株式会社ディスクユニオンのプレスリリース
1970年代、ウエストコースト・サウンド全盛期、ジュディ・シルというシンガーソングライターがいた
アサイラム・レコードの第1号アーティストとして自身の名を冠したアルバム『ジュディ・シル』で華々しくデビューするも、わずか数年で姿を消す――
波乱万丈な人生と、今なお愛され続けるカリスマ的才能を、豊富な本人映像と資料で再発見するドキュメンタリー

類まれな音楽的才能に恵まれながらも、活動期には正当な評価を得られず、失意のなか35歳で夭折したアメリカのシンガーソングライター、ジュディ・シル。
彼女は1971 年に、デヴィッド・ゲフィンが設立したアサイラム・レコードの第一号アーティストとして、アルバム「ジュディ・シル」でデビューしましたが、商業的には振るわず、徐々に音楽業界からフェードアウトしていきます。本作は、ヤク中で荒れていた青春時代から、音楽界での華々しい活躍、そして悲劇的な死にいたるまでの、ジュディの波乱万丈な人生を追うドキュメンタリーです。
監督のブライアン・リンドストロームとアンディ・ブラウンは、9年間かけて集めたジュディ・シル本人の日記や絵画、楽譜、当時の記事、アーカイブ映像や写真といった膨大な資料を発掘。早逝ゆえに数少ないジュディの歌唱シーンや肉声などの貴重な本人映像はもちろん、彼女と同世代のスターであるジャクソン・ブラウン、グラハム・ナッシュ、J.D.サウザー、リンダ・ロンシュタットらに加え、影響を受けた若い世代のフリート・フォクシーズやビッグ・シーフらの証言を絡めながら、ジュディの音楽の魅力と人物像を現代によみがえらせました。さらに、彼女が遺した直筆のイラストや手記をアニメーション化し、謎多きジュディの内面世界を描き出します。
▼予告編
https://www.youtube.com/watch?v=munF8bxUhZQ
▼公式サイト
https://www.du-cinema.com/judee-sill
▼コメント
草野マサムネ(スピッツ)
これまで「薄幸な天才肌のシンガーソングライター」という勝手なイメージを抱いてましたが、むしろ職人気質で、自信を持って良質な歌を届けてくれてたんですね。恋愛にまつわる話も興味深く、後追いファンにとっては謎の多いアーティストだっただけに、知らなかった彼女の色んなエピソードに触れて、さらにその魅力にハマっています。
坂本美雨
彼女が信じ、求め続けた音楽による救済を、私も信じてやまない。
そして多くの人々が、今こそ、彼女の音楽を必要としているはず。
ジム・オルーク
数十年にわたり謎と伝説に包まれてきたジュディ・シル
この映画のお陰で、天才の音楽や言葉が、
友人や同僚を通じて我々に明らかになる
中納良恵(EGO-WRAPPIN’)
ジュディ・シルの波乱に満ちた人生。
贖罪を果たすかのように生み出された果報。
人が神だと見紛うほどのジュディの歌声と曲の美しさに包まれる時、私たちは人生を肯定する。
歌う姿、話す声、寂しげな横顔、猟奇的な目つき。全てが尊く、そして儚い。
貴重な当時の映像と、彼女をよく知る人達のインタビューの数々。
映画化されるなんて!!
私にとって最高のギフトです。
原田郁子(クラムボン)
映画をみるのがこわかった。きっと苦しくなるだろうと思ったし、多くを知らずとも、これまで何度も助けられてきた。けれど、みた。みることができて、よかった。あまりに正直に、激しく、懸命に、もがく。痛みを鎮めるように、曲をつくり、歌う、奏でる。その響きは、なんて美しいんだろう、、。 音楽は、彼女の spirit そのものだった。
山崎まどか(コラムニスト)
シルヴィア・プラスがそうであったように、ジュディ・シルも自分の孤独や渇望、使命についてノートに綴らずにはいられない人だった。彼女が血を流してつかみ取った全てが美しい曲になり、その恩恵を今の私たちが受けている。

▼プロフィール
【ジュディ・シル (1944-1979)】
カルフォルニア州生まれ。3歳の頃からピアノを弾き始めた。幼い頃に父と兄を亡くし、母の再婚相手から虐待を受けて育ったジュディは、10代で家出をして麻薬にハマり、更生施設に入れられた。そこでゴスペルやバッハの音楽と出会い、オルガン奏法を学んだジュディは音楽活動を開始し、1971年にアサイラム・レコードから「ジュディ・シル」でデビューする。1973年には2作目の「ハート・フード」を発表。両作とも音楽的に高評価を得たが、商業的な成功には至らなかった。1974年に交通事故にあい療養生活に入ったジュディは、その後、3枚目のアルバム制作を目指すが、完成せず。身体の痛みに耐えかね再び始めた薬により、1979年にオーバードーズで亡くなった。享年35。
【監督・製作:ブライアン・リンドストローム (1961-2026)】
オレゴン州生まれ。ルイス&クラーク大学でコミュニケーション学を、コロンビア大学で脚本と映画の修士号を取得。薬物中毒の更生者を描く『Finding Normal』(2007)や警察の拘留中に亡くなった統合失調症の男性を追う『Alien Boy:The Life & Death of James Chasse』 などを監督。妻は作家のシェリル・ストレイドで、ジャン=マルク・ヴァレ監督の『ワイルド』の原作者である。1994年からはノースウェスト・フィルム・センターで教鞭を執り、若手映画制作者の育成に取り組んでいたが、2026年5月に進行性核上性麻痺で急逝。
【監督: アンディ・ブラウン】
NY出身の俳優、脚本家、映画監督。コロンビア大学で映画を学んだ。俳優として、大学の同級生であるグレッグ・モットーラ監督(『宇宙人ポール』(2011)等)の『Swingin’in Painter’s Room』 (88)や、『The Daytrippers』 (96)に出演。共同脚本家として、デヴィッド・アトキンスの『 The Horrible, Terrible Misadventures』に参加。2002年にはアン・マッケイブと『Pop Life』を共同監督。2022年に、大学の同級生であったブライアン・リンドストロームと共に本作『Lost Angels ~The Genius Of Judee Sill』を制作した。
監督:ブライアン・リンドストローム、アンディ・ブラウン 原題:Lost Angel : Genius of Judee/
2022年/アメリカ/英語/91分/カラー/字幕:山口三平 © 2023 Onwards & Upwards LLC Exclusively licensed to TAMT Co., Ltd. In Japan 配給:ディスクユニオン/劇場営業:トリプルアップ

