障がいの有無にかかわらず、誰もが同じ空間で演劇を楽しむ。バリアフリー演劇『ヘレン・ケラー』を開催(板橋区立文化会館)

バリアフリー演劇のパイオニア「東京演劇集団 風」を迎え、芸術・マルシェ・デザインを通して地域と文化芸術をつなぐ一日

公益財団法人板橋区文化・国際交流財団のプレスリリース

2026年10月10日(土)、板橋区立文化会館にて、バリアフリー演劇『ヘレン・ケラー』を開催します。

本公演では、バリアフリー演劇のパイオニアとして長年活動してきた東京演劇集団「風」を迎え、障がいの有無にかかわらず、誰もが同じ空間で一つの作品を楽しめる演劇公演を実施します。

演劇、地域、デザイン。それぞれの取り組みを通して、多様な人や表現と出会う機会をつくります。

バリアフリー演劇のパイオニア「東京演劇集団 風」による『ヘレン・ケラー』

上演するのは、ヘレン・ケラーとアニー・サリバンの出会いと、二人の歩みを描いた『ヘレン・ケラー』。

幼い頃に視覚と聴覚を失ったヘレン・ケラーと、彼女に言葉を教えた家庭教師アニー・サリバン。二人が言葉を通して世界を知り、互いに向き合いながら歩んでいく姿は、時代を超えて多くの人々に読み継がれてきました。ヘレンとサリバン先生が互いに向き合い、理解しようと歩み続ける姿は、「人と人がつながること」の意味を問いかけます。

誰もが同じ空間で楽しむ「バリアフリー演劇」

バリアフリー演劇とは、障がいの有無に関わらず、すべての人が同じ空間で同じ作品を楽しめるようにするという新しい試みです。東京演劇集団「風」は、長年にわたり、障がいの有無にかかわらず誰もが舞台を楽しめる「バリアフリー演劇」の制作に取り組んできました。本作品は、「東京演劇集団『風』」を中心に、各分野の専門家、演出家、俳優が議論を重ね、共同制作をしました。

開演中は、物語の進行に合わせて、俳優たちと同じように舞台上で演じながら通訳を行う「舞台手話通訳」、俳優の動きや表情、感情、舞台上の位置など、セリフだけでは伝わらない情報をリアルタイムで届ける「ライブ音声ガイド」、舞台中央に字幕を映し出す「バリアフリー字幕」をとともに上演します。鑑賞者が作品に入り込み続けられるような工夫です。

開演前には、舞台空間の広さや、実際に使用する大道具・小道具・衣装などに触れることができる「ステージツアー」も行われます。ステージツアーでは、車いすのまま舞台上に上がることができ、実際の俳優やスタッフも一緒に、ステージの上で直接話すこともできます。

さらに、舞台上の装置やセット、舞台の広さ、役柄や声、衣装、靴音に至るまでを紹介する「舞台説明」も実施。

開演前から作品の世界に実際に触れ、期待と想像を膨らませながら本番を迎えることができます。

こうした取り組みは、単なる「鑑賞サポート」にとどまりません。演出やシナリオにも工夫を重ね、誰もが同じ物語を同じ時間に体験し、笑い、驚き、感動を分かち合える、新しい劇場体験を実現を目指します。

手を高く掲げるアニーとヘレンと舞台手話役者

舞台字幕

実際に舞台装置に触れるステージツアー

舞台の様子をリアルタイムで届ける音声ライブ

板橋区内の福祉施設・障がい者支援施設・デザイン事務所と連携

本公演では、板橋区内の福祉施設・障がい者支援施設・デザイン事務所と連携し、舞台だけでなく、マルシェやデザインを通して地域のさまざまな人や表現と出会える機会をつくります。

公演当日は、劇場ロビーにおいて、板橋区内の福祉施設等と連携したマルシェを開催します。クッキーハウスCosmos、小茂根福祉園、デイサービス「あしたの風」が出店。施設に通う利用者の皆さんが制作したお菓子や飲み物、雑貨、アート作品などを販売します。

来場者が商品や作品を手に取りながら、地域で活動する施設や、そこで活動する人たちを知るきっかけをつくります。

また、本公演のビジュアル制作を手がけるのは、障がいのある人たちが通う福祉事業所や施設でのデザインワークをベースに、アート作品やデザイン作品を発表している板橋区内のデザイン事務所「TOKYO SOCIAL DESIGN」。

本公演では、同社が運営する「アトリエえんじゅく」のメンバーの作品をベースに、多様な人の表現や創造性を取り入れたビジュアルを制作しました。

舞台、マルシェ、デザイン。それぞれの分野で生まれる表現や活動をつなぎながら、地域の中で多様な人が文化芸術に関わり、出会うことのできる一日を目指します。

文化芸術を、誰もが楽しめる場所に

板橋区立文化会館は、すべての人にとって完璧にバリアフリーな施設とは言えません。

だからこそ今回の公演では、現在の施設環境のなかで、より多くの人が安心して文化芸術に触れられるよう、できることから一つひとつ取り組みます。

会場には、さまざまなタイプの車いすやバギーをご利用の方にも対応できるよう、通常より広いスペースを確保した車いす席を用意します。

また、ベビーカー置き場、授乳室、おむつ替えスペースを設置するほか、多目的トイレやエレベーターも利用できます。

文化会館を、誰もが「自分もここに来ていい」と思える場所にしていくこと。

舞台作品を楽しむことはもちろん、劇場に来ること、ロビーで人と出会うこと、地域の活動を知ること。その一つひとつを通して、誰もが文化芸術に親しめる場を目指します。

バリアフリー演劇『ヘレン・ケラー』を通して、障がいの有無にかかわらず、さまざまな人が同じ空間で演劇を楽しむ一日をお届けします。

本公演の趣旨にご賛同いただける企業・団体を募集しています

本公演では、障がいの有無にかかわらず、誰もが文化芸術を楽しめる環境づくりを目指しています。

本公演の趣旨にご賛同いただき、ともに地域における文化芸術のアクセシビリティ向上や、ダイバーシティの推進に取り組んでいただける企業・団体を募集しています。

ご協賛いただいた企業・団体には、以下の内容をご案内しています。

・公演プログラムへの社名・広告等の掲出
・公演ホームページへの社名掲載
・本公演へのご招待

協賛のお申し込みは、8月31日(月)まで受け付けています。
※掲載内容等の調整がございますので、お早めにお問い合わせください。

誰もが前向きに文化芸術を楽しめる地域づくりに、ともに取り組んでいただける企業・団体の皆さまからのご支援をお待ちしています。

【ご協賛に関するお問い合わせ】
公益財団法人板橋区文化・国際交流財団
文化事業係 板橋・間島
TEL:03-3579-3130

MAIL:itabashi-ci-bunka@itabashi-ci.org

公演概要

【公演名】
バリアフリー演劇『ヘレン・ケラー』~ひびき合うものたち~

【日時】
2026年10月10日(土)

12:30 ロビーマルシェ・ステージツアー・バリアフリー客席先行入場 開始
13:00 開場
13:20 クライマックスに参加!みんなでカンタン手話体験
13:40 舞台説明
14:00 開演

※120分公演(休憩15分)
16:00 終演予定

【会場】
板橋区立文化会館 大ホール

東武東上線「大山」駅 北口から徒歩約3分
都営三田線「板橋区役所前」駅 A3出口から徒歩約7分

【出演】
東京演劇集団「風」

【チケット】
全席指定 2,000円

※介助者2名まで500円引き
※2歳以下膝上観覧無料。3歳からお席が必要です。

【チケット取扱い】

◆板橋区立文化会館 窓口・電話
03-3579-5666(9:00~20:00)
※窓口・電話ともに施設点検日は17:00まで。

◆文化会館WEB
24時間受付
※発売初日9:00~公演日前日まで

◆チケットぴあ
Pコード:544-130

◆区内チケット店取扱い

【主催】
公益財団法人板橋区文化・国際交流財団

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