特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパンのプレスリリース
特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(東京都杉並区、事務局長:武田勝彦)が加盟する国際ネットワーク「チャイルド・ファンド・アライアンス」のメンバーである、イタリアのチャイルド・ファンド(WeWorld)が制作したドキュメンタリー映画『Everyday in Gaza』が、イタリアのアカデミー賞とも言われる「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(David di Donatello)」のショートフィルム部門において、最優秀賞を受賞しました。
■ 爆撃の中でカメラを回し続けた現地スタッフ。17分の映像が伝える人々の尊厳とレジリエンス
本作は、終わりなき武力衝突と封鎖によって極限の精神状態に置かれているパレスチナ・ガザ地区の日常を、ナレーションを一切排した映像で捉えた短編ドキュメンタリーです。過酷な環境下で生きる、とある家族「ファラ家」の日々の営みと、教育を失った子どもたちのケアに奔走する女性「ワファ」の姿を通し、不条理な現実のなかでも失われない人間の尊厳と力強さを鮮明に描き出しています。
「天井のない監獄」とも呼ばれるパレスチナ・ガザ地区は、外部との出入りが著しく制限されています。この映画の映像も、外部の人間が撮影したものではなく、ガザ地区でまさに爆撃の恐怖と隣り合わせで生きている現地のスタッフによるものです。監督であるオマル・ラマル氏は、遠隔でその指揮を執りました。
「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(David di Donatello)」のショートフィルム部門最優秀賞を受賞した本作品は、YouTubeで無料で一般公開されています。ガザ地区の現実と、そこで生きる人々の力強さをぜひご覧ください。
英語版 https://youtu.be/L_Tnj2H0_fY
イタリア語版 https://youtu.be/KaGmqM344wc
■ 50万人以上が飢餓状態に瀕するガザの現状と、チャイルド・ファンドの緊急支援
パレスチナ・ガザ地区は、2023年10月の衝突開始から2年半以上が経過した現在もなお、深刻な人道危機の中にあります。190万人の市民が避難生活を余儀なくされているほか、全人口の4分の1にあたる50万人以上が飢餓状態にあります。爆撃や餓死によって7万人以上の人々が命を落としており、まさに「未曾有の大惨事」が現在進行形で続いています。
このような極限状態のなか、チャイルド・ファンドは、現地のボランティアとも密接に連携し、子どもたちとその家族の命を繋ぐ活動を続けています。これまでに40万人以上の人々に安全な水を提供したほか、衛生キットの配布や衛生のワークショップを実施。現在は、教育の機会を奪われた子どもたちのために仮設の学習スペースを拡充し、安心して学べる場所の提供と、深刻なトラウマを抱える子どもたちの「心のケア(心理的サポート)」にも注力しています。
紛争が長期化する中、支援に必要な資金は大きく不足しています。チャイルド・ファンドでは、支援活動を支えるご寄付を受け付けています。ガザ地区の子どもたちと家族を救うため、皆さまのお力をお貸しください。
パレスチナ・ガザ緊急支援特設ページ
https://www.childfund.or.jp/activities/emergency/gaza
~チャイルド・ファンド・ジャパンとは~
1975年より、開発途上国や紛争・災害地域の子どもの健やかな成長、家族と地域の自立を目指した活動を行う国際協力NGO。フィリピン、ネパール、スリランカを中心に、スポンサーシップ・プログラム(現地の子どもとの手紙のやりとりなどで成長を見守りながら支援するプログラム)などを通して、子どもたちを支援し続けている。また、10ヵ国のチャイルド・ファンドのメンバー団体で連携し、ウクライナやパレスチナ・ガザ地区を含む、世界68ヵ国、3,600万人の人々へ支援を届けている。
SDGsの目標1、3、4、5、16の達成につながる活動を行い、特に、目標16.2「子どもへの暴力をなくす」の達成に向けて、啓発・アドボカシー活動を通して「子どもの保護」の活動に力を入れている。