《ローザス、京都初公演》この地球に、まだ四季はあるのかヴィヴァルディ《四季》への応答──気候変動の時代にローザスが放つ、自然と音楽への静かなる問いかけ
公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団のプレスリリース

2025年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した世界的振付家アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルと、気鋭の振付家ラドワン・ムリジガが、ヴィヴァルディ《四季》を起点に創作した本作は、2024年に発表されてから〈ローザス〉の人気作です。その待望の日本初上陸、かつ京都で初のローザス公演です。
緻密な音楽分析をもとにミニマルな振付を構築し、コンテンポラリーダンスの先駆者としてダンスの領域をひろげてきたケースマイケルと、モロッコ出身で、沈黙のなかの微細な感覚を辿り振付へ昇華する作品を多数手掛けてきたムリジガ。
今回のふたりの創作の出発点となったのは、バロック・ヴァイオリンの名手かつ、ローザスと長年コラボレーションをしてきたアマンディーヌ・ベイエと、彼女主宰のアンサンブル〈リ・インコーニティ〉が演奏した、クラシックの名曲、ヴィヴァルディの《四季》。
300年前、ヴィヴァルディがその時代への応答として生みだしたこの曲は、気候変動問題が喫緊のものとなり、人間と自然環境との関係がますます悪化してきた現代を生きるわたしたちに、より切実なものとして響きます。また、四季のうつろいに美学をたちあげ、文化を編んできた日本での今作の上演は、特別な意味をもつことでしょう。
鳥のさえずりや農業の営み、草木のそよぎや川のせせらぎ、夏や嵐、狩猟、冬の凍てつく寒さ――全四楽章、各楽曲三楽章の構成で描かれたヴィヴァルディの《四季》は、原曲タイトルに『和声と創意の試み』とあるように、かろやかに旋回する音形が、長調と単調のビビットな対比のなかで織りなされていきます。
その音と踊る4人のダンサーの動きは、ブレイクダンスのボキャブラリーからの着想も加わる、跳躍、旋回、回転となり、天体の軌道や生命の循環とも照応していきます。作中終盤に流れる印象的な詩「We, the salvage」は、マルチメディアアーティスト、作家、映像作家のアスマー・ジャマが本作のために書き下ろした、本作が発する問いの象徴となるものです。「救出」という意味ももつ「salvage」とはなにか。この地球に四季はまだあるのか。京都では初となる、記念すべき<ローザス×アトラファイブ>による、時代を問う話題作にどうぞご期待ください。
“何気なく、しかし知的に構築される、90分間のダンスの幾何学”★★★★
(英/フィナンシャル・タイムズ紙)
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公演情報
アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、ラドワン・ムリジガ
ローザス、アトラファイブ
『和声と創意の試み/Il Cimento dell’Armonia e dell’Inventione』
日時:2026 年 6月 27 日(土)19:00、6月 28 日(日)14:00
上演時間: 約 90 分(休憩なし)
会場:ロームシアター京都 サウスホール
振付:アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、ラドワン・ムリジガ
共同創作・出演:ボシュチャン・アントニッチ、ナシーム・バダグ、ラヴ・クルンチェヴィッチ、ホセ・パウロ・ドス・サントス
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ 《四季》
録音:アマンディーヌ・ベイエ、リ・インコーニティ Alpha Classics / Outhere Music(2015)
音楽分析:アマンディーヌ・ベイエ
詩:アスマー・ジャマ「We, the salvage」、アントニオ・ヴィヴァルディ「Le quattro stagioni」
世界初演:2024年5月11日 ローザス・パフォーマンス・スペース(ブリュッセル)
共同初演:ド・ミュント / ラ・モネ、カーイテアター、クンステンフェスティバル
チケット情報
料金(全席指定・税込)
一般 1階席 7,000円 / 会員特別価格 6,300円*
一般 2階席 5,000円
ユース(29歳以下) 3,000円、18歳以下 1,000円
※未就学児入場不可
※18歳以下およびユース(29歳以下)チケットは、公演当日、受付にて年齢が確認できる証明書(学生証、免許証等)をご提示ください。
※28(日)託児サービスあり(要事前予約)
※*会員:サポーター・パートナー制度(「鑑賞で応援!コース」)、京都コンサートホール・ロームシアター京都Club、京響友の会 https://rohmtheatrekyoto.jp/supporter/
チケット取扱 チケット発売中
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※要事前登録(無料)
・ロームシアター京都 チケットカウンター
TEL:075-746-3201
(窓口・電話とも10:00~17:00/年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり)
・京都コンサートホール チケットカウンター
TEL:075-711-3231
(窓口・電話とも10:00~17:00/第1・3月曜日休館日※休日の場合は翌日)
・チケットぴあ https://t.pia.jp/ 〈Pコード 540-226〉
・イープラス https://eplus.jp/
観劇サポート(要事前申込・定員あり)
・託児サービスについて
28(日)託児サービスがご利用いただけます。詳細・お申込は公演ページをご確認ください。
・車椅子でご来場のお客様へ
車椅子席をご希望の方、介助者同伴の方は、ロームシアター京都チケットカウンター
(075-746-3201)までご連絡ください。
・きこえない・きこえづらいお客様へ
ヒアリングループの専用受信機をご利用いただけます(専用受信機の無料貸出には台数の制限あり)。 座席位置に制限があるため、チケット購入前に、ロームシアター京都代表電話(075-771-6051)までお問合せください。
お問合せ
ロームシアター京都 チケットカウンター 075‐746-3201
クレジット
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
共同招聘:彩の国さいたま芸術劇場、愛知県芸術劇場
協力:東京新聞|後援:駐日ベルギー王国大使館
助成:ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)│独立行政法人日本芸術 文化振興会
他地域での上演
《埼玉公演》彩の国さいたま芸術劇場 大ホール 6月19日(金)~21日(日)
《愛知公演》アマノ芸術創造センター名古屋(名古屋市芸術創造センター) 6月24日(水)
ロームシアター京都10周年記念事業
記念事業実施期間:2025年10月31日~2026年12月31日
多彩な事業をお届けし、皆様とともに京都から「劇場文化」を育んできたロームシアター京都は、
2026年1月10日に10周年を迎えました。たくさんの「ありがとう」と、これからの「わくわく」を共有する特別なラインアップをどうぞお楽しみください。
詳細 https://rohmtheatrekyoto.jp/10th-anniversary/
プロフィール

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル Anne Teresa De Keersmaeker
[ダンサー・振付家]1960年生まれ。ブリュッセルのムードラおよびニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツでダンスを学んだ後、1980年に初の振付作品『アッシュ』を発表。2年後には『ファーズ~スティーヴ・ライヒの音楽による4つのムーブメント』を初演。1983年にはブリュッセルにてダンスカンパニー〈ローザス〉を設立し、『ローザス・ダンス・ローザス』を発表した。以降、ケースマイケルの創作は、ダンスと音楽の関係を厳格かつ多角的に探求することを基盤としている。1995年には、ブリュッセルのラ・モネ劇場と提携し、パフォーミング・アーツの教育機関P.A.R.T.S.を設立し、アーティストの育成にも力を入れている。
フィルム・ダンスの鮮烈な印象で話題になったローザスは、2000年代から日本各地で上演を続け、大きな反響を呼んだ。京都では今回が初の上演となる。
ラドワン・ムリジガ Radouan Mriziga
[ダンサー・振付家]
1985年モロッコ生まれ。マラケシュとチュニジアでダンスを学んだ後、P.A.R.T.S.にて研鑽を積み、2012年に卒業。その後、〈ローザス〉『ツァイトゥング』の再構築プロジェクトなど、国際的振付家の作品に参加し経験を重ねる。2014年より本格的に自身の創作活動を開始し、ソロ作品『55』、グループ作品『3600』『7』などを発表。ブリュッセルのカーイテアターや、アントワープのデ・シンゲルのレジデンス・アーティストを務め、『Atlas』『Libya』『Akal』ほか、注目作を次々と発表している。2019〈アトラファイブ〉設立。ケースマイケルとは2020年の『3IRD5 @ W9RK』に続く協働となる。
アマンディーヌ・ベイエ Amandine Beyer
[ヴァイオリニスト]
パリ国立高等音楽院とスイスのバーゼル・スコラ・カントルムでヴァイオリンを学ぶ。2001年、トリノで開催されたアントニオ・ヴィヴァルディ国際コンクールで第1位を獲得。2006年にアンサンブル〈リ・インコーニティ〉を設立、2015年に古楽器のみを使用する弦楽四重奏団〈キットガット・カルテット〉を結成。ソロや、リ・インコーニティとの共演による録音は批評家から高く評価され、ディアパソン・ドールなどの数々の賞を受賞。20l0年よりバーゼル・スコラ・カントルムにてヴァイオリン教授を務める。アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルとは、2013年『PARTITA 2』、2019年パリ・オペラ座でのバッハ「ブランデンブルク協奏曲」全曲の振付などでコラボレーションを行っている。
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