エンジニアゼロ・開発期間3ヶ月弱。オンライン専門の音楽スクールがAIと自社開発した、数千万円規模の”対面超え”レッスンシステム「ぽけなび」が現場で稼働中

講師陣の想いとアイデアを、AIとのバイブコーディングで「現場で本当に使える」形に。開発費2,000万〜4,000万円規模(当社試算)のシステムを、エンジニアなし・3ヶ月弱・外注費ゼロで正式リリース■ 15年間、越えられなかった「ラストワンマイル」■ エンジニアゼロ、開発期間3ヶ月弱、社長1人×AI■ 「AIが先生の代わりをする」のではない■ 代表コメント■ 今後の展開無料体験・会社概要・お問い合わせ

ポケットエンターテインメント合同会社のプレスリリース

オンラインギタースクール「THE POCKET(ザ・ポケット)」(運営:ポケットエンターテインメント合同会社、代表社員:浅岡賢)は、2026年7月3日、独自開発のレッスン支援システム「ぽけなび」を全生徒向けに正式リリースしました。

レッスン中に講師が画面上の楽譜へリアルタイムに書き込んだり、音源を同期再生できる「ツールボックス」をはじめ、スケジュール管理・スキル認定・練習記録までを一気通貫で支える本システムは、エンジニアが1人もいない音楽スクールで、社長がAIコーディングエージェントと二人三脚、構想からわずか3ヶ月弱で開発・リリースしました。

レッスンをサポートするシステムが稼働中

■ 15年間、越えられなかった「ラストワンマイル」

THE POCKETは2010年代初頭からオンライン専門のマンツーマンギターレッスンを15年以上運営してきました。対面レッスンに負けない利便性を追求してきた一方で、どうしても越えられない壁がありました。

  • 講師が生徒の楽譜にその場で書き込んで指示できない

  • 伴奏を流す、メトロノームを鳴らす操作を生徒に行ってもらう必要がある

  • 講師がその場で弾いた演奏と一緒に演奏できない

こうした細かな技術的制約の積み重ねが、「やはり対面には敵わない」というイメージの一因になっていました。

課題は明確で、「何をしたいか」「どうなりたいか」はハッキリとした状態でしたが、「どうやって」解決するべきかの部分だけが見えていない状況でした。

■ 「ツールボックス」——オンラインが対面を超える瞬間

ポケナビのレッスンルームに搭載された「ツールボックス」は、この壁を正面から壊すために開発されました。

  • リアルタイム譜面書き込み:講師が画面共有された楽譜の上に、丸・線・スタンプをその場で書き込み。生徒の画面に即座に反映

  • 自動伴奏(バッキング)機能:講師・生徒双方の画面で同期する伴奏プレイヤー。コード進行を指定すれば、その場でバッキングを流しながら練習できる

  • クイックレコーディング:講師が弾いたお手本をその場で録音し、生徒に転送。生徒はお手本を再生しながら一緒に弾いて練習できる

  • プレイヤー、メトロノーム、ドラムマシーン:講師側で行った操作が即座に生徒の端末に反映されるので、レッスン中生徒はギターを弾くことだけに集中できます

  • 教材・書き込みの一元管理:レッスンで使った楽譜・音源は生徒専用ページに蓄積され、いつでも復習可能。譜面への書き込みはレッスン後も生徒側の画面に残るほか、PDF・画像として書き出して手元に保存できる

感覚的な内容もより伝わりやすくなります

紙の楽譜に赤ペンで書き込み、隣でギターを弾いて聴かせる——対面レッスンの「当たり前」をオンラインで再現するだけでなく、記録が整理されて残り、自分の成長をいつでも客観的に見返せるという点で、対面を超える体験を実現しています。

■ エンジニアゼロ、開発期間3ヶ月弱、社長1人×AI

本システムの開発体制は、非エンジニアである社長1人と、AIコーディングエージェント(Anthropic社 Claude Code)のみです。

  • 2026年4月中旬に構想開始

  • 2026年4月下旬講師へのヒアリング・要件整理。

  • 2026年6月上旬には講師によるプロトタイプ試用・フィードバック反映。

  • 2026年7月3日、全生徒向け正式リリース・実稼働開始

日本全国だけでなく、世界中から受講する生徒数百名、講師約30名、が利用する本格的なWebシステム(予約管理、Googleカレンダー連携、スキル認定、練習記録、リアルタイムレッスンツール等を含む)を、一般的な受託開発で構築した場合、当社試算で開発費2,000万〜4,000万円・期間1年前後が見込まれます。これを構想から3ヶ月弱・外注費ゼロで実現しました。

さらに重要なのはスピードと柔軟性です。6月のプロトタイプ試用では、長年オンラインレッスンの現場に立ってきた講師たちが、一目でその可能性を理解し、次々と改善のアイデアを寄せました。

実際のレッスンで使ったフィードバックを当日〜2日程度で機能に反映するサイクルを回し続けました。仕様書と見積もりを往復する受託開発では構造的に不可能な開発スタイルであり、いわゆる「バイブコーディング」——アイデアを対話でそのまま形にしていく開発——だからこそ実現できたものです。

■ もちろん、”サクッと”できたわけではない

「AIで作った」という話は、今や世に溢れています。しかし、非エンジニアが実際の運用に耐えるシステムに仕上げる道のりは、決して平坦ではありませんでした。

開発の途中では、データ設計を根本からやり直す決断もしました。当初はレッスンのデータが講師と生徒それぞれのブラウザ内に保存される設計になっていたため、「サーバー上のデータだけを真実とする」設計へ全面転換し、すべてのデータ経路を作り直しました。

ほとんどの機能は問題なく動いているのに、生徒の画面ではなぜか一つの機能だけ動かない——そんな細かなバグにも、一つひとつ向き合い続けました。

それでも品質を積み上げられたのは、失敗のたびに原因と再発防止ルールを文書化し、AIが毎回参照する「作業原則書」として育てていったからです。

手動なら100分かかる動作確認を約30秒の自動テストに置き換えて変更のたびに検証を繰り返し、リリース前には講師陣による約1ヶ月の実地検証も行いました。

AIは魔法ではありません。それでも、壁から逃げずに向き合い続ければ、エンジニアでなくても「現場で本当に使える」ものが作れる——それがこの3ヶ月の実感です。

失敗のたびに育てた実際の作業原則書(一部・読みやすさのため整形)

■ 「AIが先生の代わりをする」のではない

音楽教育×AIの潮流は、アプリがあなたの演奏を聴き取り、正確さをスコアで自動判定する——つまり「AIが先生の代わりをする」方向に向かっています。

THE POCKETはその逆を選びました。

当校の主軸は、生徒一人ひとりに専属のプロ講師がつく「専属講師モデル」です。素晴らしい講師の素晴らしいレッスンが、細かな技術的制約のせいで損なわれるのは非常にもったいない——それが開発の出発点でした。

AIは開発の裏方に徹し、教えるのはあくまで人間の講師。 技術そのもので何かをするのではなく、「人間と人間のやり取りやつながり」を技術でいかに支え、より良いものにしていくか。それがこれからのAIの使い方の解だと私たちは考えています。

■ 代表コメント

「オンラインレッスンは対面に劣るもの」——15年この世界でやってきて、その世間のイメージがずっと悔しかった。だからこそ、対面と同じではなく、対面を超えるものを作らなければと思い続けてきました。

ただ、私は技術者ではないし、数千万円のシステムを構築できる組織でもありません。その壁を壊してくれたのがAIでした。

初めてAIとの対話だけでアプリを一本作り上げたとき、「自分のアイデアはすべて実現できる」という確信に変わりました。

(この時作成したアプリはApp Storeにて無料配信中です:https://apps.apple.com/us/app/the-pocket-guitar/id6759590086

一方で、毎日AIを使っているからこそ断言できることがあります。

「なぜか弾けない」「なぜかうまくいかない」——生徒さん一人ひとりのその微妙な肌感覚がわかるのは、やはり人間の先生だけです。

AIの時代だからこそ、音楽のように感覚的な部分が重要なジャンルでは、人から教わる価値がより一層深まっていくと信じています。

■ 今後の展開

ぽけなびは現在も週次で改善を重ねています。

今後は講師や生徒さんからのフィードバックを集約した新機能や、自主練習ツールの拡充を予定しており、「オンラインだからこそ可能な、対面を超えるマンツーマンレッスン」を追求し続けます。

無料体験・会社概要・お問い合わせ

無料体験レッスンのお申し込みはこちら

https://thepocketguitar.com/freeform

会社概要:ポケットエンターテインメント合同会社

大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号大阪駅前第2ビル12-12

スクール名:THE POCKET(ザ・ポケット)

URL:https://thepocketguitar.com

事業内容:オンライン専門マンツーマン音楽レッスン

本件に関するお問い合わせ:info@thepocketguitar.com

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