毒殺、謀殺、決闘、反乱、王位剥奪……シェイクスピアはなぜ、これほどまでに事件を描いたのか?石井美樹子訳『リア王』が、豪華キャストで今秋舞台化も決定!
河出書房新社のプレスリリース
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、石井美樹子著『陰謀と犯罪のシェイクスピア 「真訳シェイクスピア」講義』(税込定価2,970円)を、2026年5月26日に発売します。
「生きるか、死ぬか」は誤訳だ!
だいぶ刺激的な一文から始まる本書は、シェイクスピア作品の新たな楽しみ方を提案する一冊です。
著者は、英国史研究の第一人者・石井美樹子さん。
本書では、四大悲劇『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』、そして『冬物語』『リチャード二世』『ロミオとジュリエット』、計七作品の原文を正確に読み解き、作品の背景にある史実の事件はなぜ起きたのか、それらをシェイクスピアはいかに作品に昇華させたのか、スリリングに解説します。
蜷川幸雄氏から「新しい見解を発信する勇気を失わないように」と激励を受け続けたという石井さん。毒殺、謀殺、決闘、反乱、王位剥奪……シェイクスピアはなぜ、これほどまでに事件を描いたのか?本書はシェイクスピアが生きた時代と作品の本質をいきいきと蘇えらせ、「そんな話だったのか!」と驚く発見も満載です。
シェイクスピア好きはもちろん、演劇や世界史を愛する人にもおすすめの『陰謀と犯罪のシェイクスピア』に、ぜひご注目ください!
●石井美樹子訳『リア王』が、豪華キャストで今秋舞台化!
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シェイクスピア×中村芝翫、三度目の幕が上がる――
豪華キャストを迎え、四大悲劇の最高峰『リア王』に挑む!
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シェイクスピア四大悲劇の中で最高峰と称される『リア王』。
老いた王が娘たちの愛を言葉で量ろうとしたことから始まる、人間の根源に迫る作品です。
親と子、老いと孤独、愛と理解
――その関係が崩れていく過程を通して、普遍的な問いを静かに、しかし厳しく観客に突きつけます。
開場101年目となる新橋演舞場のスケール感を生かしつつ、シェイクスピアが描く自然と対峙するリア王の姿を、巡る日本の四季の記憶と共に、「わたしたちの物語」としてお届けします。
(松竹ホームページより転載)
劇場:新橋演舞場
日程:2026年9月6日(日)~22日(火・祝)
詳細:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202609_enbujo/
●『陰謀と犯罪のシェイクスピア』もくじ
はじめに
第一章 ハムレットを探して
「生きるか、死ぬか」は誤訳だ!
ハムレットは急進的なプロテスタント
煉獄の亡霊
偽の王――王権はガートルードに!
芝居で王の良心を摑め
『テンペスト』におけるto be, or not to be
毒による死の饗宴
第二章 パトロンが毒殺される――『ハムレット』
禁断の毒殺
宗教戦争
シェイクスピアの父はカトリック
王位継承権保持者ダービー伯爵ファーディナンド
疑惑の的スタンリー家
ヘスケスとは何者か?
ダービー伯爵毒殺される!
魔女に呪い殺された?
セシルの陰謀?――兄殺し
ポローニアスのモデルはスパイの親玉セシル
壮大な鎮魂歌
気が狂うほど嫌っていた少年劇団
第三章 究極の「二枚舌」は誰だ?――『マクベス』
イエズス会の「二枚舌」
中世劇「地獄の征服」
英雄は試みに勝たねばならない
悪魔の二枚舌
マクダフ少年が告げる真実
「二枚舌についての論考」
裏切られた期待
「テロリスト」たちの肖像
存在しないトンネル
セシルの陰謀?――匿名の手紙
大事件の鍵を握る手紙
第四章 デズデモーナの白いハンカチ――『オセロー』
オセローの法螺(ほら)話
聖母マリアの白いハンカチ
苺の模様
「そんなもの、放っておけ」
嫉妬について
ハンカチはいつ考案されたか――テニス・コート事件
アフリカ部族の結婚の風習――血染めのハンカチ
名誉殺人
難解な真実を、シンボルを通して理解する
バーバリー大使
第五章 仰天! 王妃の裁判――『冬物語』
前代未聞の王妃の処刑
嫉妬深い夫がいるのはイタリアだけ
ハーマイオニとキャサリン・オブ・アラゴン
ハーマイオニとアン・ブーリン
白い手のハーマイオニ
経済格差
大航海時代の地理学熱
種の融合による平和――結婚祝歌
第六章 エセックス伯爵の反乱とグローブ座に迫る魔の手――『リチャード二世』
削除された退位の場
退位の場
ほかにもある危険と見なされる箇所
慢心する寵臣
退位の正当性
女王の強靱な精神性
第七章 サウサンプトン伯爵家の殺人事件――『ロミオとジュリエット』
伯爵家の殺人事件
逃亡者
恋愛は命がけ――サウサンプトン伯爵の結婚
幕開きの喧嘩は悲劇の序曲
ロミオは運命の慰みもの
頓挫するローレンス神父の計画
セシルの狙い
第八章 最後の宮廷道化――『リア王』
現代日本社会の映し絵
イギリスの伝統的な宮廷道化の衣装
スコットランドの宮廷道化現る!
まだら服は宮廷道化の記章
道化の鶏冠帽
嵐の場――裸のリア
抉られる眼窩
寄稿 逍遥の「世に在る、世に在らぬ」は日本演劇界の至宝 今井 俊
註
●著者 石井美樹子 Mikiko Ishii
ケンブリッジ大学専任講師を経て、神奈川大学名誉教授。イギリス史を中心に執筆・翻訳活動を行っている。著書多数。訳書に『真訳シェイクスピア四大悲劇』『真訳シェイクスピア傑作選』などがある。
●新刊情報
書名:陰謀と犯罪のシェイクスピア 「真訳シェイクスピア」講義
著者:石井美樹子
仕様:四六判/並製/240ページ
発売⽇:2026年5月26日
税込定価:2,970円(本体2,700円)
ISBN:978-4-309-20947-0
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209470/
※電子書籍の発売予定はありません。
●好評既刊
『真訳シェイクスピア四大悲劇 ハムレット・オセロー・リア王・マクベス』
ウィリアム・シェイクスピア 石井美樹子訳
詳細:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309208299/
『真訳 シェイクスピア傑作選 ロミオとジュリエット・夏の夜の夢・お気に召すまま・十二夜・冬物語・テンペスト』
ウィリアム・シェイクスピア 石井美樹子訳