日本発の研究が世界音楽療法大会で採択——情動の変化を生理指標で捉えた国内初の成果■研究の原点:人の心に寄り添う音楽家
株式会社ViVidのプレスリリース
メンタルヘルス、認知症予防、企業のウェルビーイング投資——心の健康が社会の重要テーマとなる今、音楽が人の情動に与える影響を科学的に測定する新たな研究が注目を集めている。

株式会社ViVid代表取締役社長・ピアニストの渡辺恵未が、青山学院大学・野澤研究室と共同で行った研究「血行動態指標を用いた音楽認知療法の生理的効果の検証」が、2026年7月にイタリアで開催された世界音楽療法大会2026(World Congress of Music Therapy2026)に採択され、現地で発表を行った。 音楽家が主導した科学研究の国際学会採択と発表は国内でも極めて稀であり、発表後は海外の専門家からも高い関心が寄せられている。現在、イタリアおよびスペインの音楽療法協会の会長とのミーティングも予定され、国際的な連携が広がりつつある。




■社会が求める“音楽の科学化”
コロナ禍以降のメンタルヘルス不調の増加、認知症予防ニーズの急拡大、企業のウェルビーイング投資、教育現場での集中力低下——こうした課題に対し、音楽の効果を科学的に可視化する研究はまだ少なく、現場では“感覚頼り”が多いのが実情だ。 今回の研究は、そのギャップを埋める基礎的な成果として大きな意味を持つ。
■音楽で“鼻の温度”が変化する—自律神経系活動を捉える生理指標
鼻の温度は、自律神経系活動を反映する“心のセンサー”として知られている。
緊張・集中 → 抹消部の血流が減少し、鼻の温度が下がる
安心・リラックス → 抹消部の血流が増大し、鼻の温度が上がる
■研究で明らかになった“情動の波”
研究チームは、従来型の音楽プログラムと、ViVidが開発した『インスパイアミュージックメソッド』を比較し、鼻部皮膚温や血行動態を測定した。
その結果、『インスパイアミュージックメソッド』では、 リラックス ↔ 集中が時々刻々と切り替わる“情動の波” が明確に可視化され、 従来型プログラムでは見られなかった交感神経系活動のダイナミックな変動が確認された。
これは「本メソッドがどのように人の心を動かすのか」を科学的に示した国内初の成果となる。
また、イタリアの著名な音楽療法の専門家からも高い評価が寄せられている。
「音楽そのものの力を中心に据えた非常に有効なアプローチであり、さまざまな状況で高い効果を発揮し得る。真の音楽療法は“音楽を用いた療法”であり、 “療法の中で音楽を使う”のではない。 このメソッドはその本質を的確に捉えている。」
国際的な専門家からのこうした評価は、音楽家主導の科学研究として国内でも稀有な当社の取り組みに、さらなる推進力を与えている。


■研究データ
フィールド実験
参加者:高齢者2名 測定時間:約50分 計測方法:鼻部皮膚温
ラボ実験
参加者:若者12名 測定時間:約4分 /名 計測方法:鼻部皮膚温、血行動態
国際学会採択率
例年20〜30%程度とされる(※公式数値は非公表)


■研究の原点:人の心に寄り添う音楽家
クラシック音楽家は演奏者中心の一方向的なイメージを持たれがちだが、渡辺恵未はその枠に収まらない。
多様な職業経験、幅広い価値観を持つ人々との関わりの中で、“心が動く瞬間”を丁寧に見つめ続けてきた。 表情、呼吸、姿勢のわずかな変化——そうした“内側の兆し”を受け取り、音で応答し、相手と情動を共有するインタラクティブな演奏スタイルは、クラシックの領域でも貴重な存在だ。
人生経験と音楽が交差する地点から生まれたアプローチが、今回の研究の基盤となっている。
■今後の展望:社会実装へ
研究成果は以下の領域での応用が期待される。
教育(集中力・自己肯定感の向上)
企業(メンタルヘルス・ウェルビーイング)
高齢者ケア(意欲向上・認知症予防)
地域コミュニティ(健康促進)
世界への発信


こうした効果を土台として、世界各国の専門家と連携することで、さらなる共同発展が期待されます。
会社概要
株式会社ViVid
所在地:神奈川県横浜市青葉区さつきが丘13-31
設立:2018年8月
事業内容:音楽療法の研究・実践、教育活動、国際交流
お問い合わせ
株式会社ViVid 広報担当
E-mail:vivid.m.fujita@gmail.com
Tel:045-884-2158
Fax:045-514-5081

