作家、着物デザイナー、実業家、モデルとして明治・大正・昭和をかけぬけた、私の実話
株式会社マガジンハウスのプレスリリース
株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:鉄尾周一)は、作家・宇野千代が晩年にゆかりの地を訪ねながら、自らの人生を振り返って語った『宇野千代 ちょっと自伝』を、2026年9月3日(木)に全国の書店・インターネット書店にて発売いたします。現在、発売に先がけて予約を受け付けています。
宇野千代が自ら語った「生きが好い人生」
宇野千代は、明治30(1897)年、山口県岩国市に生まれ、小説家として『色ざんげ』『おはん』『生きていく私』などのベストセラーを生み出したほか、着物デザイナー、実業家、モデルとしても幅広く活躍しました。
本書は、宇野千代が88歳から91歳のときに語り下ろされた言葉をまとめた一冊です。
自宅や別荘をはじめ、故郷の岩国、思い出の湯ヶ島、きもの工場など、さまざまな場所を訪ねながら人生を振り返った「ちょっと自伝」。
本書でしか見られない70点超の貴重写真とともに、宇野千代のしなやかでまっすぐな「生きが好い人生」をお楽しみください。
本書のための特別解説は、綿矢りさ氏!
宇野先生はある意味とてもインフルエンサーで、いいね! をいっぱい獲得できそうな瞬間が、写真入りでこれでもかと詰まっているのが本書である。だから私は本書の復刊が、スゴく、スゴくうれしい。 ――綿矢りさ(解説から一部抜粋)
【目次】
第一章 岩国の生家と淡墨の桜
■岩国の生家にて
■錦帯橋を渡って、ひとり旅立ち
■大したものになりたかった
■淡墨の桜、見るたびに思いは深く
第二章 好きなものへ突っ走る、恋
■芥川龍之介からのラブレター
■梶井基次郎と宇野千代
■文士は貧乏があたりまえ
■見えないところでよよと泣きました
■五十年来、この白粉入れと
■東郷はわたしを描いてくれなかった
■怖いような美しい魂、青山二郎
■神様のような方、小林秀雄さん
■北原武夫への贈り物
第三章 わたしの仕事、文学ときもの
■仕事のできる場所で生きる
■わたしは女性雑誌のパイオニア
■一反の白生地から商売を始めて
■宇野千代きものの売り子さん
■きもののおかげで文学を続けられた
■文学のためなら身を捨ててもいい
■「死んだらお止まり」
第四章 八十八歳、いまが一番幸せ
■本を読まないのは損すること
■魂を刺し貫くようなものを書きたい
■もっと生きて、明日も、明後日も
■毅然とした姿勢を作らねば
■なにしろ、素足を見せるのが嫌なんです
■一生、現役で稼いでいたいもの
■米寿の大振袖と恋人たち
■八十八歳、いまが一番幸せ
■百二十五まで生きる
【著者プロフィール】
■宇野千代(うの・ちよ)
1897(明治30)年、山口県岩国市生まれ。小説家、編集者、着物デザイナー。
岩国高等女学校卒業後、小学校代用教員などを経て、1921年に『脂粉の顔』が「時事新報」懸賞小説の一等に当選し作家デビュー。尾崎士郎や東郷青児との恋愛・同棲、北原武夫との結婚・離婚など、波乱万丈で自由奔放な生き方は時代を超えて多くの人を魅了した。
作家活動にとどまらず、日本初の女性ファッション誌『スタイル』を創刊し、また着物デザイナーとしても幅広く活躍。1957年に名作『おはん』で野間文芸賞、翌1958年には同作で女流文学者賞を受賞。1982年には菊池寛賞を受賞。100万部を超えるベストセラーとなった自叙伝『生きて行く私』をはじめ、情熱的でしなやかな人生観を綴った多くの作品を遺し、98歳で没するまで精力的に執筆を続けた。
■三宅菊子(みやけ・きくこ)/聞き書き
1938年、東京都生まれ。1965年頃からフリーライターとして主に女性誌で活躍。祖母・三宅やす子の代から宇野千代と親しく、雑誌『クロワッサン』に宇野の聞き書き『宇野千代 振袖櫻 ちょっと自伝』を連載した。著書多数。
【書誌情報】
書名 :宇野千代 ちょっと自伝
著者 :宇野千代 三宅菊子(聞き書き)
発売日 :2026年9月3日
価格 :1,980円(税込)
仕様 :A5並製・160ページ
ISBN:978-4-8387-3404-7
発行 :株式会社マガジンハウス