『9bic Anniversary Live ~POP FACTORY~』ライブレポート

ぴあ株式会社のプレスリリース

「現在を生きる王子様達」をコンセプトに掲げるメンズアイドル9bicが、7月11日(土)に 『9bic Anniversary Live ~POPFACTORY~』を中野ZERO大ホールにて開催。新体制2周年、そして、2人のサポートメンバーを迎えて駆け抜けてきた半年間の集大成を鮮明に刻みました。ぴあ株式会社は本ライブの制作を担当。下記、ライブレポートをお届けします。


『9bic Anniversary Live ~ POPFACTORY~』のテーマは、“世界で一番、トキメキを作る場所”。メンバーの7人が、異なるトキメキの製造者や研究開発者として、立方隊(9bicのファン呼称)に個性豊かなトキメキを届けていくという世界観だ。

 脚立や歯車、積み重なった箱などが設置されたステージは、工場っぽさが満載。ここが愛と煌めきを生み出す場所であることを、大きなハートとスターのモニュメントが物語る。 コンセプトを詰めこんだオープニングムービーが終わると、映像と連なるようにして、紗幕の奥から現体制メンバーの5人が姿を現した。ナレーションの「It’s Show time!」を合図に、本公演のリードソングである「トキメキファクトリー」へ。大きなダンス、なめらかなフォーメーション、堂々たる自信は、7人体制という経験を経て各々がパワーアップしたことを謳う。

 小道具の箱を使用したパフォーマンスを繰り広げる「proof」、リリースイベントで磨かれた愛嬌が輝く「とれたてロマンティック」と、冒頭から彼らのアイドル性は大爆発。昨年の周年ソングである「iDREAM」が導かれると、場内から歓声が上がった。歌始まりで5人が一直線に並ぶ姿なんて、まるで世界を救うスーパー戦隊のように勇ましい。メン バー同士で目線を合わせたり、愛おしそうに客席を見渡したり、“アイドル×夢”をテーマに したナンバーには、一人ひとりが「アイドルを楽しんでいる」という実感がしっかりと乗っていた。

トキメキ製造者であるメンバーを紹介するVCRが明けると、市川慶一郎とウェディングドレスに身を包んだ双葉小太郎が登場。予想だにしない演出に、会場にはどよめきの声が巻き起こる。そんな戸惑いを吹き飛ばすかのように、ふたりのユニットソングである「結婚前提で推してます!」へ。観客は瞬く間に、けいこた(市川慶一郎と双葉小太郎のケミ名)のペースに巻き込まれていった。熱量の高い掛け声は、数年ぶりと思えないほどの一体感だ。サビに突入すると現体制メンバーも駆けつけ、賑やかに『POPFACTORY Special Medley』を封切った。 

そのまま続々と、それぞれの魅力にスポットライトを当てた楽曲が展開されていく。双葉が自身が作詞作曲した「僕らのインペリアル」でダイアモンドのプレートを空に浮かべれ ば、市川は「secretlove」で「抱いてやるよ」と言い放ち、立方隊をノックダウン。それに負けじと、椚三波斗は「キャラメル・ハニー・マジカル・マキアート」で「みにゃと甘い恋しよ?」と甘えて、あざとさでハートを狙い撃ち。三者三様の魅せかたは、さすが7年選手と唸ってしまうほどだ。 

新体制メンバーも、負けてはいない。西山海斗が「creature」でバキバキ のダンスソロを見せつければ、黒澤胤也は「Love etude」で繊細にピアノを演奏し、和泉颯人は「夢喰いヴァンパイア」で持ち前の色気を遺憾なく発揮。矢野旺士朗は「high! 最高!」で天性のエネルギーを煌めかせ、大盛り上がりのうちに『POPFACTORY Special Medley』を結んだのだった。

自己紹介を挟んでも、彼らの勢いが落ちることはない。生命力溢れるサウンドの「ジーニ アスター」、9bic定番のサマーソング「loveSPLASH」と心血を注いだステージを作り上げていく。

MCで7人体制の感想について話す場面では、双葉は「Etoneigeでは1番年上だから、しっかりしなきゃなって思うけど、9bicだとこの人(和泉)の次に年下だから、伸び伸びと活動できた」とコメント。市川も「最初は上手くやっていけるか不安だったけど、先輩として扱ってこないから居心地がよかった」と、いかに楽しい半年間だったかを口にした。

 そして、いよいよ7人体制でのラストソング「これからどうしても」へ。双葉が9bicに向けて作詞したこともあり、ステージングは一段とエモーショナル。《届かなくても諦めたくないよ》や《まだ戦えるって証明する》といった歌詞は、かつて9bicで活動していた双葉 だからこそ、贈りたいメッセージなのだろう。初期9bicの市川・双葉・椚から、現メンバー へパートが渡る2番は、歌割りだけで感涙ものだ。メンバーカラーに寄せた照明は、 9bicの7人と立方体の未来を照らしているようだった。 全身全霊で走り抜けてきた『9bic Anniversary Live ~ POPFACTORY~』も、いよいよラス トスパート。再び現体制メンバーへ戻り誘われたのは、ファンとアイドルの関係性を描いた「カラフル」だ。白を基調とした衣装が、色とりどりのスポットライトに染まる様は《僕らどんな色にだってなれるよ》と示すよう。視線を真っすぐに前へ向けて、誠心誠意の想いをこめて言葉を伝えぬく。ラストには5人もペンライトを持ち、立方隊と一緒に光の波 を生み出したのだった。 

しんみり進むかと思いきや、「という夢を見た」を投下して雰囲気を一変。座った状態で 歌声に聴き入っていたオーディエンスも自然とスタンドアップし、会場一体となって熱狂を作り上げていく。メンバーはひたすらに《好きなんだ》と叫び、ストレートな想いを手渡していった。トリの1曲となったのは、椚が作詞作曲を担当した「ヒコウキグモ」。爽やかで疾走感のあるロックサウンドは、9bicの躍進を信じさせるほどにエネルギッシュだ。今ある全てを舞台に出し切り、晴れ晴れしく本編を締めくくったのだった。 

アンコールになると、9bicは7人体制でステージへ出現。とびきりキャッチーな「かわいいだけじゃない宣言!」と「中辛エクスタシー」をドロップし、華やかな熱狂をもう一度呼び 起こした。サポートメンバーが去ったあとは、8月1日により開催される『東名阪ライブハ ウスツアー2026 ~PASS THE BATON~』のリードソングである「Anker」へ。感情をぶつ けるような歌唱、拳を突き上げたくなるロックサウンド、パワフルに前へと差し出される手は、彼らの新境地と呼ぶにふさわしい。新体制9bicのスタートを切った「YELL!」により希望の光で場内を満たし、晴れやかなフィナーレで幕を下ろしたのだった。

 サポートメンバーを交えた半年間を越え、新体制3年目を迎えた9bic。7人で過ごしてきた日々が、いかに実りの多い時間だったのかを、『9bic Anniversary Live ~ POP FACTORY~』 は鮮やかに映し出していた。これからも彼らは、愛と煌めきをたっぷり詰めこんだトキメキを届けてくれることだろう。その先に待っている夢の実現を信じて――。 

=セットリスト= 

M1.トキメキファクトリー 

M2. proof 

M3. とれたてロマンティック 

M4. iDREAM 

M5. POP FACTORY Special Medley (結婚前提で推してます!/僕らのインペリアル/secret love/キャラメル・ハニー・マジカル・ マキアート/creature/Love etude/夢喰いヴァンパイア/high!最高!) 

M6. ジーニアスター 

M7. loveSPLASH 

M8. これからどうしても 

M9. カラフル 

M10. という夢を見た 

EN1. かわいいだけじゃない宣言! 

EN2. 中辛エクスタシー 

EN3. Anker 

EN4. YELL!

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