逃れ、永遠の別れを告げる。絶望したウェルテルは自ら命を絶つ。
新国立劇場オペラ「ウェルテル」ダイジェスト映像
新国立劇場2025/2026シーズンオペラ 『ウェルテル』
【公演日程】
2026年5月24日(日)14:00/26日(火)14:00/28日(木)18:00/30日(土)14:00
【会場】新国立劇場オペラパレス
【スタッフ・出演】指揮:アンドリー・ユルケヴィチ/演出:ニコラ・ジョエル/美術:エマニュエル・ファーヴル/出演:チャールズ・カストロノーヴォ、脇園 彩、須藤慎吾、砂田愛梨、伊藤貴之、村上公太、駒田敏章、水野 優、肥沼諒子/合唱:新国立劇場合唱団/児童合唱:世田谷ジュニア合唱団/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
【チケット料金】 S:26,400円 ・ A:22,000円 ・ B:15,400円 ・ C:9,900円 ・ D:6,600円・ Z(当日のみ):1,650円
【チケットのお求め】新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
WEBボックスオフィス https://nntt.pia.jp/
※WEBボックスオフィスで学生(5%)、ジュニア(20%)、高齢者(5%)割引チケットもお取り扱い中。
※新国メンバーズに登録すると、25歳/39歳以下の方はS・A席5,000円/11,000円の優待チケットをお求めいただけます。
https://www.nntt.jac.go.jp/ticket/youth-members/
※新国立劇場当日券は、学生の方は50%割引となります(D席・Z席除く)。ボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。
公演およびチケットの詳細については、新国立劇場ウェブサイトをご覧ください。
公演情報WEBサイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/werther/
新国立劇場について

新国立劇場は、日本唯一の現代舞台芸術のための国立劇場として、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の公演の制作・上演や、芸術家の研修等の事業を行っています。オペラ部門は2018年9月より世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1 https://www.nntt.jac.go.jp/



