【クリストファー・ノーラン最新作で最注目!】3000年の時を超え読み継がれる世界最古の冒険譚を徹底解説『『オデュッセイア』入門』が7月28日発売!

映画を観る前に知っておきたい! 神々、怪物、魔女、英雄たちが織りなす奇想天外な物語『オデュッセイア』の決定版入門書!クリストファー・ノーラン監督最新作で世界的な注目!世界最古の冒険譚『オデュッセイア』を知っていますか?クリエイター必読! あらゆる冒険物語の源流となった『オデュッセイア』目次著者紹介書誌情報

河出書房新社のプレスリリース

河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、比較神話学の第一人者・松村一男と、気鋭の神話学者・沖田瑞穂(補章)による最新刊『『オデュッセイア』入門』(河出新書)を2026年7月28日に刊行します。

世界最古の冒険譚として約3000年にわたり読み継がれてきた、古代ギリシア人ホメロスの作とされる叙事詩『オデュッセイア』。本書は、その壮大かつ奇想天外な物語の魅力を、張り巡らされた巧みな仕掛けをひもときながら、神話や歴史的背景とともにわかりやすく解説した、かつてない『オデュッセイア』入門書です。

クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』(原題:The Odyssey)公開で、いま改めて世界中で注目を集めている全ての物語の原点『オデュッセイア』。9月11日の日本公開が迫る中、人類史上もっとも愛されてきた物語世界をぜひ本書でお楽しみください。

クリストファー・ノーラン監督最新作で世界的な注目!

『オデュッセイア』入門(河出新書)帯/装画:ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「オデュッセウスとセイレーン」

『インターステラー』『オッペンハイマー』などで知られるクリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』は、今年7月に全米ほか世界各国で公開されると、各地のIMAXシアターで数々の最高記録を樹立。公開2週目までの全米興行収入速報値では、ノーラン作品の過去最高額を記録する大ヒットとなっています。世界各国のメディアからも高い評価を得ており、批評サイトRotten Tomatoesでは公開直前の批評家支持率98%を記録し、監督自身最高の評価を獲得しました。

ノーラン監督史上最大のスケールで描く、エンターテインメント超大作『オデュッセイア』は、9月11日(金)日本公開予定です。

巻頭収録、地中海沿岸地図「オデュッセウスの旅の航路」(諸説あるため一例)、多岐にわたる場面に登場する神々、人々が一覧できる「『オデュッセイア』登場人物」も重宝。壮大な物語の内容を詳しく紹介し、その魅力や背景まで余すところなく解説する決定版入門書『『オデュッセイア』入門』を片手に、秋の映画公開を楽しみにお待ちください。

世界最古の冒険譚『オデュッセイア』を知っていますか?

はるかな時を超えて人々に愛され、

読み継がれてきたこの物語が持つ尽きせぬ魅力を、

本書を通じて、読者自身の体験として楽しんでいただければと思う。

(「はじめに」より)

トロイ戦争終結後、神々の怒りに触れた英雄オデュッセウスは、故郷イタケへの帰還を阻まれ、10年にわたる漂流を余儀なくされます。

旅の途中で待ち受けるのは、人食い巨人キュクロプス、一度足を踏み入れると帰れない魔女キルケの島、船乗りを死へと誘うセイレン、海の怪物スキュラとカリュブディスなど、数々の奇怪な存在たち。

次々と襲い来る困難を、知恵と勇気を武器に乗り越えていくオデュッセウスの姿は、3000年以上ものあいだ世界中の読者を魅了し続けています。

クリエイター必読! あらゆる冒険物語の源流となった『オデュッセイア』

『オデュッセイア』は古代ギリシアにとどまらず、ヨーロッパをはじめ世界各地の文学や芸術へ大きな影響を与えてきました。

本書では、古代インドの二大叙事詩『マハーバーラタ』、『ラーマーヤナ』や、日本の室町時代に作られた諸作品をひもときながら、その伝播の可能性を検討し、デフォー『ロビンソン・クルーソー』、ジョイス『ユリシーズ』といった作品への影響、物語の比較考察まで踏み込むことで、現代にも通じる『オデュッセイア』の物語の魅力を掘り下げます。

現代の日本でつくられる作品もその例外ではなく、小説、映画、アニメ、ゲームなど、数多くの物語のなかに『オデュッセイア』の系譜を見ることができます。本書収録の沖田瑞穂氏の補章では、大森藤ノ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』や、小野不由美『十二国記』といった現代の大人気作品と『オデュッセイア』との画期的な比較考察を展開。世界最古の冒険譚を知ることで、現代エンターテインメントの源流を探ります。

目次

はじめに──長い帰還の物語

第一章 オデュッセウスという英雄

盲目の吟遊詩人、ホメロス/ 武力ではなく知恵の英雄/ 語り継がれるトロイ戦争伝承/ゼウスの双子たち/ 争いを招く女神の贈り物/ ギリシア最大の英雄、アキレウスの死/戦争終結と長い凱旋の始まり/ 普遍的な家族の神話/ 妻ペネロペイアと息子テレマコス/ 対比されるさまざまな「家族」

第二章 受難の旅と復讐の物語

二四巻の物語/ 旅の始まりと甘美な島/ キュクロプスとの決闘と海神の呪い/ 風の島、人食い巨人の島/ 魔女キルケと冥界下り/ 異形と神による相次ぐ受難/ ニンフの島への漂着/ ついに故郷へ帰還/ イタケ島での父と子の再会/ 求婚者たちを一掃、妻との再会/ ホメロスの超絶技巧

第三章 二四書の複雑な語り

二四の書、四一日間の出来事/ 第一書/ 第二書/ 第三書/ 第四書/ 第五書/ 三者の時間の流れ/ 第六書/ 第七書/ 第八書/ 第九書/ 第一〇書/ 第一一書/ 第一二書/ 前半と後半の折り返し/ 第一三書/ 第一四書/ 第一五書/ 第一六書/ 第一七書/ 第一八書/ 第一九書/ 第二〇書/ 第二一書/ 第二二書/ 第二三書/ 第二四書

第四章 構成の巧みな仕掛け

構造の妙の四要素/ 1.円環と反復――折り返し構造/『イリアス』の折り返し構造/安定と変化の技法/ 2.時間と空間の同時多元進行/ 噓による異次元効果/ 3.四書ごとのかたまり/ 4.各書内部での折り返し構造/ さまざまな物語手法の元祖

第五章 物語としての魅力

主題の魅力/ ネガとポジ──愛人と求婚者たち/ トロイ側の家族/ 帰還後の物語──家族崩壊の危機/『テレゴノス物語』/ 英雄叙事詩にとっての家族/ 危険な冒険の魅力/英雄と武器/ 噓と変装と大逆転劇/ 歴史を越える物語

第六章 ギリシアとインドに共通する叙事

『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』の関係/ 共通する話素/『オデュッセイア』と『ナラ王物語』/ 海と陸地に分かれた物語

第七章 世界各地への伝播

世界各地への伝播と影響/『アラビアン・ナイト(千一夜物語)』/ 「サイフ・アルムルークとバディーア・アルジャマールの物語」/ 日本への影響──『百合若大臣』/ 『御曹司島渡』/ 中央アジア英雄叙事詩への影響──『デデ・コルクトの書』/「アルパミシュ」/ どのように日本まで伝わったのか

第八章 近代以降に見る系譜

近代以降の西洋文学への影響/ デフォー『ロビンソン・クルーソー』/「イムラヴァ」/スウィフト『ガリヴァー旅行記』/ ジョイス『ユリシーズ』/ 近代西洋における『オデュッセイア』の変容/ アーサー・C・クラーク原作+スタンリー・キューブリック監督『2001年宇宙の旅』/ ヴィットリオ・デ・シーカ監督『ひまわり』/ 世界中にインスピレーションを与える

補章 現代日本の『オデュッセイア』的物語 沖田瑞穂

1.『オデュッセイア』と『ダンまち』/ 『ダンまち』とは/『ダンまち』のヘスティアと神話のアテナ/ オデュッセウスとベルの「旅」と誘惑/ 終着と自己の確立/ 2.『オデュッセイア』と『十二国記』/ 陽子とオデュッセウスの旅/ 家族への想い/「王位」の回復と獲得/ 3.『無職転生──異世界行ったら本気だす』における家族離散と旅/ 新しい帰属の形を探して

おわりに──世界文学としての『オデュッセイア』

あとがき 沖田瑞穂

参考文献

『オデュッセイア』入門(河出新書)帯・裏

著者紹介

松村一男(まつむら・かずお)
1953年、千葉県生まれ。東京大学大学院宗教学・宗教史学博士課程満期退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校インド・ヨーロッパ学博士課程修了。天理大学教授、和光大学教授を経て、現在、和光大学名誉教授。専門は比較神話学・宗教史学。著書に『神話学入門』(講談社学術文庫)、『はじめてのギリシア神話』(ちくまプリマー新書)、『世界のはじまりの神話学』(角川選書)他。

沖田瑞穂(おきた・みずほ)

1977年、兵庫県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。現在、和光大学教授。専門はインド神話、比較神話。著書に『すごい神話』(新潮選書)、『マハーバーラタ入門』(勉誠出版)、『災禍の神話学』(河出書房新社)、『盗む鳥、死の犬』(晶文社)、『怖い親子の神話学』(笠間書院)他。

書誌情報

書名:『オデュッセイア』入門(河出新書)

著者:松村一男、沖田瑞穂(補章)

仕様:新書/208ページ

発売日:2026年7月28日

定価:1,100円(本体1,000円)

ISBN:978-4-309-63205-6

書誌URL:

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309632056/

※電子書籍も近日中に発売予定です。

詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。

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