エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社のプレスリリース
アートを核に、音楽、ファッション、食、スポーツなど多彩な才能とカルチャーが交差した4日間。150名以上のアーティスト・クリエイターが参加し、過去最多の6.1万人超が来場。
MEET YOUR ART FESTIVAL実行委員会(構成団体:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社、一般社団法人エリアマネジメントTENNOZ、一般社団法人 天王洲・キャナルサイド活性化協会)と東京都は、2026年10月9日(金)から10月12日(月・祝)までの4日間、東京・天王洲エリアを舞台に「MEET YOUR ART FESTIVAL 2026」を開催いたしました。
アートを核に、多彩な才能や表現を国内外へ発信してきた国内最大級のアートフェスティバル「MEET YOUR ART FESTIVAL」(以下、MYAF)。5周年の節目を迎えた本年は、「兆し」をテーマに掲げ、150名を超える国内外の注目のアーティストやクリエイターが参加し、過去最多となる6.1万人を動員しました。本年は、アートエキシビション、2つのアートフェア、ライブパフォーマンス、トーク、マーケットを通じて、アートと出会う多様な機会を創出。作品の鑑賞・購入や作家との対話に加え、ミュージシャンとアーティストの協働によるライブパフォーマンス、展示空間と呼応するパフォーマンスプログラム、街を走りながら身体感覚をひらくランイベント、多様な分野で活躍する著名人をゲストに迎えたトークセッションなど、異なる領域の表現者がともにつくり上げる企画を展開。異なる領域の表現者や実践者が集い、それぞれの視点や感性を通じて、アートの楽しみ方や可能性を広げました。
また、企業やブランドなど、多様なつくり手との共創をさらに深めました。各パートナーの専門性やものづくりの思想と、アーティストの視点や表現を掛け合わせることで、音楽、ファッション、スポーツ、クラフト、テクノロジー、ウェルビーイングなど、多様な領域へとアートの可能性を広げ、MYAFならではの新たな表現や体験を生み出しました。
プログラムハイライト
ART EXHIBITION「REFLUX たちのぼる兆し」
作品・身体・空間が呼応し、言葉になる以前の感覚に触れる
森山未來をアーティスティック・ディレクターに迎え、吉田山・渡邊賢太郎がキュレーターを務めた「REFLUX たちのぼる兆し」。加速する時代のなかで生まれる揺り戻しや反応、複数の流れの交差に着目し、7組のアーティストによる作品と、森山未來がディレクションしたパフォーマンスプログラムを展開しました。
会場では、社会の変化や目に見えない気配を捉える多様な眼差しが交差しました。100万円分の100円硬貨によって再構成されたIdeal Copyの《Channel: Money》は、変わらない硬貨と、変化し続ける制度や私たちの感覚との隔たりを提示。一方、磯村暖による、眠る人々の表情からシャボン玉が放たれる映像や、日本語の詩片を浮かべる泡の装置は、風や息を可視化し、人間の制御を離れて漂うものへと視線を向けました。
こうした目に見えないものへの関心は、声や身体を通じた鑑賞体験にも広がりました。evalaの《Sprout》では、ソプラノ歌手・田中彩子の声が無数のスピーカーを通じて空間を巡り、言葉や意味を越えた振動として身体に触れました。津田道子の作品では、フレームや鏡、映像が鑑賞者の視線や動きを取り込み、見る側と見られる側の関係が揺らぎます。また、周囲の音や声を感知して自身の状態を更新する山内祥太の《In Between… Us?》は、言葉になる以前のコミュニケーションの可能性を問いかけました。
描かれた生命や個人の記憶も、そこに居合わせる人々の身体や行為と重なりました。手塚治虫が描いた群像や群衆をもとに構成した空間では、生身の身体によるパフォーマンスを実施し、作品に息づく生命力を現在進行形の表現として提示。Ryu Ikaが自身の記憶と世界各地の祈りを編み合わせた空間構造物には、来場者が青い布を結びつけ、人々の祈りが重なるように、会期を通して作品が変化していきました。さらに、カナキティ、QUICK|福井貴彦、contact Gonzo、ソー・ソウエン、ハラサオリ、涌井智仁が参加したパフォーマンスプログラムでは、苛烈、静謐、妖艶な身体表現が作品や空間と呼応。展示とパフォーマンスを通じて、視覚だけでなく、音や動き、気配が来場者の身体感覚に働きかける展覧会となりました。
ART FAIR「MEET YOUR ARTISTS」
作家との対話を通して、その世界観に触れ、自分に響く作品と出会う
「アーティストとの対話を通してアートと出会う」をコンセプトに掲げた「MEET YOUR ARTISTS」では、番組「MEET YOUR ART」に出演したアーティストを中心に、今注目すべき気鋭アーティスト49名を紹介しました。作家ごとに構成されたブースには、新作を中心に約500点の作品が並び、平面や立体から、本フェアのために制作されたインスタレーションまで、多彩な表現を展示・販売。それぞれの世界観を体感し、作家との対話を通して制作の背景や作品に込められた視点に触れられる、アーティスト主体のアートフェアとして、連日多くの来場者で賑わいました。
また、渡邊賢太郎を共同ディレクターに迎えた企画エリア「和を以て縁をひらく」では、人と自然、過去と現在、人ともの、異なる文化や価値観のあいだに生まれる関係性を「縁」と捉え、多様な感覚や価値観が響き合う「和」を手がかりに作品を紹介しました。
ART FAIR「MEET YOUR ARTISTS – CO-CROSSOVER -」
アーティストの視点と多彩なコミュニティが交差し、鑑賞から参加へと広がるアートフェア
国内外のアーティストやキュレーター、クリエイターがジャンルを越えて集うアートフェア「CO-CROSSOVER」。共同ディレクターに菰田寿允(Marco Gallery)を迎え、アニュアルテーマ「Romantic beyond us (earth)」のもと、70組以上のアーティストが参加する17の展示企画を展開しました。
多田恋一朗がキュレーションした「混沌熟視(コンクリートジャングル編)」では、18組のアーティストが天王洲の風景をそれぞれの視点で作品に。中西伶とNujabes Metaphorical Ensembleによる「Flowers」を起点とした特別インスタレーションでは、絵画と音楽が重なり合う空間を構成しました。さらに、梅沢和木による個展形式の展示や、小林健太がキュレーションを手がけた企画など、アーティスト自身の視点から構成された多彩な展示を紹介しました。作品を鑑賞するだけでなく、来場者自身が参加できる企画も人気を博しました。藤城嘘による「MEET YOUR CHIRAKASHI」では、17名のアーティストによる作品とともに、ガチャガチャ体験を展開。SAGAMI(相模ゴム工業株式会社)と3名のアーティストによる企画「Idea for love」では、愛について考える参加型エリアを設けました。昨年に続き参加した「BLOCK PARTY」では、好きなアーティストのグラフィックをTシャツなどにその場でシルクスクリーンプリントできる体験を実施。作品の展示・販売から、対話や制作に参加する体験まで、アートとの多様な接点を生み出しました。
MARKET「SUPER ART & CRAFT MARKET」
昨年初開催し、好評を博したビームスクリエイティブとの共同プロデュースによる「SUPER ART & CRAFT MARKET」を今年も開催。全国から80を超えるクリエイターやブランド、ショップが集結し、民藝やクラフト、アートグッズ、ファッション、フード&ドリンクまで、多彩な品々が並びました。作り手や店主との会話を通して、素材や技法、制作の背景にある想いに触れながら、暮らしに取り入れたい一品を探す来場者で賑わいました。
独自の世界観を楽しめるコンセプトショップも登場。オカモトヒロヤ本人も在廊した「MY ROOM, MY ATELIER created by Hiroya Okamoto」では、作品や植物、インテリアを通して暮らしと創作がつながる空間を展開しました。「十四才 with IMA:ZINE」では、エイベックスゆかりのアーティストTシャツなど、特別なセレクションを紹介しました。さらに、自ら参加して楽しめる体験エリアも充実。サンリオのキャラクター「ミスターメン リトルミス」とNAIJEL GRAPHによるコラボレーションブースでは、自分らしいキャラクターを見つけ、ステッカーを持ち帰れる体験を展開しました。アンファーによる香りの体験やネイル体験なども実施し、大人から子どもまで、買い物に加えて五感や身体を通して楽しめるマーケットとなりました。
LIVE PERFORMANCE
音楽とアート、身体表現が交差する、運河の上のライブステージ
運河に浮かぶ船上ステージでは、日ごとに異なるコンセプトやキュレーションのもと、18組のアーティストによるライブやDJパフォーマンスを連日開催しました。
初日となる10月9日(金)には、布施琳太郎がコンセプト設計からキュレーション、映像・空間表現までを手がけた、小室哲哉とのライブ・インスタレーション「Solaris Tokyo:Tetsuya Komuro as a Living Archive」を実施しました。布施は、各時代の先端技術とともに音楽表現を更新してきた小室を「生きたアーカイブ」と捉え、その演奏と、AIによって東京の実写映像を気候変動後の都市へと変容させた映像を交差させました。1990年代のサウンドが、もうひとつの未来の風景と重なることで、音楽に刻まれた記憶を新たな「いま」へとつなぎ直す、一夜限りのライブを展開しました。
10月10日(土)は、Nujabesが創設したHydeout Productionsのサブレーベル「Tribe」が昨年に引き続きライブステージをキュレーション。Knxwledge、☆Taku Takahashiらが出演したほか、Tribe Sampler Collective feat. Reinaと現代アーティスト・中西伶が、Nujabesの音楽と中西のアートワークを映像表現を通じて融合させたコラボレーションを展開しました。
11日(日)には、フェスティバルの取り組みを多角的に共創するニューバランスとともに「New Balance Day」を開催。Jeremy Quartus、江﨑文武、ビッケブランカらが登場し、ビッケブランカのライブでは、アートユニット「GOO CHOKI PAR」とVJ・Sakamoto Michihisaとのコラボレーションによる映像演出がステージを彩りました。
最終日の12日(月・祝)は、SO-SO×佐藤寛太(水溜りボンド カンタ)によるコラボレーションパフォーマンスに加え、FAMEMEとLEGENDARY CHISENINJAがNIPPON BALLROOM SQUADを迎えたスペシャルボールルームイベントを開催。ヴォーギングの解説を交えながらバトルを繰り広げ、初めて触れる来場者も、その表現や楽しみ方を知ることができる構成となりました。一人ひとりの個性が身体の動きとして表れるステージを通じて、多様な自己表現に触れ、その違いをともに楽しむ時間を届けました。
TALK SESSION
異なる経験と言葉が交わり、アートや身体への理解を深める対話
多様なゲストとともにアートの可能性を考えるトークセッションや、次世代の才能・アイデアに光を当てるピッチ企画など、全14セッションのトークプログラムを4日間にわたり開催しました。森山未來がMCを務める「MEET YOUR ART」の公開収録をはじめ、中野信子(脳科学者・アーティスト)、宮田裕章(慶應義塾大学医学部教授)、加賀翔(かが屋)、オカモトヒロヤなど、多様な分野のゲストやアーティストが登壇しました。
加賀翔は、写真をテーマにしたセッションに加え、アーティストによるピッチ企画にも参加。作品やプレゼンテーションを独自の視点で捉え、ユーモアを交えた解釈や機知に富んだ言葉を返すことで、会場を沸かせました。作家自身の説明に加賀ならではの眼差しが重なり、作品の新たな見方に気づくやりとりが生まれました。
「New Balance Day」では、中長距離ランナーの田中希実選手と、身体感覚を作品の主題とする津田道子、身体表現に取り組む森山未來がセッションを展開。競技と表現、それぞれの実践から、自らの身体をどのように感じ、向き合っているのかを掘り下げました。トップアスリートとして走る田中選手の言葉に、津田と森山が自身の経験や問いを重ね、分野の違いを越えて、身体を通して世界を捉える感覚に迫るセッションとなりました。
連日、各セッションは満席となり、多くの来場者がアーティストの言葉や表現の背景に熱心に耳を傾けました。セッション後には、登壇したアーティストの展示エリアが賑わう場面も見られ、対話を通して生まれた関心が、実際に作品を鑑賞する体験へとつながりました。
COLLABORATION
共創パートナーとして36社を迎え、フェスティバル全体を通じて多様なコラボレーションを実施しました。なかでも、リードパートナーである日本イーライリリーとは、「脳の健康」をテーマにした特別プログラムを実施。フェスティバルのエントランスに設けた体験空間や、3日間にわたるトークセッションを通じて、アートや創造性の視点から、これからのウェルビーイングについて考える機会を提供しました。
同じくリードパートナーであるニューバランスとは、ものづくりの思想を伝える展覧会や、アートとスポーツをつなぐプログラムを共創しました。4日間限定の特別展覧会「Made in USA」では、「990」シリーズの歴史や制作資料から、試行錯誤やクラフツマンシップを紹介。ビジュアルを含む世界での情報解禁に先駆け、最新モデル「990v7」を撮影不可の空間で世界初展示し、その造形を生んだ思想や制作過程とともに届けました。
10月11日(日)には、「ART & SPORTS」をテーマに「New Balance Day」を開催。津田道子とともに天王洲の街を走り、その後アートエキシビションを巡るプログラムでは、身体を動かす体験と作品鑑賞をつなぎました。田中希実選手、津田道子、森山未來による身体感覚と競技・表現をめぐるトークや、ビッケブランカとGOO CHOKI PARのアートワークとのコラボレーションを含む船上ライブも実施。ニューバランスとの共創によってMYAFにスポーツという新たな切り口が加わり、展覧会、ランニング、対話、ライブを横断する一日となりました。
富士フイルムとは、オフィシャルカメラとして“チェキ”instax WIDE Evo™(以下 WIDE Evo)を楽しめるプロジェクトを実施しました。会場では、WIDE Evoを首から提げて巡り、それぞれの視点で撮影を楽しむ来場者の姿が見られ、チェキフィルムに残す体験がフェスティバルの楽しみ方を広げました。
さらに、フェスティバルの持続可能な運営や、アーティストの創造活動を支えるパートナーシップも拡充しました。SUSTAINABILITY PARTNERのエルラインとは、再利用可能な足場材をアート作品や展示空間の構造として活用し、環境負荷の低減と新たな表現の可能性を追求。CREATION PARTNERのアートブレーンカンパニー、プリズムは、照明・音響・映像などの技術を通じてアーティストの表現や会場演出を支えました。
また、株式会社Pasona art nowとは、野外作品公募プログラム「PUBLIC ART NOW」を共同で実施し、次世代アーティストの挑戦や発表機会を創出。パークホテル東京によるアーティストの滞在支援や、LUUPによる移動のサポート、訪日外国人の誘致、地域・会場パートナーとの連携など、多様な企業・団体が専門性やリソースを持ち寄り、創作から滞在、移動まで、フェスティバル全体を支えました。
こうした共創を通じて、アーティストの表現や発表機会を広げるとともに、企業にとっても新たな文化的発信の機会を生み出しました。資金、技術、資材、施設、サービスなど、多様な力を掛け合わせながら、文化・経済・環境の面から持続可能な都市型アートフェスティバルのあり方を探っています。
主催コメント
5周年を迎えた今年は、結果として200名近くのクリエイターが関わり、一人ひとりの表現や挑戦が重なることで、この4日間が生まれました。アーティストや領域を横断して活動するクリエイター、共創パートナーとともに、スポーツやウェルビーイングへと接点を広げ、新たなカルチャーコミュニティをつくれたことにも、大きな可能性を感じています。
規模が広がる今だからこそ、それぞれの表現を大切に守り、その魅力が届く環境と体験の質を高めていきたい。作品や言葉に触れて感性が動き、これまでと世界の見え方が変わる。一人ひとりの人生を変えるかもしれない、そんな出会いをつくりたいと思っています。
アーティストが生み出す表現の力と、その存在の価値を、もっと社会に伝えていく。多様なつくり手とともに挑戦を重ねながら、アートが文化として根づいていくプラットフォームへと、MYAFを育てていきます。
MEET YOUR ART FESTIVAL 2026 概要
※本イベントは終了いたしました※
■名称:MEET YOUR ART FESTIVAL 2026 (※「2026」の前は半角あけ)
■日程:2026年10 月9日(金)ー 12日(月・祝)
■場所:東京・天王洲運河一帯
アートエキシビション「REFLUX たちのぼる兆し」|寺田倉庫 G1-5F *
アートフェア「MEET YOUR ARTISTS」|寺田倉庫 B&C HALL
アートフェア「CO-CROSSOVER -Romantic beyond us (earth)-」|寺田倉庫 D HALL
ライブパフォーマンス|T-LOTUS M *
トークセッション|WHAT CAFE *
マーケット「SUPER ART & CRAFT MARKET」|WHAT CAFE/ボードウォーク/ボンドストリート
■ URL:(HP) https://avex.jp/meetyourart/festival/
(Instagram) https://www.instagram.com/meet_your_art/
■主催: MEET YOUR ART FESTIVAL実行委員会(構成団体:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社、一般社団法人エリアマネジメントTENNOZ、一般社団法人 天王洲・キャナルサイド活性化協会) 、東京都
※東京都は、 *のエリアをMEET YOUR ART FESTIVAL実行委員会と共同して実施します。
■運営:株式会社ライツ
■協力:寺田倉庫株式会社
■補助: