イタリアの映画教育機関「IFA Masterclass in Filmmaking」研修 マスターティーチャー及び参加者が決定

独立行政法人日本芸術文化振興会 文化芸術活動基盤強化基金クリエイター等支援事業(育成プログラム・構築・実践)を活用した事業「Film Nexus – Pro」プログラム

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)のプレスリリース

特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO[ヴィーポ]、理事長:松谷孝征、東京都中央区)では、文化庁の補助金により日本芸術文化振興会に設置された文化芸術活動基盤強化基金 (通称:クリエイター支援基金)を活用した事業「Film Nexus – Pro」の一環として、イタリアの映画教育機関、International Filmmaking Academy (IFA)が主催する「IFA Masterclass in Filmmaking」への参加者を公募し、選考の結果、研修参加者1名が決定いたしましたのでお知らせいたします。

本プログラムについて

◆内容

世界中から選ばれた優秀な若手映画監督やプロフェッショナルのための、ボローニャ(イタリア)の映画教育機関、International Filmmaking Academy (IFA)が毎年実施する2週間の集中プログラムです。

国際機関等によって推薦された約30名(監督10名、撮影監督10名、助監督10名予定)が参加し、それぞれが自身の作家性と専門的なビジョンを育む機会を得ます。

第1週目:マスターティーチャーによる講義

自身の経験、美学、アプローチを共有し、映画制作の実践について深く掘り下げることが目標です。

第2週目:ボローニャ周辺の様々なロケーションで短編映画を制作(撮影・編集)

イタリアのフィルムメーカーのネットワークが、ロケーションマネージャー、キャスティングディレクターや他のクルーの役割を担い、全参加者をサポートします。

マスタークラス最終日には、同時期に開催しているボローニャ復元映画祭(Il Cinema Ritrovato)で制作された短編映画のプレミア上映会が開催されます。

◆マスターティーチャー紹介

©Hazel Orencio

ラヴ・ディアス(Lav Diaz)監督

1958年フィリピン生まれのラヴ・ディアス監督は、現代の世界映画界において独自の確固たる地位を築いている映画作家の一人です。母国の歴史的背景や社会的な変遷、それに伴う集団的な記憶やアイデンティティといった深いテーマを、映画を通じて探求し続けてきました。

ハリウッド的な商業映画の枠組みにとらわれず、豊かな時間をかける長回しの手法やミニマルな構成、そして美しい白黒の映像表現を用いることで、観客に深い思索と映画の本質に触れる体験を促します。

ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した『立ち去った女』などの代表作に続き、近作『Magellan(原題 / 2025年)』でも歴史や権力のあり方を独自の哲学的な視点で描き、映画表現の可能性を広げ続けています。

世界の映画芸術を牽引する第一人者であり、同氏のマスタークラスは、映画を用いた表現手法や社会への視座を深く学ぶ貴重な機会となります。

◆研修参加者(敬称略)

古川原壮志 / Takeshi Kogahara

カリフォルニア州Art Center College of Design映画学部卒。

映画、MV、CMのディレクターとして活動。2017年、2018年と長編映画脚本「なぎさ」がサンダンスインスティテュート・NHK脚本賞日本代表に続けて選出後、同企画にて2019年フィルメックスタレンツトーキョーに選出。初長編映画『なぎさ』が東京国際映画祭、トリノ映画祭にて特別表彰受賞、またスペイン最大の国際映画祭であるサン・セバスティアン国際映画祭にて上映。

(ウェブサイト https://takeshilalala.com/

本マスタークラスはいよいよ来週より開講いたします。
日本からの参加者が、世界の第一線で活躍する才能と刺激的な環境に触れることで、国際的な視野を養い、これからの日本映画界を牽引する人材へと飛躍していくことを心より期待しています。 


【主催・お問い合わせ先】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
E-mail: creatorfund_secretariat@vipo.or.jp
※件名は必ず、「IFAマスタークラス」/(氏名)」としてください。

今、あなたにオススメ