行政・企業・大学・市民団体へと広がる上映。地域や組織に「直す文化」と対話の場を生み出すきっかけに
アーティクル株式会社のプレスリリース

アーティクル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:加藤 佑、有福 英幸、筧 大日朗、以下「アーティクル」)が運営するウェブマガジン「IDEAS FOR GOOD」は、ショートドキュメンタリー映画『リペアカフェ』の作品情報や全国の活用事例、上映会の開催方法などを集約した特設サイトを公開しました。
◆特設サイトをオープン
オランダ発祥の「リペアカフェ」を追った本作は、2024年10月の公開から2026年7月までに上映300回以上、上映会やオンライン配信を通じた累計動員・配信数1万6,000人以上を記録しています。
新たな特設サイトでは、作品のあらすじや予告編に加え、企業・行政・教育機関・市民団体による活用事例、視聴者や上映主催者の声、メディア掲載実績、上映プラン、資料請求・申し込み方法までを一つにまとめています。
特設サイト:https://repaircafe-movie.com/
公開日:2026年7月24日
◆「半年で50回」から「約2年で300回」へ。広がる上映の輪
『リペアカフェ』は、公開から約半年で上映約50回、視聴者数約1,000人を記録。その後も全国各地で上映が続き、2026年7月時点で上映300回以上、累計視聴者数1万6,000人以上へと広がりました。

本作は2024年12月に「第9回アムステルダム・ブールト映画祭(ABFF2025)」へノミネートされ、2025年2月にはアムステルダム公共図書館で上映されました。同年9月には、大阪・関西万博EXPOメッセ「WASSE」で開催された、経済産業省主催の体験型催事「サーキュラーエコノミー研究所」でも上映。若い世代が循環経済について学び、考えるためのコンテンツとして活用されました。
上映主体も、特定の分野にとどまりません。
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行政・公共機関:経済産業省主催イベント、福岡市臨海3Rステーション、京都府亀岡市、東京都港区立エコプラザなど
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企業:アパレル、電機・メーカー、不動産、空間プロデュース、広告、放送など
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教育・研究機関:国内外の大学をはじめとする教育機関
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市民団体・地域コミュニティ:全国各地の市民による自主上映会
開催地は東京、京都、大阪、福岡をはじめ、茨城、滋賀、佐賀など全国各地に及び、オランダやイギリスなど海外でも上映されています。本編が約30分とコンパクトであることから、上映後にトークや対話、ワークショップを組み合わせやすく、企業研修、学校教育、まちづくり、地域交流、コミュニティづくりなど、それぞれの目的に応じて活用されています。
単に映画を鑑賞するだけでなく、上映を入口として、地域や組織の中に新しい対話や活動が生まれていることも、本作の特徴です。
◆活用事例
1.日立製作所 研究開発グループ デザインセンター:
修理を“裏方”から“表舞台”へ。事業部門を巻き込む対話の起点に
日立製作所 研究開発グループ デザインセンターでは、「修理は、もっとかっこよくていい」という思いのもと、修理の創造性を可視化するプロトタイプ「なおスト」などを開発しています。同社のサーキュラーデザインチームは、社内に「修理の世界観」を共有する仲間を増やすことを目的に、2025年3月13日、虎ノ門ヒルズのインキュベーションセンター「ARCH」で上映会を開催。サーキュラーデザインやリペアに関心を持つ日立グループ各社の社員約30人が参加しました。
当日は、映画上映に加え、ディレクターの瀬沢正人によるトークと質疑応答、参加者同士のディスカッションを実施。「リペアカフェを日本でどのように導入できるか」「どのような製品がリペアと相性がよいか」など、自社の事業課題に直結する対話へと発展しました。その後、保守・メンテナンスを担うグループ会社でも追加上映が行われ、参加者からは「自分たちの仕事の意義を思い出した」との声も寄せられました。上映をきっかけに社内外からの問い合わせや継続的な意見交換が生まれ、修理や保守の価値を組織の中で捉え直す動きにつながっています。


2.日本女子大学 × パタゴニア東京・目白ストア:
知識を「自分ごと」に。学生主体のリペア企画へ発展
日本女子大学では、被服学科でサステナブルファッションを学ぶ学生に「知識を自分ごとにする」体験を届けたいという勝又淳司講師の課題意識から、パタゴニアのリペアプログラム「Worn Wear」と連携。2025年6月17日、衣類廃棄の現状学習から実践までをつなぐ1年間の学習プログラムの一環として、目白キャンパスで上映会と対話を実施しました。
上映後は学生とパタゴニアのスタッフが混ざってディスカッションを行い、「ものを大切にしたい」という変化とともに、「サステナブルでも“可愛い”と思えなければ着たくない」といった率直な問いも生まれました。この学びは文化祭での学生主体のアップサイクルワークショップへと発展し、プログラム外の1年生まで自主的にリペア企画を立ち上げるなど、行動の連鎖を生んでいます。教育機関と企業が長期的に伴走することで、学生の行動変容と相互理解が深まった事例です。

3.京都府亀岡市 × 株式会社ごみの学校:
映画上映をきっかけに、地域のリペアカフェが誕生
2024年11月、循環型の自治体共創事業などを手がける株式会社ごみの学校主催により、京都府亀岡市で上映会が開催されました。上映後には民間・行政・市民の三者が集まり、地域でのリペアの可能性について対話が生まれました。この上映会がきっかけとなり、翌月12月24日には同市の「サーキュラーかめおかラボ」で第1回リペアカフェが実施されました。
リペアカフェは2025年以降、行政の支援も受けながら継続されています。映画の上映が、地域に新しい「直す場」を生み出す一歩となった事例です。

◆映画『リペアカフェ』の上映会を開催しませんか
『リペアカフェ』は、個人・市民団体・NPO・中小企業向けの「cinemoプラン」と、企業・行政・教育機関向けの「カスタムプラン」をご用意しています。上映に加え、制作者や編集部によるトークイベント、企業・行政・教育機関向けのワークショップもご相談いただけます。
地域や組織でリペアや循環経済について考える機会をつくりたい方、上映をきっかけに地域創生やコミュニティづくりに取り組みたい方は、特設サイトから資料をご請求ください。
資料請求・お申し込み:https://repaircafe-movie.com/
◆視聴者・上映主催者から寄せられた声
「一本取られました。モノと人が繋がって循環していく仕掛けをどう作っていくのかという事例としてとても刺激的でした。」(駒澤大学 青木茂樹教授)
「「サステナビリティ」とか「サーキュラーエコノミー」という言葉を使わずに、それを体感し共感できる映画。」(日建設計PYNT/『パーパスモデル: 人を巻き込む共創のつくりかた』著者 吉備友理恵さん)
「たった30分の映画。けど、これが実に潔くていい。(省略)早速、似たようなものができないか、考えてみたい。そう、自分の街だってリペアしちゃおう。これまでCinemoで17回上映してきたけれど、一番良かったかもしれない。」(キビコクシネマ/吉備国際大学)
「今回の上映会の目的は、僕たちが今後「リペアカフェ」の活動をする上での仲間集めでした。(省略)多くの方がこの活動に賛同し(省略)非常に成果の高い上映会となりました。」(なおすばふくおか)
「袖ケ浦市と協働で実施しているおかげもあり、数名の市役所職員が参加してくれました。その中から、市の取り組みとして「リペアカフェ」いいかもしれないというような話も広がってきたので、今後、この上映会をきっかけに具体的なローカルアクションができるような期待をしています。」(Cinema the Gaura Project)
※一部のレビューは上映プラットフォームcinemoからの転載となります。
◆ディレクター 瀬沢 正人(IDEAS FOR GOOD)からのメッセージ
「修理したいのはモノだけじゃなかった」
この言葉を掲げて作品を公開してから、約2年が経ちました。
この2年弱で、全国の企業、行政、大学、市民団体など、さまざまな立場の方々が上映会を開いてくださり、ありがたいことに上映数は引き続き増えています。上映後に地域で新しいリペアカフェが立ち上がったり、修理や保守の現場で働く方が「自分の仕事にはこんな価値があったんだ」と再発見されたりしています。映画が触媒になって、地域や組織の中にすでにあった信頼やつながりが、上映会という場を通じて可視化され、結び直されていく。その光景を日本や海外の各地で目にしてきました。
私にとってリペアカフェは、人が人に、モノに、そして地域に優しくなれる場所です。そうした場所が日本各地に少しずつ増えていくこと。上映回数や動員数だけでは測れない、優しい空間が社会の中で増えていくこと。それが、この作品を通じて創っていきたいものです。
映画『リペアカフェ』のインパクトは、映画を撮らせていただけたオランダのコミュニティがあったこと、そして日本で上映を一生懸命してくださった方々がいらっしゃったこと、そういった主体の間に私たちIDEAS FOR GOODが存在させていただいているからこそ生まれるものだと考えています。だからこそ、関わってくださる方への感謝とともに、この映画と「優しい空間」がさらに広がっていくことを願っています。今回の特設サイトが、「自分の地域や組織でも何かを始めたい」と考える方にとっての入口になれば幸いです。

瀬沢 正人(IDEAS FOR GOOD編集部 クリエイティブ・ディレクター)
オランダ・アムステルダム在住。サステナビリティやサーキュラーエコノミー領域で映像制作、リサーチ、企業や行政との共創プロジェクトを手がける。監督作『リペアカフェ』は、企画・撮影・編集・翻訳を一貫して担当し、2025年アムステルダム地域映画祭にノミネート。NHK WORLDや日経新聞でも紹介され、多様な場で300回以上上映、累計1万6千人以上に配信。大阪・関西万博では経済産業省主催展示に採用された。電機メーカーやアパレルブランドと協働し、循環型社会に向けたストーリーテリングやリペア文化の社会実装に関わる。ジャーナリストとしては、フィンランド環境大臣など欧州の政策担当者、研究者を取材。デンマークのフォルケホイスコーレ卒業生。アムステルダム大学夏期コース Circular City 修了。
◆作品概要
「修理したいのはモノだけじゃなかった」
お店では修理を受け付けてくれない壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれる、オランダ発祥のリペアカフェ。実は彼らの役目は、モノを修理するだけではない。離れ離れになった家族の「思い出」、疎遠になりつつある地域の「コミュニティ」、捨てることを前提に成り立つ消費社会の「システム」…壊れかけた「モノ以上のもの」を直す人々の物語がここにある。
企画制作:IDEAS FOR GOOD
協力:Repair Café International
監督、撮影、編集、翻訳:瀬沢正人
撮影応援:龍ノ口弘陽、クリエイティブアドバイザー:廣瀬正樹、翻訳補助:吉野有香、Amita Janssen
2024年/オランダ、日本/30分/カラー/英題:The Repair Café/日本語、英語、オランダ語字幕
アムステルダム地域映画祭 ABFF2025 ノミネート作品

◆メディア掲載実績
読売新聞「『リペアカフェ』みんなで修理」(2026年7月)
DIYマガジン Dopa「暮らしに『修理』を取り戻す。直すことでつながるリペアカフェの力」(2026年7月号)
NHK WORLD「リペア・ルネッサンス 世界が再び『直す』時代へ」(2025年2月放送)
マガジンハウス『GINZA』(2025年1月号)
日経電子版「『お直し文化』令和に復活の兆し 修理イベント大盛況」(2024年12月21日)
Business Insider Japan「オランダは『モノを直す』国だった……国内に500カ所以上、リペアカフェとは一体何か」(2024年11月30日)
ほか、国内外の多数のメディアでご紹介いただいています。
運営会社
会社名:アーティクル株式会社(Artiql Inc.)
代表者:代表取締役 加藤 佑/有福 英幸/筧 大日朗
所在地:東京都港区元赤坂1-7-18 元赤坂イースト3階 302号室
設立:2015年12月
事業内容:Webメディア事業、サステナビリティ・サーキュラーエコノミー支援事業、共創コンサルティング・ファシリテーション・共創プロジェクトの設計・実行
URL:http://artiql.jp
※ハーチ株式会社は2026年6月30日、株式会社フューチャーセッションズと合併し、「アーティクル株式会社」となりました。
アーティクル株式会社の運営メディア
IDEAS FOR GOOD(社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン)https://ideasforgood.jp/
Zenbird(日本のサステナビリティを世界に発信する英語メディア)https://zenbird.media/
Circular Economy Hub(循環経済メディア・プラットフォーム)https://cehub.jp/
Circular Yokohama(横浜の地域循環経済推進メディア・プラットフォーム)https://circular.yokohama/
Life Hugger(サステナブルな暮らしを楽しむウェブマガジン)https://lifehugger.jp/
Livhub(サステナブルなトラベルライフスタイルマガジン)https://livhub.jp/
本プレスリリースに関するお問い合わせ
報道関係者・上映会開催・研修・コラボレーションに関するお問い合わせ:石塚・瀬沢(documentary@contact.ideasforgood.jp )

