「しっかりパンチは見えていた」(増田)、「先に動いて先にパンチを出した」(岩田)と自己解説!
株式会社WOWOWのプレスリリース
WBA世界バンタム級王者の増田陸とWBC世界ライト・フライ級王者の岩田翔吉(ともに帝拳)がWOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。両王者が自己解説したのは7月20日に両国国技館で行われた世界戦で、増田は比嘉大吾(志成)に12回判定勝ちを収めた戴冠試合、岩田はエリック・バディージョ(メキシコ)に11回TKO勝ちで初防衛に成功した試合。プロ転向から4年、12戦目で世界王座を獲得した増田は「相手のパンチはしっかり見えていた」と戦いを振り返った。初のダウンを喫したものの完勝といえる内容の岩田は「先に動いて先にパンチを出した」という。ふたりは今後についても興味深いコメントを残している。
■増田「反省だらけの試合」「次は堤聖也選手と戦いたい」
増田は「神の左」として知られたジムの先輩王者、山中慎介氏の継承者ともいわれ、サウスポーから繰り出す一撃必倒の左ストレートで戦慄的なKO勝ちを重ねてきた。2024年以降は世界ランカーや元世界王者を連破して指名挑戦権を手にしていた。大きな期待を背負っての大舞台だったが、「一発で世界を取るという強い気持ちと、いつも通り平常心を持って戦った」という。
相手の比嘉は元WBC世界フライ級王者の肩書を持ち、15連続KO勝ちの日本タイ記録保持者でもある。増田は「覚悟が決まっているなという感じは受けた」とリング上での印象を話す。
増田が82パーセント、比嘉が70パーセントと両者とも高いKO率を誇る強打者だけにKO決着が期待されたが、試合は比較的静かな展開でスタートした。「比嘉選手がガンガン来ると思っていたので、バックステップで対応しつつプレスしていくつもりだった」と増田は明かす。そして「左は警戒されていたけれど1ラウンドは取ったと思った。しっかりパンチは見えていた」という。
試合が動き始めたのは4ラウンドあたりだった。比嘉が接近戦を仕掛け、増田が応戦するかたちとなった。比嘉のパンチは迫力があり、増田はやや受けに回る場面が増えた。これに関して増田は「少し印象は悪かったかな」と振り返る。それでも多くのラウンドで増田がポイントを奪っていった。
勝負は判定に持ち込まれ、二者が117対111で増田、もうひとりは115対113で比嘉を支持。判定は2対1と割れたが増田が勝利を収めて空位になっていたWBA世界バンタム級王座を獲得した。「攻撃の幅やディフェンスの甘さなど反省だらけの試合」と自戒気味に話す。
試合後1ヵ月のオフをとり8月24日からジムワークを始めるという。今後に関しては「堤聖也選手(角海老宝石)と戦いたい」ときっぱり。WBA世界バンタム級王者だった堤は休養王者を経て現在はWBA1位になっている。「(堤には)4戦目に日本タイトル戦で負けたが、そこから自分はボクシングとの向き合い方が変わった。借りを返し、自分がチャンピオンであることを証明したい。次に戦えば必ず勝つ自信があるし、KOで勝つという気持ちが強い」と言い切る。
■岩田「ボディが効いてダメージが蓄積しているのが分かった」
岩田は2024年10月にWBO世界ライト・フライ級王座を獲得したものの翌年3月の初防衛戦で失い、今年3月にWBCで返り咲きを果たした。迎えた初防衛戦は鬼門ともいえるもので、かつ相手が19戦全勝(8KO)の指名挑戦者とあって危機感が漂っていた。岩田自身「以前、この会場で負けたことがあるので緊張感があった」という。その一方で「リングに入ったときは『やることをやるだけ』と自信があった」と話す。
今年3月の戴冠試合で機動力を生かしながら戦うことでボクシングの幅を広げた岩田は、今回も序盤から主導権を握ることに成功。「先に動いて先にパンチを出した。そして相手が打ち返してきたところを外した」と3回まで完璧な試合運びをみせた。
ところが4回、サウスポーのバディージョの左を浴びてプロ、アマを通じて初のダウンを喫してしまった。「効いてはいないけれど焦った」と岩田は振り返る。これが今回の試合で唯一の反省点として残った。
その後は再びペースを握り、挑戦者を徐々に追い込んでいった。緩急をつけた左右のパンチに加え効果的だったのがボディブローだ。「ボディブローが効いてダメージが蓄積してきているなという実感があった。腹が効いてしまえばどんなにスタミナがあっても動きが落ちてくる」と岩田は十分な手応えがあったと分析している。9回に左拳を痛めたというが大勢に影響はなかった。迎えた11回、疲労とダメージが見えるバディージョに岩田が連打を見舞うとレフェリーが割って入り試合終了となった。
すでにジムワークを開始しているが、骨折した左手にワイヤーを入れて固定しているため「フットワークと右をつかうだけ」に抑えているのだという。
岩田は、近未来の対戦候補として3人の世界王者の名を挙げている。同じ階級のIBF王者、タノンサク・シムシー(タイ)、かつて敗れたWBO王者(WBA休養王者)のレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)、そしてミニマム級から上げてくる可能性が高いWBA、WBO王者のオスカル・コヤソ(プエルトリコ)である。「サンティアゴには借りを返したいし、タノンサクとの統一戦にも興味がある。コヤソは『岩田とバディージョの勝者と戦いたい』と話していたし、世界的にも高い評価を得ている選手なので戦いたい」と話す。今後の動きに注目していきたい。
『エキサイトマッチSP「増田陸vs比嘉大吾」「岩田翔吉vsバディージョ」』は、8月24日(月)午後9:00~WOWOWで放送・配信する。
◆◆◆WOWOW 番組情報◆◆◆
★『エキサイトマッチSP「「増田陸vs比嘉大吾」「岩田翔吉vsバディージョ」』
WBA世界バンタム級1位の増田陸と4戦連続の世界挑戦となった比嘉大吾の激闘とWBC世界L・フライ級王者、岩田翔吉の初防衛戦をそれぞれ本人解説でお届けする。
<放送・配信日>8月24日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:増田陸、岩田翔吉 解説:亀海喜寛
<対戦カード>
WBA世界バンタム級王座決定戦 / 増田陸 vs 比嘉大吾
WBC世界L・フライ級タイトルマッチ / 岩田翔吉 vs エリック・バディージョ
★『エキサイトマッチ~世界プロボクシング
WBC暫定世界S・ミドル級タイトルマッチ レスター・マルチネスvsルカ・プランチック』
グアテマラ初の世界王者で無敗のWBC暫定世界S・ミドル級王者レスター・マルチネスが初防衛戦に臨む。さらに井上尚弥とラスベガスで激突したラモン・カルデナスも登場!
<放送・配信日>8月30日(日)午前9:00[WOWOWオンデマンド]※ライブ配信
9月7日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<対戦カード>
WBC暫定世界S・ミドル級タイトルマッチ / レスター・マルチネス vs ルカ・プランチック
S・バンタム級10回戦 / ラモン・カルデナス vs レオナルド・カリージョ
★『エキサイトマッチ~世界プロボクシング
S・ウェルター級10回戦 ジョバニ・サンティリャンvsアバス・バラオウ』
世界挑戦経験者のサンティリャンと元WBA世界S・ウェルター級王者バラオウのサバイバルマッチ!さらに元IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペスも登場!
<放送・配信日>9月12日(土)午前9:00[WOWOWオンデマンド]※ライブ配信
9月14日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<対戦カード>
S・ウェルター級10回戦 / ジョバニ・サンティリャン vs アバス・バラオウ
S・フェザー級10回戦 / ルイス・アルベルト・ロペス vs ダニエル・ルーゴ
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