千早茜、初の映像化!『男ともだち』映画化決定!

株式会社文藝春秋のプレスリリース

株式会社文藝春秋から発売中の、直木賞作家・千早茜さんによる文春文庫『男ともだち』が、実写映画化されることが決定しました。本作は、2014年刊行当初から大きな反響を呼び、直木賞候補にもなりました。映画の詳細は近日解禁の続報をお待ちください。

文春文庫『男ともだち』

■内容

29歳のイラストレーター神名葵は、関係の冷めた恋人と同棲しながらも、身勝手な愛人との逢瀬を重ねている。仕事は順調ながら、ほんとうに描きたかったことはなんだったかを見失っている気がしてならない。迷いのなかにあった神名のもとへ、ある日かかってきた一本の電話は、かつての男ともだち・ハセオからのものだった。 お互い常に恋人がいながらも決して離れることがなかった大学時代。誰よりも理解し合いながら、決して愛し合わない。そんな関係だった二人が7年ぶりに再会したとき、停滞していた神名の生活に変化が訪れる──。

■千早茜さん(著者)コメント

 映画化の話をいただき、まっさきに考えたのは、この作品を大切に思ってくれている読者のみなさんのことでした。

 私自身、とても好きな小説が映像化すると知ったとき、複雑な気持ちになった経験があります。

 特に、今回は私の著作初の映画化なので、まずは私の言葉でお伝えしたいと思いました。

 この文章を書いている現在、私はまだ完成した映画を観てはいません。とはいえ、脚本は何度も確認させてもらい、撮影現場にも招いていただきました。映画の世界を作る現場の方々や監督のこだわりには感動しました。そして、まだお知らせはできませんが、私の敬愛する表現者の方もかかわってくれています。

 文字だけだった私の物語が、たくさんの人たちの手で知らなかったかたちになっていくことを、私自身はポジティブに捉えています。でも、読者のみなさん全員がそうであって欲しいとは言いません。自由に受け止めて欲しいと思います。

 ただ、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

 映像化したからといって、あなたの中の神名やハセオが変わることはありません。あなたの中の神名やハセオは、あなただけのものです。私の中の彼らも変わりません。

 その上で、私は新しい神名とハセオに会えることを楽しみにしています。

■著者プロフィール

千早茜(ちはや あかね)

1979年、北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。2008年、第21回小説すばる新人賞を受賞した『魚神』(「魚」から改題)でデビュー。09年、同作にて第37回泉鏡花文学賞、13年『あとかた』で

第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞。他の小説に『男ともだち』『正しい女たち』『神様の暇つぶし』『西洋菓子店プティ・フール』『ガーデン』『ひきなみ』『赤い月の香り』『マリエ』『雷と走る』『燻る骨の香り』など、エッセイに『わるい食べもの』シリーズ、共著に『犬も食わない』(共著者・尾崎世界観)、『胃が合うふたり』(共著者・新井見枝香)、『眠れない夜のために』(共著者・西淑)などがある。

撮影:文藝春秋

■書誌情報

書 名:『男ともだち』

著 者:千早茜

判 型:文庫判

発 売:2017年3月10日

定価・価格:紙版・825円(税込) 電子版・744円(税込)

ISBN:978-4-16-790807-2

書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167908072

今、あなたにオススメ