伍代 夏子特別防犯支援官が詐欺被害防止啓発イベントに出演「お金の話が出たら一人で判断せずに、ご家族に相談を」

「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース

警察庁の「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、2018年より、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、全国47都道府県警察と共に特殊詐欺被害を防止する為の広報啓発活動を行なっています。この度、同プロジェクトチームで特別防犯支援官を委嘱されている伍代夏子氏が、茨城県で行われたイベント「Namegata Police Festival 2019 WINTER ~犯罪被害防止・交通事故防止~」に出演し、イベントの来場者に向けて「詐欺に騙されない為に、危機感をもって今すぐ対策を取ってください。」と一人ひとりが特殊詐欺における対策をとる必要性があることを呼びかけました。

  • 訪問先レポート

『お金の話は一人で判断せずに、ご家族に相談をしてください。』

壇上に上がった伍代支援官は、「特殊詐欺の啓発活動をするため、全国色んな箇所へ伺って参りましたが、騙されてしまった方も結構いらっしゃるんです。折角コツコツと子どもの為に役立てようと貯めたお金も、見ず知らずの人に渡してしまったら、そのお金はもう戻ってこないんです。こんなに悲惨なことはないですよね。」と特殊詐欺は、財産を奪うだけではなく、家族の未来も奪ってしまうことの怖さについて言及しました。

続けて伍代支援官は、「皆さん、”私は絶対騙されない”と思っていませんか?みんな自分は騙されないと思っているんです。それでも被害が後を絶たないのはなぜでしょうか?自分は騙されないと思っている方は、きっと日頃自分で物事の判断をされている強い方だと思うんです。だから、詐欺の電話が架かってきたとしても、一人で判断して、一人でお金を渡してしまうのだと思います。」と高齢者の危機感の低さについて警鐘を鳴らしました。
実際に、特殊詐欺の被害にあった方を対象とした警察庁の調査では、「自分は被害に遭わないと思っていた」と答えた方が95.2%にも及ぶという調査結果も出ています。

近年の銀行員や警察官を騙って高齢者の財産を奪おうとする”なりすまし詐欺”についての話になると、伍代支援官は「銀行員も警察官も、“皆さんの通帳を見せて下さい”とか、“カードの暗証番号を教えてください”と言うことは絶対にありません。皆さんのもとにこのような話が来たら絶対に信じないこと。これだけは約束してください。」と訴えました。

『犯人からの電話に出ない為の環境をつくって、自分を守ってください。』
特殊詐欺への対策として、伍代支援官は、「是非、皆さんにはご自宅の電話に、留守番電話の設定をして頂きたいと思います。まずは留守番電話で相手の声を聴いて、知り合いだったらそのまま出ればいいんです。直接犯人と長々と話をしない為に、そもそも犯人からの電話に出ない為の環境づくりが大切なんです。」と提案しました。

茨城県における特殊詐欺の被害件数は、全国でも8番目に多いことについて触れると、「それだけ茨城県民は人が良いということだと思うのですが、騙されやすい県でランクインするのではなく、騙されない県で1位を目指して欲しいと思います。」と特殊詐欺の被害を減らすことへの想いについて述べました。

最後に伍代支援官は、「知らない人には絶対にお金を渡さない。基本中の基本ですが、これができないから騙されるんです。家族に絆があれば、ご家族に電話をして相談することが出来ると思います。もしご家族に相談できる方がいらっしゃらなければ警察に相談してください。」と、繰り返し来場者に呼びかけました。
 

  • 実施概要

■催事名
Namegata Police Festival 2019 WINTER ~犯罪被害防止・交通事故防止~

■実施
2019年11月17日(日)

■実施会場
ショッピングプラザ・ララルー センターコート

■主催
行方警察署

■実施者
「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム
特別防犯支援官 伍代 夏子氏

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