変わりゆく流山の“森と街の記憶”を未来へ。作曲家・足立美緒、立体音響サウンドインスタレーション『音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶』の音源リリース&アーカイブブック制作プロジェクトを始動。

6月10日(水)よりクラウドファンディング開始!6月19日(金)〜21日(日)は国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2026」にて立体音響作品を先行展示。

足立美緒 / 作曲家・サウンドデザイナーのプレスリリース

足立美緒 / 作曲家・サウンドデザイナー(東京都)は、2023年にスターツおおたかの森ホール(千葉県流山市)で展示した立体音響インスタレーション作品『音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶』のリリース音源化、およびリサーチ記録をまとめたアーカイブブックの制作プロジェクトを行います。これに伴い、2026年6月10日(水)から8月12日(水)まで、クラウドファンディングサイト「MotionGallery」にて制作費の支援を募るプロジェクトを実施いたします。

※本作品リリースより新たに肩書きに「サウンドアーティスト」を追加して活動します。

 プロジェクトの背景/一期一会の「流山の音風景」を記録する

「都心から一番近い森のまち」として豊かな自然を残す一方、子育ての街として注目を集め、都市開発が進む千葉県流山市。足立美緒は2023年、8日間のべ30時間以上にわたり流山各地の森や街でフィールドレコーディングを行い、その変化の中にある音風景を立体音響システムによって体感する二つのサウンドインスタレーション作品から構成される『音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶』を展示しました。

展示から2年半が経過した2026年春、足立は再び流山の地を訪れ、リサーチとフィールドレコーディングを行いました。本プロジェクトは、2023年の展示音源とパフォーマンスのライブ録音に加え、2026年の新録音を合わせた「変わりゆく土地の風景の音の記録」を行う試みです。

※「音場(OTOBA)」とは

スターツおおたかの森ホール(千葉県流山市)で2023年に展開した「音を聴くための場」を創造するアートプロジェクト。

平日の公共ホールの利活用や空間の特性を活かす試みとして、公共空間に通じるホワイエで周囲に音を響かせずに深い没入感を生み出す「音の森林浴(音浴)」という新しいコンセプトを提唱しています。今回リリースする足立美緒によるインスタレーション作品『音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶』はそのイベント形態としての実践であり、今後はホールに留まらず、社会の様々な環境や空間を豊かに利活用するシリーズとして展開を目指しています。

『音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶』《音の森 – 隣る・隔たる・交差する》展示の様子。(2023年11月スターツおおたかの森ホールにて)

 

立体音響作品のアーカイブに対する挑戦

 本プロジェクトでは、オリジナル展示の臨場感・没入感を再現する「8chキューブ(マルチチャンネル)」データと、どなたでも手持ちのヘッドホン・イヤホンで目の前に風景が広がるような没入感を体験できる立体音響規格「HPL(バイノーラル・2ch)」の二つの形式で音源をリリースします。まだアーカイブ方法が確立されていないマルチチャンネル立体音響作品の保存と流通を試みます。

同時に、足立自身が収録地を歩き撮影した風景写真や、リサーチのドキュメントを収めた全60ページを超える「アーカイブブック」として書籍化。音とビジュアルの双方から土地の風景を追体験できます。

アーカイブブック表紙イメージ。完成品は1種類になります。レイアウトや色、質感、厚みなどが異なる場合があります。

 

アーカイブブック写真ページイメージ。内容やレイアウトは完成品と異なる場合があります。

アーティストの持続可能な活動を目指すクラウドファンディング

現在の音楽やアート業界において、アーティストが実験的な活動を継続することには多くの経済的な課題があります。 そのため、一般販売に先立ち支援を募るクラウドファンディングを実施いたします。先に制作費をまかなうことで、一般発売時にはできる限り多くの方に手に取っていただける適正価格での提供を可能にし、地域文化の記録と立体音響の普及に貢献することを目指します。

■ リリース内容

★3種類の音源(HPL+8chキューブ)

(1)《音の森 – 隣る・隔たる・交差する》

流山でのフィールドレコーディングに音楽要素を加えて構築した、「森や街の音を聴く」ための四つの音楽。今回16chの展示音源を8chキューブにリミックス。

(2)《そして木となり、鳥となり、川となり、街となる》フィールドレコーディング

ホワイエ3箇所でフィールドレコーディングが展示の一日を通して徐々に推移するインスタレーション。その展示音源と初公開となる2026年春の新録音より、30トラック以上を厳選。

(3)《森に話しかけるための音楽》《森に/と/を営む》

インスタレーション《そして木となり、鳥となり、川となり、街となる》内で行なったパフォーマンスのライブレコーディング。

演奏:大町和海 (ピアノ)《森に話しかけるための音楽》/清田裕美子(龍笛・明珍火箸・楽琵琶)

★音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶 アーカイブブック2023-2026

足立美緒が撮影したフィールドレコーディング収録地の風景写真と、リサーチのドキュメントを収録。2026年に再び流山を訪れた際のドキュメントも書き下ろし。 

一般発売は、2026年8月以降、主要ストリーミングサービス(『音の森 – 隣る・隔たる・交差する』のみ)ほか、各種サイトにて順次開始します。

■ クラウドファンディング プロジェクト概要

プロジェクト名: 変わりゆく土地の風景を記録した立体音響作品の音源&アーカイブブックをリリースしたい

プラットフォーム: MotionGallery(モーションギャラリー)

実施期間: 2026年6月10日(水)〜 8月12日(水)

目標金額: 35万円(主にアーカイブブックのデザイン・印刷費に充当)

プロジェクトURL: https://motion-gallery.net/projects/otoba-book

主なリターン(特典):リリース予定の音源(3種類)、アーカイブブック、支援者限定の記事、アーカイブブックへの支援者氏名掲載 ほか

■ 先行体験イベント情報/国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2026」に出展

クラウドファンディング期間中、いち早く本作の立体音響サウンドを特別なバージョンで体験できます。

イベント名: OTOTEN2026

日時: 2026年6月19日(金)〜6月21日(日)

会場: 東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3丁目5-1)

ブース: 株式会社アコースティックフィールド

展示作品: 《音の森 – 隣る・隔たる・交差する》(OTOTEN2026特別バージョン)

事前登録・詳細(OTOTEN2026公式サイト):https://www.jas-audio.or.jp/audiofair/

『音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶』サウンドコレクション・アーカイブブック2023-2026クレジット(予定、2026年6月10日現在)

音楽・フィールドレコーディング:足立美緒
フィールドレコーディング:久保二朗(株式会社アコースティックフィールド)
ピアノ録音・フィールドレコーディングアシスタント:高柳欽也
龍笛・鞨鼓・明珍火箸・楽琵琶:清田裕美子
ピアノ:大町和海
音源提供:越山布美佳(口笛)、野川菜つみ(打楽器)
音源協力:音・音
パフォーマンス録音・ミキシング・マスタリング・撮影(展示):飯村大貴
撮影(展示):葦澤伸太郎(株式会社ラプソディ)

音場(OTOBA)コンセプター:筒井秀夫(凹まない企画事務所)

協力:
株式会社アコースティックフィールド
凹まない企画事務所
斉藤裕 (NPOさとやま)
流鉄株式会社
株式会社ラプソディ

アーカイブブックデザイン:石原朋香

クラウドファンディングプロモーションムービー

『音場(OTOBA)~都心から一番近い森の記憶』(2023)展示ダイジェスト映像

足立 美緒(あだち みお)プロフィール

作曲家・サウンドデザイナー・サウンドアーティスト。1993年生まれ。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科首席卒業、同大学院修士課程修了。短編アニメーション、CM、ゲーム、ダンス作品などの音楽を制作する一方、立体音響のサウンドインスタレーションや日本伝統楽器のための作品も数多く手がける。近作に「ディオール バンブー パビリオン」内音楽制作(犬養奏、Marty Hicksと共同名義)や、ヤマハミュージック 横浜みなとみらい「Music Canvas Show 《胡蝶の夢》~生命の森~」環境音制作等。2023年『想像、そしてダンス』リリース。雅楽・邦楽・作曲グループ「音・音(おんおん)」主宰。

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