ライブ公演と、全国で楽しめる解説付きオンライン・コンサートがセットに。TIVAA“on Live ” & “ at Home ” 「うたの世界へようこそ!」 オペラ・コンサート開催のお知らせ

特定非営利活動法人日本伝統文化交流協会のプレスリリース

 東京インターナショナル声楽アカデミー実行委員会(Tokyo International Vocal Arts Academy;略称TIVAA、以下略称にて記す)は、声楽家むけトレーニング・プログラムの開催と、声楽を中心としたコンサートを提供しております。この度、9月26日(土)と10月3日(土)に、感染症対策に配慮したライブ公演と、内容を再構成し、全国どこでも楽しめるオンライン・コンサートがセットになったオペラ・コンサートスタイルを新しく提供いたします。ことにオンライン・コンサートでは解説や聴きどころを詳しくお伝えします。
オンライン・コンサートは、ライブ映像をそのまま配信する形式が主流です。今回のようにライブ公演と、再構成された生配信によるオンライン・コンサートで2つの違った姿をお伝えするコンサートは、他に例を見ません。
TIVAAは3月以降、音楽家の「表現の場」をつくり、聞き手に喜びと感動をつくるための取り組みを重ねております。中でも6月6日(土)に開催したオンライン・オペラ・ガラ・コンサートの模様は日経新聞などでも報道されました。 今後も新しい表現を追求してまいります。

本公演は二つのコンサートから成り立っております。まず、ルーテル市ヶ谷ホールを舞台に、9月 26 日(土)夜に200名の定員に対し70名の観客を客席に入れてのライブ公演(収録コンサート)を開催します。その模様を録音・録画、再構成し、10 月 3 日(土)夜に海外からの出演者やヴァイオリンなどを新たに加え、生配信によるオンライン・コンサートを実施します。配信は三菱地所株式会社による有楽町エリア再構築に向けた先導プロジェクトの一つ、ワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」からお届けします。出演者による曲の背景や聴きどころの生解説、トークを交え、「うたの世界」を網羅し、人気の楽曲を集めたプログラムでオペラ愛好家はもちろん、声楽コンサートやオペラの楽曲を始めて聴く方にも最適な内容です。

ライブ公演だけで演奏される曲も、オンライン・コンサートだけでしか演奏されない曲もあり、 両方をご覧いただくと、「うたの世界」を一層深く楽しめるようになっています。
なお、ライブ公演(収録コンサート)実施にあたっては、クラシック音楽公演運営推進協議会が策定した「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿って行います。

(本公演のポイント)
1.礼拝堂として使われるホールでの「ライブ・コンサート」と、配信による「オンライン・コンサート」、それぞれの良さを最大限に活かした公演づくりの取り組みであること
歌い手の表現は、コンサートホールの雰囲気や音響、聴衆とのコミュニケーションによって、一層引き出されます。今回は、礼拝にも使われるパイプオルガンを配したコンサートホ ールで、観客の皆様といっしょに、配信コンテンツを創りあげます。その後生配信により提供されるオンライン・コンサートは収録内容を再編成、空間を飛び越えられるインターネットの特性を生かし、海外の一流アーティストを出演者として迎え、新たな楽曲も交えてお届けします。過去のノウハウを活かしつつ、音質や画質の向上についてもさらなる追求を行っております。
2.国内トップクラスの声楽家や、海外在住の一流アーティストが参加するコンサートであること
今回の公演も、出演者の選出はアメリカを中心に世界で活躍するオペラ指揮者、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックのシニア・オペラ・ハウス・ディレクター、TIVAA芸術監督のホルヘ・パローディが行っております。日本有数の歴史あるオペラ団体である「東京二期会」の本公演で活躍する歌手の方々をはじめ、ホルヘ・パローディに認められた実力ある歌手・ピアニストの皆様が今を表現する、貴重な場となります。オンライン・コンサートには、昨年、ジェシー・ノーマンなどが受賞者に名を連ねるアメリカ合衆国ナショナル・オペラ協会の”Lift Every Voice” Legacy Awardに選ばれた、メトロポリタン歌劇場副指揮者のハワード・ワトキンスやホルヘ・パローディも出演します。海外アーティストと日本人アーティストとの共演をお楽しみください。。
3.コンサートホールの公演では聞くことができない、実際の演奏者の生の声や、出演者同士のトークが、公演内容に合わせて聞けること
配信でお届けするオンライン・コンサートでは、桑原りさ氏のナビゲートで、ライブのコンサートではなかなか長い時間を取って話を聞くことができない、歌手やピアニストの声をお届けします。歌の聴きどころや、曲への想いなど、普段のコンサートでは聞くことのできないアーティストの演奏に関する反応を垣間見ることができる、貴重な機会となることでしょう。

 TIVAAは3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大によるコンサートやオペラ公演の相次ぐ中止の中、音楽家の「表現の場」をつくり、うたのちからを伝え、聞き手に喜びと感動をつくり、つなぎ続けるための取り組みを重ねて参りました。4月26日(日)にオンライン・コンサートを開始し、5月17日(日)には有料でオンライン・コンサートを開催しました。その後、6月6日(土)には、3大陸から29人の歌手とピアニストが競演するオンライン・オペラ・ガラ・コンサートを配信。2週間の告知期間にもかかわらず500名近くのお客様にご覧いただき、その模様は日経新聞などでも報道されました。

 7月5日(日)には、アフタヌーン・オペラ・コンサートを実施し、実績を重ね音質・画質の向上を図るとともに、配信者数を順調に伸ばし、好評を博しております。これまでのオンライン・コンサートは、ライブ映像などの録画素材をそのまま期間を決めて配信する形式が主流です。今回のようにライブ公演と、再構成された生配信によるオンライン・コンサートという形で2つの違った姿がお伝えできるコンサートは、他に例を見ないスタイルとなっております。TIVAA では、ウィズコロナ時代、ニューノーマルな新たな公演鑑賞の形として、今後もオンラインによる取り組みを継続していく予定です。

【公演概要】
■ライブ公演(収録コンサート):
2020年9月26日(土) 午後7:00開場 7:30開演
ルーテル市ヶ谷ホール
入場料 ¥3,500(税込) セット券と合わせて70席限定
▼チケット販売は、https://peatix.com/event/1544800/ より
ルーテル市ヶ谷センター 新宿区市谷砂土原町1丁目1

最寄り駅:市ヶ谷駅 J R総武線地上出口から徒歩7分 都営地下鉄新宿線A1出口から徒歩7分、東京メトロ有楽町線及び南北線 5,6番出口から徒歩2分 ※公演は「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿って行います。

■オンライン・コンサート:
2020年10月3日(土) 午後7:00開演(有楽町SAAIより配信スタート)
配信チケット ¥3,000(税込)  ※配信は一週間程度継続します。後日好きな時間でも視聴可能です。
▼チケット販売は、https://utastreaming.peatix.com/
※収録・配信両コンサートをお楽しみいただけるセット券(6,000円:税込)のご用意もあります。
(収録コンサート単独チケットとあわせて70席限定)

【出演】
ソプラノ 岩下晶子、武井涼子、竹下みず穂
メゾソプラノ 浦野美香
テノール 佐藤圭 山本耕平*
バス・バリトン 後藤春馬
ヴァイオリン 上敷領藍子*
ピアノ 田中健 ホルヘ・パローディ* ハワード・ワトキンス*
ナビゲーター 桑原りさ*
*の出演者は10月3日(土)の配信コンサートのみ出演

■9月26日ライブ公演(収録コンサート)プログラム(抜粋)
シューベルト作曲 「魔王」
シューベルト作曲 「アヴェ・マリア」
J.S.バッハ作曲 カンタータ 第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」
モーツァルト作曲 歌劇《魔笛》より「復讐の炎は地獄のように燃え」
ロッシーニ作曲 歌劇《セビリアの理髪師》より「今の歌声」
ヴェルディ作曲 歌劇《アイーダ》より「勝ちて帰れ」
サティ作曲 「あなたが欲しい」
フォスター作曲 「夢路より」
ロジャース作曲 「私のお気に入り」 他
※曲目、出演者は予告なく変更になる場合があります。

主催:東京インターナショナル声楽アカデミー
制作・協力:一般社団法人 奏楽会

【参考】
特定非営利活動法人 日本伝統文化交流協会
日本文化への理解と、その世界での普及を促進し、21世紀を担う若い世代の人々の育成に努めるとともに、日本及び地域社会はもとより、外国の人々への紹介や交流を通じて相互理解を深め、豊かな国際社会の実現に貢献することを目的とする。1999年9月に設立された。
東京インターナショナル声楽アカデミー (Tokyo International Vocal Arts Academy、 略称:TIVAA)
特定非営利活動法人 日本伝統文化交流協会(代表:梅若和子)のプロジェクト、「日本の心の歌を世界のクラシックに」をモットーとするFoster Japanese Songsの一環として、芸術監督にホルヘ・パローディを迎え、日本人歌手や声楽専門ピアニストが世界で活躍し、各地で日本歌曲を歌う日を実現するために2014年に開設された。
毎年夏に、浦安市のTIVAA実行委員会の委託を受けて開催される東京ワークショップや、イタリアで「モンテフェルトロ 音楽祭(Montefeltro festival)」に参加するイタリアワークショップの開催に加え、声楽を中心とするコンサートを実施。日本人声楽家と声楽専門ピアニストの技術の向上と海外での演奏機会の提供を行い音楽家に世界に羽ばたくチャンスを提供する。

ワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」
 三菱地所株式会社による多様な価値観を持った「個」が集い、新しい感性と出逢い、思いつきをカタチにする会員制施設で、2020年2月14日(金)に開業した、非常に新しい施設です。
 有楽町エリア再構築に向けた先導プロジェクトの一つであり、特に、「人」「個」にフォーカスし、イントレプレナー(社内起業家)やイントレプレナー候補の方をメインターゲットとし、多彩な人材をつなぎ、その経験やスキルが掛け合わせることで新しいアイディアが生まれ、磨かれ、社会に実装されていく過程における最初の一歩を踏み出すためのワーキングコミュニティスペースとして設計されています。企業に在籍しながらも何か新しいことに挑戦したい方、新規事業担当として自社内で事業を模索している方など、既存の枠に捉われない「個」を育み、兼業・副業時代に個人が活躍できるコミュニティを目指しています。

「SAAI」という名称は、彩(=集うヒトの多様性)、才(=異能・異才が集まる空間)、祭(=出会い、交わり、刺激されるイベント)、斎(=好きなことに集中・没頭できる空間)の意を込めた読み仮名“SAI”と、「差(=“SA”)」を「愛する(=“AI”)」という前述のコンセプトを体現する言葉の2つを組み合わせた造語です。

【関連情報 過去の掲載実績】
■GLOBIS知見録
withコロナ時代のニューノーマル 「オンラインオペラの試み」新しいカスタマージャーニーをつくる
(前編)
https://globis.jp/article/7682 (2020年6月25日掲載)
(後編)
https://globis.jp/article/7683 (2020年6月26日掲載)

■日経夕刊文化欄(2020年6月30日)/日経電子版 NIKKEI STYLE
オンライン公演に活路 解説付き・投げ銭…工夫凝らす
「ウィズコロナ」のクラシック(下)
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO60957070Q0A630C2BE0P00

以上

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。