【福岡県庁】第34回福岡県文化賞受賞者を決定!

福岡県のプレスリリース

 福岡県では、県民の皆さんの幅広い文化活動を促進し、本県文化の向上・発展を図るため、文化振興に顕著な功績のあった個人や団体に「福岡県文化賞」を贈っています。

 このたび、市町村、文化関係団体、報道機関等から推薦があった個人・団体の中から、外部有識者で構成される「福岡県文化賞選考委員会」の選考を経て、下記の個人・団体に対して第34回福岡県文化賞を贈呈することを決定しました。

○ 受賞者の概要

<創造部門>

 個性的・創造的な文化活動を行い、優れた業績を残し、県民文化の向上・発展に貢献したもの

財津 和夫(ざいつ かずお)さん(歌手・音楽家)

【主な活動歴】

■昭和47年 「魔法の黄色い靴」でTULIPのリーダーとしてメジャーデビュー

■昭和48年 「心の旅」でオリコン・チャート第1位を獲得

■昭和53年 TULIPの活動と並行してソロ活動をスタート

■平成元年 TULIP解散

■平成9年 TULIP再結成。以降、再結成による全国ツアーを実施

■令和元年 福岡市において定期的に作詞講座を開催(~現在)

■令和6年 TULIP50周年記念ツアーアンコール公演で全国を巡回

【経歴及び選考理由】

 昭和23年 福岡市出身高校在学中にビートルズに憧れ、独学でギターを学ぶ。大学進学後、和製ビートルズを目指し、昭和44年にTULIPの前身となる「ザ・フォーシンガーズ」を結成。しかし、業界からは認められず、昭和46年、バンド名を「TULIP」に改名。海援隊や甲斐バンド、井上陽水などを生んだ福岡市の音楽喫茶「照和」でライブ活動を展開し、人気を博した。

 昭和47年にはTULIPのリーダーとして「魔法の黄色い靴」でメジャーデビュー。3作目の「心の旅」(昭和48年)がオリコン・チャート第1位を獲得し、その後も「青春の影」 (昭和49年)、「虹とスニーカーの頃」(昭和54年)、ソロ活動では「Wake Up」(昭和54年)等のヒット作を発表。

 ミュージシャンとしての活動の他、作曲家として楽曲提供、アーティスト・プロデュース、ミュージカル音楽制作、俳優などとしても幅広く活躍している。

 令和元年から現在まで、出身地である福岡市で定期的に作詞講座を開催している。

 長年にわたりミュージシャンとして活躍するとともに、出身地である福岡市において音楽を通して地域を活性化し、本県文化の振興に貢献している。

                       TULIP50 周年記念ツアー
                   作詞講座で修了証を渡す様子

<社会部門>

 地域の特性を活かした活動を行い、個性豊かで潤いのある地域社会づくりに功績があったもの又は国際交流、地域間交流など広範な文化交流活動を行い、相互理解、文化交流の発展に貢献したもの

NPO法人九州プロレス(プロレス団体)

【活動の4つの柱】

(1)試合によるまちおこし

乱闘や流血のない「家族で楽しめるエンターテインメント」としてパフォーマンスを展開。九州各地の自治体などと組んで入場無料試合も行う

(2)青少年健全育成

不登校に悩む中高生に向けたプロレス授業や小学生から大学生向けの講演会、保育園・幼稚園へのレスラー訪問を行う

(3)施設訪問

高齢者施設や障がい者施設へのレスラー訪問

(4)人材育成

格闘技教室やプロレス体験型の社員研修

【経歴及び選考理由】

 九州出身の所属レスラーたちを中心とした世界初のプロレスNPO法人として、平成20年7月に設立。

 「九州ば元気にするバイ!」を使命に掲げ、プロレスを通じて九州に住む約1,300万人に元気を届け、いきいきと暮らせるまちづくりを実現することを目指しており、設立以来18年にわたり、地域にあるニーズを柔軟に汲み取りながら、4つの柱に沿って精力的に活動を続けている。

 代表的な活動である「試合」は、乱闘や流血がないことが特徴で、「家族みんなで楽しめるエンターテインメント」としてお年寄りから小さな子どもまで安心して観戦できる。人口減少に悩む地域や自治体で無料試合を催すことで活性化に貢献したいと、九州各地の自治体等とタッグを組んだ入場無料試合も行い、地域に賑わいをもたらしている。

 設立当初から、不登校や引きこもりの状態を抱える生徒が通うフリースクールと協働し、「プロレス授業」(週1回)を実施しており、1年間練習を重ねた成果として保護者を招いた卒業試合も行う。

 また、応援企業の協賛金により、保育園や幼稚園、小学校、高齢者施設、障がい者施設などを慰問し、子どもや高齢者、障がいのある方とプロレスラーの触れ合いの場を提供している。これまでの慰問回数は2,000回を超え、目の前でパフォーマンスを見せることで、参加者に元気を与えている。

 このように本団体は、大衆娯楽であるプロレスを通じて、地域振興や社会貢献活動を行っており、本県の文化振興に大きく貢献している。

                         幼稚園への訪問の様子
                  熊本地震チャリティー試合の様子

<奨励部門>

 個性的・創造的な創作活動を行い、かつ、将来一層の活躍が期待されるもの

井上 芳雄(いのうえ よしお)さん(俳優)

【主な出演作】

■「エリザベート」

(平成12年~令和7年)ルドルフ役、トート役

■「ミス・サイゴン」(平成16年~平成21年)クリス役

■「二都物語」(平成25年、令和7年)シドニー・カートン役

■「ナイツ・テイル-騎士物語-」(平成18年、令和3年)パラモン役

■「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」(令和5年、令和6年)クリスチャン役

■「アイ・ラブ・坊っちゃん」(令和8年)夏目漱石役 他多数

©P.SHITOMICHI (SEPTEM)

【受賞歴】

■平成18年 第13回読売演劇大賞 杉村春子賞

■平成20年 第33回菊田一夫演劇賞 菊田一夫演劇賞

■平成23年 第20回日本映画批評家大賞

舞台ミュージカル大賞(西條笑児賞)

■平成25年 第20回読売演劇大賞 優秀男優賞

■平成25年 平成24年度(第63回)芸術選奨文部科学大臣 新人賞 他

【経歴及び選考理由】

 昭和54年 福岡市出身 西南学院高等学校、東京藝術大学音楽学部声楽科卒業

 福岡県出身のミュージカル俳優であり、歌手。その卓越した歌唱力と表現力で「ミュージカル界のプリンス」と称され、日本のミュージカル界を牽引する存在として広く認知されている。

 東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業後、平成12 年にミュージカル『エリザベート』のルドルフ役でデビューした。その圧倒的な存在感と歌声は瞬く間に注目を集め、以降、数々の舞台で主役を務めてきた。代表作には、『モーツァルト!』のヴォルフガング・モーツァルト役、『ミス・サイゴン』のクリス役、『二都物語』シドニー・カートン役など、幅広い役柄を演じこなす高い演技力も評価されている。

 舞台活動の傍ら、テレビドラマや映画、声優、コンサート活動も精力的に行っている。NHK 大河ドラマ『べらぼう』の出演や、音楽番組「はやウタ」のMC、数々のバラエティ番組での歌唱披露など、ミュージカルファン以外にもその魅力を発信し続けている。

 令和7年には九州国立博物館開館20 周年応援大使に就任、令和8年度も引き続き九州国立博物館応援大使を務め、九州・福岡の文化の魅力発信に貢献している。

「New HISTORY COMING ARENA LIVE-The Imperial Theatre Symphony-」(令和8年)
       「果てない ~甦る母篇~」(令和8年11月~)

○ 福岡県文化賞について

・趣旨:芸術文化、地域文化、伝統文化、生活文化など様々な視点から県民の文化活動を多角的にとらえ、特色ある文化活動により文化の振興に顕著な功績のあった個人や団体を表彰し、もって県民の多様な文化活動を奨励し、本県文化の向上・発展に資すること

・表彰部門:3部門(創造部門、社会部門、奨励部門)

※ 平成5年度の創設以来、これまで129の個人・団体を表彰

○ 文化賞贈呈式&記念イベント

・日 時 : 令和8年12月17日(木) 18:00~(予定)

・場 所 : アクロス福岡イベントホール

※詳細は決まり次第、別途お知らせします

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