MIDI 1.0 規格書(日本語翻訳版)が国立科学博物館の「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録

一般社団法人音楽電子事業協会のプレスリリース

MIDI 1.0 規格書の1984年日本語翻訳版が「重要科学技術史資料」に登録。2020年9月15日(火)に国立科学博物館・日本館2階 講堂にて登録証・記念楯授与式を予定。

MIDI1.0規格書MIDI1.0規格書

1983年に制定されたMIDI 1.0 規格書の1984年日本語翻訳版が、ソフトウェアとしては初めて2020年度「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されました。

重要科学技術史資料とは、国立科学博物館の産業技術史資料情報センターがこれまで行ってきた所在調査・技術研究を元に、

・科学技術(産業技術を含む)の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの
・国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの

の2点を選定基準として決定されるものです。

MIDIとは、Musical Instrument Digital Interfaceの頭文字を組み合わせた言葉で、電子楽器やコンピュータ等のメーカーや機種に関わらず音楽の演奏情報を効率良く伝達するための統一規格です。
1999年にはJIS規格を取得、2013年には音楽産業におけるMIDIの貢献が評価されグラミー賞を獲得、2017年にはIEC国際標準規格IEC63035:2017に認定されました。
MIDIはコンピュータミュージックの進化に大きく寄与し、BluetoothやLAN/Wi-Fi等、大容量データの高速な送受信が可能となった現在でも淘汰される事なく、世界標準としての地位を確立しております。

また、2020年2月22日には、米国のMIDI管理団体であるMMA(MIDI Manufacturers Association)と協議を行い、MIDI2.0規格を発表。

http://www.amei.or.jp/midistandardcommittee/MIDI2.0/MIDIspcj2.html

今後もMIDI 1.0対応機器との接続互換性を維持した上で、MIDIの新たな世界を築くべく、規格提案・開発を行ってまいります。

尚、「重要科学技術史資料」の登録証・記念楯授与式は、2020年9月15日(火)に国立科学博物館・日本館2階 講堂にて開催されます。また、9 月 15 日(火)~9 月 27 日(日)の期間、国立科学博物館 日本館1階 中央ホールにて、重要科学技術史資料に関するパネル展示をご覧いただけます。

国立科学博物館プレスリリースのページ:
https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/index.php

国立科学博物館「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」ページ:
http://sts.kahaku.go.jp/material/index.html

 
なお、今回の感染拡大状況、社会状況によっては、授与式を中止・変更する可能 性がございますので、事前に国立科学博物館プレスリリースのページをご確認いただき ます様、よろしくお願いいたします。

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