過去に生きた少女トナの「手の記憶」と出会った現代の少女ホノが、自分自身の表現を見つけていく ヒューマンメモリーファンタジー『となりのトナ』。チラシビジュアル&予告編も解禁!
株式会社LPJのプレスリリース
「演技を通じて、自分を知る。社会とつながる。世界と出会う!」をモットーに、子どもたちが楽しく演技を学べる場として「LPJ演技ワークショップ」を開催している株式会社LPJの製作二作目となる映画『となりのトナ』が、このたび完成しました。
映画『となりのトナ』は 栃木国際映画祭2026 国際短編映画部門 コンペティション作品にノミネートされ、2026年9月20日(日)、栃木県宇都宮市の宇都宮短期大学 須賀友正記念ホールにてワールドプレミア上映されます。
【映画『となりのトナ』上映情報】
日時:2026年9月20日(日)《国際短編映画部門プログラムG(15:40~17:20)》内にて上映(上映前舞台挨拶あり)
会場:宇都宮短期大学 須賀友正記念ホール(栃木県宇都宮市下荒針町3829)
上映にあわせて、監督・脚本を務めた三坂知絵子も栃木国際映画祭に参加し、舞台挨拶を行います。
映画『となりのトナ』にとって、今回が初めて観客の皆さまに作品をご覧いただく機会となります。
本映画祭でのワールドプレミアを第一歩として、これからこの作品を国内外の映画祭でより多くの皆さまにお届けしてまいります。
今後の『となりのトナ』のあゆみに、どうぞご期待ください。
「となりのトナ」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=yO1KpaQUjMo
【CAST】
西田涼乃 鱸南葵依
雅葉緑 鱸南藍子 梅本真里恵 松木智悠
津末咲心 徳本莉奈 釘﨑晴香 我妻麻衣
竹中直人
【STORY】
本州最西端のまち、下関に住む小学五年生のホノ(西田涼乃)は、教室の片隅で古びた陶器の花瓶を見つけた。
その日から、不思議な少女(鱸南葵依)が自分のとなりにいるように感じはじめたホノは、
その子を「トナ」と名付け、静かな交流を重ねてゆく。
ある日、突然鳴り響いた非常ベルに驚いたホノは、花瓶を床に落として割ってしまう。
花瓶を修復するために訪れた考古博物館で、学芸員のマナブ(竹中直人)とともに、
その花瓶が戦時中に作られたこと、そして何のために作られたものなのかをたどってゆく。
古い陶器に残された「手の記憶」と、過去に生きた一人の少女の存在にふれたホノは、
「生きること」と「表現すること」に向き合い、自分自身の内なる声にかたちを与える一歩を踏み出す。
■映画「となりのトナ」(2026年/日本/カラー/デジタル)
監督・脚本 三坂知絵子
【出演】
ホノ 西田涼乃
トナ 鱸南葵依
ミズエ(ホノの母) 雅葉緑
大人のトナ 鱸南藍子
大人のトナ[声] 梅本真里恵
幼いマナブ 松木智悠
トモ 津末咲心
シマ 徳本莉奈
ナオ 釘﨑晴香
博物館学芸員 我妻麻衣
教頭[声] 三坂知絵子
マナブ 竹中直人
【スタッフ】
撮影 玉田詠空
録音 西田敬
衣装デザイン 浜井弘治
スタイリング 浜井麻紀
ヘアメイク 橋本申二
制作主任 篠田知宏
アクティングコーチ 我妻麻衣
助監督 小田浩貴
柳瀬花帆
撮影助手 渡邉隼士
稲生匠吾
高松博由樹
VFX 城戸久倫
佐伯真哉
美術 Capi 西村奈都子
編集 長池志文
整音 堀修生
カラリスト 大嶋“隊長”俊之
ポスプロ進行 平見優子
制作進行 江藤澄香
現場スチル さとうようこ
メイキング 濱田照久
<春パート撮影>
助監督 上倉健太
照明 米丸陽
<合成素材撮影>
撮影 吉田寛
撮影助手 岡本まどか
土笛制作 Capi 西村奈都子
土笛演奏指導 村田絢子
土笛協力 松浦孝
金継ぎ指導 Capi 西村奈都子
スケッチブック絵画制作 WA
書作品制作 雅葉緑
制作インターン
下関市立大学映画研究会
隼田実杜
橋本歩果
石原沙季
畑徹真
友井京介
英語字幕 渡辺エリック拓也
撮影保険 ファンテック
プロデューサー 三坂知絵子
【美術作品協力】
岸田壌宇 絵画
「遣らずの雨」 安藤亜沙美(門司港美術工芸研究所)
教室壁面自画像
DDSS
廊下壁面絵画・美術展展示作品
Capi galery
【資料協力】
『写真家 上垣内茂夫 -18枚の記録と記憶-』
(編集:赤堀茂 上垣内和子)
滋賀県平和祈念館
滋賀県南部産業技術共創センター信楽窯業技術試験場
沖縄県公文書館
【協力】
下関市
下関市教育委員会
下関市立考古博物館
下関フィルム・コミッション
下関市立本村小学校
彦島地区まちづくり協議会
丸山日和 木村大吾
ねをはす HOTEL BOOK & CAFE
株式会社はやし住宅 林成吉
ホテル西長門リゾート
株式会社キューブフィルム
広尾メディアスタジオ
株式会社KASSEN
株式会社Torie
atelier ism
jojofilm
ヴィジョンファーム
株式会社うるとらはまいデザイン事務所
Capi galery
自在音響株式会社
むらたフルート教室
雅葉書道会
月の葉映劇団
門司港美術工芸研究所
下関市立大学 映画研究会
西岡彦太郎商店
灯台守 柴口組
上垣内和子
赤堀茂
レディバード
劇団ひまわり
一般社団法人 IMPRO KIDS TOKYO
COME ON! FM コミュニティエフエム下関
ボランティアスタッフ・キャストの皆様
企画・製作 株式会社LPJ
LPJ演技ワークショップ
制作プロダクション 株式会社LPJ
映画の最新情報は
映画公式ウェブサイトおよび製作会社LPJのSNSにて更新中!
■映画「となりのトナ」公式ウェブサイト
https://littleprofessional.jp/tona/
■LPJ 公式Facebook
https://www.facebook.com/LPJWS/
<<映画の分数について>>
映画「となりのトナ」は、本来、本編 24分 の作品ですが、栃木国際映画祭 国際短編映画部門へのエントリーのため、特別に20分のショートバージョンに編集したものを出品しております。ですので、栃木国際映画祭で上映されるのは『となりのトナ ショートバージョン(20分)』となっております。
<<映画「となりのトナ」を製作した「LPJ」について>>
「リトルプロフェッショナル・ジャパン」(Little Professional Japan)は、子どもたちの文化的活動を支援する団体です。
普段は「LPJ」あるいは「リトプロ」と呼ばれています。2018年12月に設立され、活動を開始。2023年6月に「株式会社LPJ」として法人化されました。
表現の分野でプロフェッショナルな活動をしている子どもたちと保護者の方に向けての、技術面・心理面・生活面・教育面などの情報共有、ワークショップ、イベント、心身のケアサポートなどをおこなっている団体です。
特に、演技のプロフェッショナル、いわゆる「子役」活動をおこなっている子どもたちと保護者の方を対象とした支援をおこなっています。
LPJでは、お芝居が好きな子どもたち向けの演技ワークショップを定期的に開催しています。
「演技を通じて、自分を知る。社会とつながる。世界と出会う!」をモットーに、誰でも楽しく演技を学べる場所として、設立以来たくさんのかたがワークショップに参加してくださっています。
子ども向けの劇団や芸能プロダクションやキッズモデル事務所などはたくさんありますが、LPJは、特定の事務所やプロダクションと関係なく「子役活動そのもの」を支援している団体です。
日本では、「子役活動そのもの」が、これまであまり情報が可視化されてこなかったように思います。
子どもと芸術に関する法律のこと、勉学との両立、家庭との関わり、経済的な面、など……
「どうすればいいのか?」と悩んでいる子どもたちと保護者の方の力になりたい!
そして、子役が参加する映像や舞台の制作環境がよりよい状態になるように改善してゆきたい!
その思いから「リトルプロフェッショナル・ジャパン」(LPJ)を立ち上げました。
2024年からは子どもたちが主役の映画の製作も開始。LPJ製作第一作となる映画「ちくわっちゃ!」は国内外の映画祭で多くの賞を受賞し、今後もさまざまな場所での上映が予定されています。
これからのLPJの活動にぜひご期待ください。どうぞよろしくお願いいたします。
LPJ代表 三坂知絵子
<<三坂知絵子監督コメント>>
映画『となりのトナ』が 栃木国際映画祭2026 国際短編映画部門コンペティション作品としてノミネートされ、ワールドプレミアを迎えられることを、とてもうれしく思います。
前作『ちくわっちゃ!』に続き、今回も、私のふるさとである山口県下関市が物語の舞台です。『となりのトナ』の制作にあたっては、本当にたくさんの方々にご協力いただきました。撮影場所をご提供くださった方、作品に必要なものを準備してくださった方、エキストラとして撮影に参加してくださった方など、さまざまな立場から支えていただき、この映画を完成させることができました。なかでも、本作の中心的なロケ地である下関市立考古博物館の皆さまには、準備の段階から撮影、仕上げまで、多くの場面でお力添えをいただき、まことにありがとうございました。
前作に続き、ふたたび故郷・下関で、多くの方々の力をお借りしながら一本の映画をつくり上げていく日々は、私自身があらためて故郷を見つめ、これまで知らなかった下関の歴史や人や場所に出会いなおす、心躍る時間でもありました。
主人公・ホノ役の西田涼乃さん、トナ役の鱸南葵依さんとは、地元で開催した出演者オーディションで出会いました。お二人がそれぞれの感性で役と向き合い、「ホノ」と「トナ」として生きてくださったことで、この物語に命が吹き込まれていきました。
また、学芸員・マナブ役は、日本の映画・演劇界で長年にわたり活躍されてらっしゃる竹中直人さんが演じてくださいました。竹中さんがこの小さな映画に力を貸してくださったこと、そして撮影の現場で若いキャストたちと真摯に向き合ってくださったことを、本当にありがたく思っています。
撮影にご協力くださった下関の皆様、キャストの皆様、スタッフの皆様、そしてこの作品に関わってくださったすべての皆様に、改めて心より感謝申し上げます。
昨年、前作『ちくわっちゃ!』で監督賞をいただいた栃木国際映画祭に、今年は新作『となりのトナ』を携えて再び参加できることを大変光栄に思います。皆様のお力をいただいて完成したこの作品を、昨年に続いてこの場所で、そして初めて観客の皆さまに見ていただけることを、心から楽しみにしています。
この作品で私は、現代を生きる少女が古びた陶器と出会い、そこに秘められた歴史を知ってゆく過程を通じて、過去を単なる知識としてではなく、かつて確かに生きていた誰かの「手の記憶」として感じられる物語を描きたいと思いました。
国や時代が違っても、戦争は世界中で子どもたちの日常を奪ってきました。本来、学び、遊び、未来を思い描くためにあるはずの子どもたちの手が、戦争を支えるための武器を作ることを強いられる。それは過去の悲劇というだけでなく、今もなお世界で続いている現実です。
もし、戦争のない時代を生きていたなら、その子どもたちは何を作っていたでしょうか。武器ではなく、楽器だったかもしれない。花瓶だったかもしれない。あるいは、誰かを笑顔にする、まったく別のものだったかもしれない。戦争によって奪われた命、時間、夢……本来この世に生まれるはずだったものに思いを馳せるとき、その「手の記憶」は過去だけのものではないことに気づきます。それは静かに私たちの手をふるわせ、深い思索へと導き、そこから一人ひとりが自らの表現を見つけていく。そうした営みの積み重ねが、共に生きる未来を紡いでいくのではないかと思います。
本作「となりのトナ」が、時代をこえて誰かのとなりに静かに寄り添い、新たな表現を生み出すきっかけとなることを願っています。
三坂知絵子(映画「となりのトナ」監督・脚本)
【三坂知絵子(みさか・ちえこ)プロフィール】
山口県下関市出身。女優、映画監督、プロデューサー。中学生の頃より地元の劇団で演劇を始め、早稲田大学第一文学部にて演劇映像学を、東京大学大学院にてメディア環境学を修める。俳優として活動するなかで、子役活動をおこなう子どもたちと保護者がさまざまな不安や悩みを抱えていることを知り、2018年、子どもたちの文化的活動を支援する団体「リトルプロフェッショナル・ジャパン」(LPJ)を立ち上げ、表現の分野でプロフェッショナルな活動をしている子どもたちと保護者に向けてのワークショップや、芸術活動に関する制作現場環境の調査研究などをおこなっている。初監督作品「ちくわっちゃ!」が国内外の映画祭で受賞多数。