【新国立劇場】6月29日(月)いよいよ開幕!一瞬も見逃せない緊迫感漲る舞台!20世紀オペラの傑作『エレクトラ』

注目の演出家ヨハネス・エラート×大野和士のもと、アイレ・アッソーニ、藤村実穂子、エギルス・シリンスら精鋭キャストが集結

文化庁のプレスリリース

新国立劇場(東京都渋谷区)ではリヒャルト・シュトラウスの傑作オペラ『エレクトラ』を新制作します。血塗られた家系アトレウス家の娘エレクトラが復讐の情念に燃え、悲願を果たした末に命を落とす凄惨なギリシャ悲劇『エレクトラ』を、リヒャルト・シュトラウスがホフマンスタールと組んでオペラ化。オペラ史上最大規模のオーケストラとドラマティックなソプラノに支配された音楽が、悲嘆、憎悪、不安、恐怖、歓喜、恍惚とめまぐるしい感情の奔流を緊迫感の中で伝え、一瞬たりとも隙のない圧倒的体験をもたらします。大野和士指揮、その音楽的感性が絶賛されるヨハネス・エラート演出による新制作で登場します。

魂が抉られる極限の叫び―シュトラウスが彫琢するギリシャ悲劇

父アガメムノンを殺した母への復讐の情念に取り憑かれ、ただその悲願の成就のみを生きるよすがとして過ごすエレクトラ。やがて弟オレストの帰還によって運命の復讐が果たされる――。ソフォクレスのギリシャ悲劇をもとに、リヒャルト・シュトラウスがホフマンスタールと組んで作曲したオペラ『エレクトラ』は、一幕に凝縮された対話でエレクトラの悲願と情念を描き出す、20世紀オペラ屈指の傑作です。オペラ史上最大規模ともいわれる重厚なオーケストラと、ドラマティックなソプラノに導かれる圧倒的な音楽が、憎悪、恐怖、緊迫、歓喜、そして恍惚へと至るめまぐるしい感情の奔流を鮮烈に描き出します。最初の一音から幕切れまで一瞬たりとも見逃せない、緊迫感漲るオペラ『エレクトラ』にご期待ください。

注目の演出家エラート×大野和士のもと、アッソーニ、藤村、シリンスら精鋭キャスト集結

ヨハネス・エラート(演出)
大野和士(指揮)

演出を手掛けるのは、新国立劇場初登場となるヨハネス・エラート。その音楽的感性が絶賛され、ペーザロのロッシーニ・フェスティバル『エルミオーネ』(24年)はイタリアで最も権威あるアッビアーティ賞に輝き、25年にはベルリン州立歌劇場『Fin de Partie(エンドゲーム)』などの成果によりインターナショナル・オペラアワードにノミネートされた、今オペラ界注目の演出家です。フランクフルト歌劇場で大野和士指揮により世界初演された『Der Mieter(借家人)』(17年)でも話題を巻き起こしており、今回再び大野和士とタッグを組むこととなります。圧倒的な音楽が導くエレクトラの苛烈な情念と共に、女性3役(エレクトラ、クリテムネストラ、クリソテミス)が三面鏡のように映し続ける不安や強迫観念にも注目するという、エラート演出にご期待ください。

エレクトラは、この役を近年立て続けに歌い、欧州各地でセンセーションを巻き起こしているアイレ・アッソーニ。エレクトラと対峙する母クリテムネストラには世界最高峰のメゾソプラノ藤村実穂子、弟オレストにワーグナー歌手として名を馳せるエギルス・シリンス、妹クリソテミスにはニュアンス豊かな輝かしい美声の持ち主ヘドヴィグ・ハウゲルドが出演する盤石の顔合わせです。指揮は大野和士芸術監督自らが当たります。

左上より大野和士、J.エラート、藤村実穂子、A.アッソーニ、H.ハウゲルド、工藤和真、E.シリンス、森谷真理

【NEW】オペラ『エレクトラ』リハーサル開始!演出コンセプト説明会レポート

https://www.nntt.jac.go.jp/opera/news/detail/6_031729.html

【インタビュー】『エレクトラ』演出 ヨハネス・エラート

https://www.nntt.jac.go.jp/opera/news/detail/6_031500.html

比類なき表現者アイレ・アッソーニ登場! 新時代のエレクトラ歌いが“歓喜の瞬間”を呼ぶ!

アイレ・アッソーニ

難役エレクトラを歌うのは、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスをレパートリーにドイツを中心に活躍中で、23年夏にはバイロイト音楽祭へもデビューしたドラマティック・ソプラノ、アイレ・アッソーニ。23年3月、「フランクフルト・エレクトラ」とセンセーションを起こしたフランクフルト歌劇場公演(セバスティアン・ヴァイグレ指揮、クラウス・グート演出による新制作公演)をはじめ、近年立て続けに各地でエレクトラを歌って熱狂を呼び、その声楽技巧と圧巻の表現力により、「エレクトラの神髄」(Thüringer Allgemeine紙)、「至高の舞台女優」(BRクラシック)、「エレクトラのありきたりなイメージはすべてこの瞬間に消え去る」(Frankfurter Allgemeine紙)、「アッソーニの大勝利」(ヘッセン放送)と激賞されている逸材です。

今最も注目される“新時代のエレクトラ歌い”アッソーニ登場は、まさに見逃せない、全ての音楽ファン必見の瞬間です。

アイレ・アッソーニ『エレクトラ』関連プレスレビューより

フランクフルト歌劇場『エレクトラ』(2023年3月)

「アイレ・アッソーニの壮大で完璧な声による、心理的に磨き抜かれた一人舞台。[…] このフランクフルト・エレクトラは、まさに真の意味で、とてつもなく素晴らしい。」 (南西ドイツ放送SWR2、ベルント・キュンツィヒ)

「最前線に立つのは、エストニア出身の素晴らしいソプラノ歌手アイレ・アッソーニだ。彼女は、歌唱、演技、そして何よりもその驚異的なコンディションで、深い感銘を与えた。オペラ終盤で彼女が倒れた後、幕が降りるまでの間、観客はしばしの静寂に包まれた。110分間の最高潮の緊張の後、衝撃の静寂が訪れ、そしてまさに嵐のような拍手が巻き起こった。」(ファウスト・クルトゥール、アンドレア・リヒター)

「オレスト登場後のエレクトラのモノローグは溢れんばかりの善意に満ち、アッソーニをこの役柄に完全に同期させる。エレクトラのありきたりなイメージはこの瞬間に消え去る。姿を現すのは怪物ではなく、愛することのできない人間そのものだ。」(フランクフルター・アルゲマイネ紙、ヤン・ブラフマン)

「アッソーニはこの要求の高い難役を、激しい情熱、そして見事なピアニッシモと霊感あふれるパッセージで構築した。」 (Online Merker、ゲルハルト・ホフマン)

「今回フランクフルト・デビューを果たしたアイレ・アッソーニ以上に、この知的な内面描写にふさわしい歌手は存在し得ない。」 (Musik Heute、ベッティーナ・ボイエンス/ヴィーラント・アッシンガー)

「そのエネルギッシュで、豊かで、そして非常にドラマティックな歌声は、最初の音から観客を魅了した。アガメムノンのトラウマを抱え、その鋭い視線で同胞を恐怖に陥れる娘を演じ、最大限の存在感で劇場を満たした。アッソーニは、演技と演奏の両面で、役柄の深層心理における狂気を見事に表現するエレクトラを演じた。」 (Bachtrack、アレクサンドラ・リヒター)

「アイレ・アッソーニは、主役を非常に効果的に歌い上げ、声、表情、そして情感豊かな演技で魅了した。演出家が要求する困難な技巧を完璧にマスターし、この巨大な役柄を難なくこなし、そして真に輝かしい歌唱の瞬間を幾度も生み出した。[…] 長い間続く熱狂的な喝采が沸き起こり、特にアッソーニへの称賛でピークを迎えた。」 (OperaClick、ヴィットリオ・マスケルパ)

アッソーニ関連のレビューは、アッソーニの公式ウェブサイトでご覧いただけます。

https://www.aileasszonyi.com/

芸術監督・大野和士からのメッセージ

大野和士芸術監督(『エレクトラ』音楽稽古より)

新制作でお届けするリヒャルト・シュトラウスのオペラ『エレクトラ』は、ギリシャ悲劇をもとにした激しい復讐の物語です。父アガメムノンを母クリテムネストラとその愛人エギストに殺された娘エレクトラが、長年行方不明だった弟オレストの帰還を機に、ついに復讐を果たします。上演時間約1時間45分という凝縮された作品ながら、力強い主題が繰り返されることで音楽のエネルギーが次第に高まり、最後まで聴き手を強烈な緊張感へと引き込みます。美しくも力強い二重唱や、声と身体を振り絞るエレクトラの壮絶な幕切れは、まさに圧巻です。

演出は新国立劇場初登場のヨハネス・エラートが手がけます。ウィーンでオーケストラ奏者として活躍した後に演出家へ転向したという異色の経歴を持ち主。フランクフルトで現代オペラ『Der Mieter(借家人)』世界初演で一緒に仕事をしましたが、一筋縄ではいかない複雑な箇所をうまく舞台化し、雅やかな舞台を作ってくれました。彼と『エレクトラ』という劇を作り上げていくのは本当に楽しみです。エレクトラにはアイレ・アッソーニ、母クリテムネストラには藤村実穂子、弟オレストにはエギルス・シリンスら実力派が集結。強烈な音楽とドラマがぶつかり合う新制作『エレクトラ』をお楽しみください。

【イベント】『エレクトラ』レクチャーコンサート開催!

日時:6月15日(月)19:00~(開場18:30~) 会場:新国立劇場中劇場

出演:城谷正博、清水華澄、田崎尚美、森谷真理、河野鉄平、木下志寿子

料金:(一般・会員)2,000円(税込・自由席) 

   (U25 ※) 1,500円(税込・自由席)

※イベント当日に25歳以下の方が対象です。Webボックスオフィスのみのお取り扱いです。入場時、チケットと共に生年月日が確認できる身分証等(コピー不可)をご提示ください。お電話、窓口でのご予約は承れません。

詳細はこちら→https://www.nntt.jac.go.jp/opera/news/detail/6_031196.html

<あらすじ>

父アガメムノンが母クリテムネストラと情夫エギストに殺された。父への思慕と、復讐を成就するであろう弟オレストへの期待を支えに、虐待に耐えながら生きるエレクトラ。妹クリソテミスは姉を必死でなだめるが、エレクトラは聞く耳をもたず、復讐に怯えるクリテムネストラの懇願も拒絶する。偽りの死の報せを流し母と義父を油断させたオレストが帰還し、ついに復讐が果たされるー。

【動画】藤村シシンが語る『エレクトラ』

①神話・戯曲としての「エレクトラ」前編

②神話・戯曲としての「エレクトラ」後編

③前史としてのトロイア戦争

新国立劇場2025/2026シーズンオペラ  『エレクトラ』

【公演日程】

2026年6月29日(月)19:00/7月2日(木)14:00/5日(日)14:00/8日(水)14:00/12日(日)14:00

【会場】新国立劇場オペラパレス

【スタッフ・出演】指揮:大野和士/演出:ヨハネス・エラート/美術:ハイケ・シェーレ/出演:藤村実穂子、アイレ・アッソーニ、ヘドヴィグ・ハウゲルド、工藤和真、エギルス・シリンス、斉木健詞、中村真紀、杉山由紀、糸賀修平、河野鉄平、森谷真理、金子美香、谷口睦美、清水華澄、髙橋絵理、田崎尚美/合唱:新国立劇場合唱団/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

【チケット料金】S:29,700円 ・ A:24,200円 ・ B:17,600円 ・ C:11,000円 ・ D:7,700円・ Z(当日のみ):1,650円

【チケットのお求め】新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999 WEBボックスオフィス https://nntt.pia.jp/

※新国メンバーズに登録すると、25歳/39歳以下の方はS・A席5,000円/11,000円の優待チケットをお求めいただけます。

https://www.nntt.jac.go.jp/ticket/youth-members/

公演およびチケットの詳細は、新国立劇場ウェブサイトをご覧ください。 

https://www.nntt.jac.go.jp/opera/elektra/

新国立劇場について

新国立劇場

新国立劇場は、日本唯一の現代舞台芸術のための国立劇場として、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の公演の制作・上演や、芸術家の研修等の事業を行っています。オペラ部門は2018年9月より世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。所在地:東京都渋谷区本町1-1-1  https://www.nntt.jac.go.jp/

新国立劇場 オペラパレス
新国立劇場 オペラパレス
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