株式会社エヌエイチケイ文化センターのプレスリリース
講師は『中国語ナビ』などNHKの番組に出演し、京劇研究の第一人者である明治大学教授 加藤徹先生。
中国を代表する伝統演劇「京劇」。
その華麗な舞台芸術を描いた名作映画『覇王別姫』が、今あらためて注目を集めています。
映画『国宝』にも影響を与えたとされる『覇王別姫』、そして主演のレスリー・チャン生誕70周年という節目の年を迎えたことを背景に、NHK文化センター京都教室ではオンライン講座「『覇王別姫』と京劇の世界~その美と歴史~」を2026年11月より開講します。
講師を務めるのは、中国文学・京劇研究の第一人者であり、『京劇』(中公叢書)でサントリー学芸賞を受賞した明治大学教授・加藤徹先生。
映画『覇王別姫』を入口に、京劇の歴史や表現の魅力、名優たちの人生、中国社会との関わりまでを立体的に解説します。
●なぜ今、『覇王別姫』なのか
1993年に公開された映画『覇王別姫』は、中国映画史に残る名作として世界的な評価を受けています。主人公たちが京劇とともに生きた人生を描くこの作品は、単なる芸能映画ではなく、中国近現代史そのものを映し出す壮大な人間ドラマでもあります。
近年は歌舞伎の世界を描いた映画『国宝』への関心の高まりとともに、その源流の一つとして『覇王別姫』に再び注目が集まっています。
本講座では映画の背景をひもときながら、中国伝統文化の粋である京劇の奥深い世界を探ります。
●能・歌舞伎との比較から学ぶ京劇入門
京劇は「中国版オペラ」とも呼ばれますが、日本人にとってはなじみの薄い芸能かもしれません。
本講座では、能や歌舞伎との違いを比較しながら、京劇の特徴や魅力をわかりやすく紹介。
舞台装置、役柄、化粧、衣装といった基礎知識から名作演目まで、初心者でも無理なく理解できる構成となっています。
●名優・梅蘭芳から『覇王別姫』まで
京劇を語る上で欠かせないのが、中国を代表する名優・梅蘭芳です。
女性役を演じる「旦(たん)」の芸を極めた梅蘭芳は、日本でも芥川龍之介や与謝野晶子ら知識人を魅了しました。
講座では梅蘭芳をはじめとする名優たちの生涯や芸術観にも触れながら、『覇王別姫』に描かれた世界をより深く味わえる知識を学びます。
●中国社会を映す鏡としての京劇
京劇は単なる娯楽ではなく、時代や社会を映し出す文化装置でもあります。
清朝末期から中華民国、文化大革命を経て現代へ。
中国社会の大きな変化の中で、京劇がどのような運命をたどり、どのように受け継がれてきたのか。
本講座では芸術と歴史の両面から京劇を捉えます。
●講師紹介
明治大学教授 加藤 徹。
東京大学文学部中国語中国文学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。
90~91年 中国政府奨学金高級進修生として北京大学中文系に留学。広島大学助教授などを経て現職。
専攻は中国文学。2026年度NHK Eテレ「中国語!ナビ」の講師を務めるほか、NHK「まいにち中国語」など数多くのメディア出演歴あり。
代表作『京劇』(中公叢書)では第24回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。研究者としてだけでなく、中国文化をわかりやすく伝える解説者としても高い評価を受けている。
『覇王別姫』と京劇の世界 ~その美と歴史~
講師:明治大学教授 加藤徹
開催形式:オンライン
開催日時:2026年11月5日、12月3日、2027年1月7日、2月4日、3月4日、4月1日(木)10:30~12:00
※講座の3日後から2週間の期間限定・見逃し配信あり。
11月分は11/8(日)~11/22(日)まで配信。
受講料:会員・一般(入会不要) 23,100円(税込)
主催:NHK文化センター京都教室
詳細URL:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1343618.html