株式会社フォーライフミュージックエンタテイメントのプレスリリース

●約14年の時間を飛び越え、HALCALIが帰ってきた
SEの壮大な響きが、日本最大級のフェス『SUMMER SONIC 2026』 (千葉・海浜幕張) Spotify Stageを非日常へと塗り替えていく。やがて音像は鮮やかなクラブチューンへと変化し、2026年8月16日午後16時10分過ぎ、HALCAとYUCALIがステージにあらわれた。いい意味で変わらない。いや、あの頃の自由さをそのままに、最高にキュートな2人が目の前にいた。

オープニングを飾るのは、2003年のデビュー曲「タンデム」。YUCALIから「HALCALIです。よろしくね〜」という第一声。カラフルなビートに言葉が弾み、軽やかに掛け合う。その瞬間、待ち焦がれてきたオーディエンスの記憶と、TikTokから彼女たちを知った新しい世代が、同じフロアで接続された。オリジナル楽曲を携えた単独でのフェス出演は、2012年12月のフェス『COUNTDOWN JAPAN 12/13』以来、約14年ぶり。けれどもブランクを感じさせるどころか、HALCALIの音楽に時代のほうが追いついたのだと思わせる幕開けとなった。
「来てくれてありがとう〜。HALCALIです。ひさしぶり〜。今日は2MC、1DJということでやっておりますので、みなさんがコーラス隊ということでよろしいでしょうか? すっごい後ろの方もいます? 見えてるよ〜。いっぱいいるねえ。ありがとう〜」と、2人仲良くMC。

そして、柔らかな空気感のもと《We are the candy hearts、ハルカリズム》というコール&レスポンスからテーマソング「ハルカリズム “CANDY HEARTS”」へ。キュートなのに媚びず、ラップなのに肩肘を張らず、ヒップホップ、クラブミュージック、J-POP、ファッションを遊び心で軽やかに横断していく。リリックで《悩み多き若干15歳》が《30代》に変わっていたのもよかった。そして、Tシャツのバックには“WAR IS OVER IF YOU WANT IT”の文字。受け取りましたよ、大切なメッセージ。
●世界がいま発見した、早すぎたポップの発明
HALCALIは、小学生時代からのダンススクール仲間だったHALCAとYUCALIによる2人組。
2002年の女性ラッパー・オーディションで優勝し、RIP SLYMEのRYO-ZとDJ FUMIYAによるO.T.F(オシャレ・トラック・ファクトリー)のプロデュースで翌年デビューした。ローティーンの自然体なキャラクターと、緻密で先鋭的なトラック。脱力しているようで、実は隙がない。その絶妙なバランスは、当時から唯一無二だった。
ライブは「エレクトリック先生」、「マーチングマーチ」、「ストロベリーチップス」のスペシャルメドレーへ。「エレクトリック先生」の跳ねる電子音と目まぐるしい言葉遊び、「マーチングマーチ」の足取りまで軽くするビート、「ストロベリーチップス」の甘く、とろけるようなポップネス。矢継ぎ早に飛び出すのは、懐かしさだけでは語れない極上のキラーチューンばかりだ。
ビートの切れ味、耳に残るフック、映像が浮かぶ言葉、2人にしか生み出せない“ゆるさ”のグルーヴ。平成2000年代の東京から届いた音楽が、令和2026年の耳にはむしろ新しい。オーディエンスの熱量が曲を追うごとに上がっていく光景は、HALCALIが一曲のバイラルヒットだけで呼び戻された存在ではないことを鮮やかに証明していた。

その入口となったのが、2003年の1stアルバム『ハルカリベーコン』収録曲「おつかれSUMMER」だ。当時はシングルカットもタイアップもなかった、FPM・田中知之プロデュースの一曲。ほんのりラテンの香りをまとったトラック、気だるく愛らしいフロウ、夏の終わりの切なさ。短い動画でも一瞬で空気を変え身体が反応する。その軽やかな中毒性と、時代を経ても古びない“エフォートレスなカッコよさ”が、ショート動画とK-POPのダンスカルチャーが交差する現在に、驚くほど自然にフィットしたのだ。
●99億回の熱狂が、幕張で“生身の音楽”になった
数字は、その広がりの大きさを物語る。TikTok関連動画の総再生回数は99億回を突破し、音源を使ったUGCは730万件超。TWICE、SEVENTEEN、NCT WISH、LE SSERAFIM、IVE、NewJeansら世界的なK-POPアーティストによる楽曲使用も相次ぎ、TikTok『Viral 50』では日本と韓国の2カ国で1位を獲得した。
そして、Spotifyでは9,500万回再生を超えて1億回目前、月間リスナーは200万人を突破。YouTubeのOfficial Music Videoは3,200万回、『THE FIRST TAKE』のパフォーマンスも650万回再生を超えている。さらにBillboard JAPAN「Japan Songs(US)」2位、「Global Japan Songs Excl. Japan」には64週チャートイン。これは一過性の“懐かし曲ブーム”ではない。国境も世代も越えて、その音楽自体が再発見され、評価された結果なのだ。
そんな巨大な数字が、生身の歓声に変わったのが、この日のハイライトとなった「おつかれSUMMER」だった。イントロが鳴っただけで空気が跳ね、2人の力の抜けた声に合わせて、超満員のフロア全体が踊り出す。スマートフォンの向こうで何億回も反復されてきた音が、ライブで奇跡的なモーメントとなる。そこには、バイラルという言葉だけでは捉えきれない、至福の空気が満ちていた。

2人からの「楽しい〜!!!」という無邪気な反応。
だが、物語はそこで終わらない。ラストは「ギリギリ・サーフライダー」。波に飛び乗るようなビートと2人のラップが、オーディエンスをもう一段高い熱狂へ連れていく。「おつかれSUMMER」の他にも、HALCALIにはこんなにも強い曲がいっぱいある。その事実を堂々と鳴らしてステージを締めくくったことに、今回の完全復活の意味があった。
そう、単純に過去の名曲が偶然よみがえったのではない。
HALCALIがずっと持っていた未来を、世界がようやく発見したのだ。結果、今年のSpotify Stage 最高動員を記録。2026年8月16日、99億回の再生の先で、HALCALIの新しい季節が始まったのである。
テキスト:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
【SUMMER SONIC 2026 SETLIST】

M1 タンデム
M2 ハルカリズム “CANDY HEARTS”
M3 エレクトリック先生
M4 マーチングマーチ
M5 ストロベリーチップス
M6 おつかれSUMMER
M7 ギリギリ・サーフライダー
プレイリストはこちら
https://halcali.lnk.to/SUMMER_SONIC_2026
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