キヤノン株式会社のプレスリリース
キヤノンは、デジタルシネマカメラ4機種(※1)向けに機能を拡張した無償ファームウエアを2026年12月17日に公開します。色相軸(※2)を選択して色相・彩度を個別に補正する新機能「Multi Matrix」を新たに搭載するほか、スロー&ファストモーション動画モード撮影時のAF性能向上や、撮影機能・対応アクセサリーの拡充など、プロフェッショナルな映像制作現場のニーズに応える多数の機能を強化し、映像制作のワークフロー効率化に貢献します。
今回のアップデートでは、映像表現の幅を広げるカラー調整機能の強化に加え、撮影現場における操作性や運用性の向上、バーチャルプロダクション向けメタデータ出力への対応など、さまざまな機能を拡充しています(※3)。放送・ライブ制作から映画制作、映像配信、バーチャルプロダクションまで、多様化する映像制作ニーズに応えることで、撮影から編集・仕上げに至るまでの映像制作ワークフローのさらなる効率化に貢献します。
■ 色相軸を選択して色相・彩度を補正できる「Multi Matrix」を搭載
「EOS C400」、「EOS C80」、「EOS C50」において、画像内の色を16または32の色相軸に分割し、各色相軸に対応する色相領域ごとに、色相や彩度を補正できる機能「Multi Matrix」を新たに搭載します。従来のカラー補正機能では対応が難しかった、特定の色相のみを狙ったきめ細かな色再現が可能になり、スポーツ中継におけるチームカラーの再現や、ライブコマース市場での商品色の忠実な再現など、高い色再現性が求められる映像制作に寄与します。
■ スロー&ファストモーション動画モードの機能強化により撮影現場の運用性を向上
「EOS C50」において、スロー&ファストモーション動画モード設定中、実際に記録を行っていない場面でも音声を外部出力することができ、収録待機中でも継続した音声モニタリングが可能です。また、「EOS C400」、「EOS C80」では、スロー&ファストモーション動画モード撮影時におけるAF機能の対応範囲を拡大し、撮影フレームレート72P/75P/90P/96P設定時にも新たにAF機能が使用可能となり、動きの速い被写体に対するピント合わせをスムーズに行えます。これにより、スポーツ中継やライブイベントなどにおいて、撮影者の負担軽減と安定した映像制作に貢献します。
■ 撮影機能・対応アクセサリーの拡充により多様な撮影スタイルに対応
「EOS C50」の静止画モードにおいてストロボ撮影に対応するほか、「EOS C400」、「EOS C80」、「EOS C50」、「EOS R5 C」において、別売りのマイクロホン「DM-E10D」(2026年12月下旬発売予定)に対応し、「EOS C50」、「EOS R5 C」において、別売りのタイマーリモートコントローラー「TC-N3/TC-E3」(2027年1月下旬発売予定)に対応します。さらに、「EOS C400」、「EOS C80」、「EOS C50」において、撮影時に表示する情報量を設定できるモード「DISP レベル2(※4)」の表示項目を拡充し、Base ISO、クリップファイル名、ファンモードの表示が可能です。静止画・動画双方における撮影機能や音声収録環境を強化することで、撮影現場における運用性を高めます。
※1 対象機種は、「EOS C400」(2024年9月発売)、「EOS C80」(2024年11月発売)、「EOS C50」(2025年11月発売)、「EOS R5 C」(2022年3月発売)。
※2 色を色味ごとに分類した調整基準。選択した色相軸を中心とする色相領域が調整対象となります。
※3 対象機種や各機能の詳細については、キヤノン公式ウェブサイトをご確認ください。
※4 モニターやファインダーに表示する情報量を選択できる表示モードの一つで、通常より詳細な撮影情報を表示するレベル。
〈無償ファームウエアアップデート仕様について〉
詳細はキヤノン公式ウェブサイトをご参照ください。
https://canon.jp/biz/product/camera/pro-imaging/cinema-eos/info/cinema-20261104