古関裕而・作曲の幻の名曲「歌謡ひろしま」を佐々木秀実が歌う

日本コロムビア株式会社のプレスリリース

NHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルとなった作曲家の古関裕而が、終戦の翌年に作曲した「歌謡ひろしま」をシャンソン歌手の佐々木秀実が初めてレコーディングした。

「歌謡ひろしま」は、原爆投下の翌年に広島の復興を願い中国新聞社が歌詞を公募し、選ばれた広島市の歌人、山本紀代子さんの詩に古関が曲を付けた作品で、1946年8月9日付の朝刊で発表された。当時の記事に古関は「作曲にも苦心して何処でも誰にでもうたえるようにした」とコメントを寄せている。市民に親しまれたものの、レコード化されなかったこともあり、やがて忘れられ、幻の曲となっていた。
 今回「歌謡ひろしま」を歌うことにあたり佐々木は「古関先生は、「応援」「復興」の歌を沢山書かれました。勿論、時代は違いますが、様々な事柄が次々に起こるこの時代に、私は古関先生のメロディーで、今こそ「復興」の魂をシャンソンにのせて歌いたいと思っております。」とコメントした。
 「歌謡ひろしま」は8月26日に発売される佐々木秀実初のアルバム「シャンソン・ベスト」に収録される。また、レコーディング風景や「歌謡ひろしま」への想いを語る告知映像が本日アップされた。

 
<佐々木秀実プロフィール>
◇ 誕生日:4月17日
◇ 出身地:長野県
◇ 血液型:B型
◇ 特技:三味線・日本舞踊・能楽
2002年 故・阿久悠氏に見出され
オリジナル楽曲「懺悔」でCDデビューの個性派ヴォーカリスト
(※プロフィールの詳細は添付の「佐々木秀実紙資料」をご参照ください)
 
<リリース情報>
ドラマティックな歌声でシャンソン界をリードする佐々木秀実の素晴らしき世界
佐々木秀実がレコーディングした音源や貴重なライブ音源の中からシャンソンの名歌唱を中心に厳選した初のベスト・アルバムです。
古関裕而が1946年に作曲し復興をうたった幻の名曲「歌謡ひろしま」を初CD化
 

佐々木秀実/シャンソン・ベスト
品番:COCP-41217
発売日:2020年8月26日
定価:¥3,000+税
発売元:日本コロムビア  

収録内容
1.聞かせてよ愛の言葉を  PARLEZ-MOI D’AMOUR
作詩・作曲:Jean Lenoir/日本語詩:佐伯孝夫/編曲:美野春樹
シングル「愛と哀しみのバラード」(2016年)より

2.枯葉(New Vocal)  LES FEUILLES MORTES
作詩・作曲:Jacques Prevert – Joseph Kosma/日本語詩:岩谷時子/編曲:井上 鑑
アルバム「懺悔」(2002 / 2020年)より

 3.まるでお芝居のように(New Vocal)  COMME AU THEATRE
作詩・作曲:Roland Arday/日本語詩:矢田部道一/編曲:美野春樹
アルバム「懺悔」(2002 / 2020年)より

4.さくらんぼの実る頃  LE TEMPS DES CERISES
作詩・作曲:Jean Baptiste Clement – Antoine Renard/日本語詩:高 英男/編曲:黒木千波留
アルバム「HIDEMI」(2007年)より

5.アコーディオン弾き  L’ACCORDEONISTE
作詩・作曲:Michel Emer/日本語詩:美輪明宏/編曲:黒木千波留
アルバム「HIDEMI」(2007年)より

6.再会  JE N’POURRAI JAMAIS T’OUBLIER
作詩・作曲:Patricia Carli – Emil Dimitrov/日本語詩:矢田部道一/編曲:羽岡 佳
シングル「夢物語」(2009年)より  Licensed by USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY

7.ラ・ボエーム  LA BOHEME        
作詩・作曲:Jacques Plante – Charles Aznavour/日本語詩:なかにし 礼/編曲:美野春樹  
アルバム「美しき愛のうた」(2014年)より

8.哀しみのソレアード  SOLEADO  
作詩・作曲:Alberto Salerno – Francesco Specchia – Maurizio Seymandi – Dario Baldan Bembo –Ciro Dammicco/日本語詩:山川啓介/編曲:美野春樹            
アルバム「美しき愛のうた」(2014年)より

9.スカーフ*  L’ECHARPE
作詩・作曲:Maurice Fanon/日本語詩:金子由香利

10.群衆*  LA FOULE    
作詩・作曲:Enrique Dizeo – Michel Rivgauche – Angel Cabral/日本語詩:美輪明宏
11.愛の讃歌*  HYMNE A L’AMOUR
作詩・作曲:Edith Piaf – Margueritte Monnot/日本語詩:岩谷時子

12.ラストダンスは私に*  SAVE THE LAST DANCE FOR ME  
作詩・作曲:Doc Pomus – Mort Shuman/日本語詩:岩谷時子   
~ろくでなし*  MAUVAIS GARCON            
作詩・作曲:Salvatore Adamo – Oscar Saintal – Joseph Elie De Boeck/日本語詩:岩谷時子

 
*ライブ音源 : 2017年11月27日 東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて収録
<ボーナス・トラック>
13.愛をありがとう              
作詩:髙畠じゅん子/作曲:中川博之/編曲:石井為人
シングル「愛と哀しみのバラード」(2016年)より

14.あなたを愛さないために
作詩・作曲:加藤登紀子/編曲:美野春樹
シングル「焦がれ星」(2017年)より

15.一本の鉛筆
作詩:松山善三/作曲:佐藤 勝/編曲:北島直樹
アルバム「美しき日本のメロディ」(2012年)より

16.歌謡ひろしま(新録音)            
作詩:山本紀代子/作曲:古関裕而/編曲:石田美智代

 
<本人コメント>
「歌謡ひろしま」について
原爆投下の翌年に広島の復興を願い中国新聞社が歌詞を公募、広島市の歌人だった山本紀代子さんの詩が選ばれ、古関裕而が曲を付け1946年8月9日付の朝刊で発表された。当時の記事に古関は「作曲にも苦心して何処でも誰にでもうたえるようにした」とコメントを寄せている。市民に親しまれたものの、レコード化されなかったこともあり、やがて忘れられ、幻の曲となっていた。 
 

 

 

 

 

 

 

<公開動画の概要>

https://www.youtube.com/watch?v=Bh6oTgboako 

 

みなさんこんにちは、佐々木秀実です。
古関裕而先生の残された楽曲「歌謡ひろしま」は、原爆が落ちて、戦争が終わって、その翌年に書かれた作品なんですけれども、口伝えで歌っていた方もいらっしゃったんですけれども、作品としてレコードやCDになっていなかった名曲だと思うんです。
古関裕而先生は、皆さんもご存じの通り、たくさんの名曲を書いていらっしゃいますけれども、実は、戦時中は、軍国歌謡と呼ばれるものをたくさん書かれていました。その軍国歌謡に煽られるように兵士たちは戦いへ行って、帰ってこない兵士たちもたくさんいた。戦争が終わって、古関先生はもちろん、当時の作曲家、作詞家みんなそうだったと思いますが、そういうつもりで書いたのではないと、人が人を殺すという歌を書いたのではない、そういう思いが根っこにあったのだと思います。
日本は、戦争が起こっても、大きな地震があっても、津波が起きても、復興していくんですよ。そのエネルギーは、日本人一人ひとり、日本に住むみんながその力強さを絶対に持っている。その応援ソングを、さーやるぞ!ではなく、美しさで、曲で、アピールできたらと思いますし、そういうメロディーであることを今日改めて、つくづく感じました。
「歌謡ひろしま」は先生の残された作品ですが、新しい、今の曲としてチャレンジしたいですし、日本がいつまでも美しい国であってほしいと、心を込めてレコーディングしました。
ぜひ聴いてください。

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