SSFF&ASIAジョージ・ルーカスアワードとアカデミー賞につながるオフィシャルコンペティション supported by Sony 審査員に和泉元彌さん、筒井真理子さん、深田晃司さんらが決定!

株式会社パシフィックボイスのプレスリリース

米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2020」(2020年9月16日(水)~27日(日)開催)は各部門の優秀賞が翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となるオフィシャルコンペティション supported by Sony の公式審査員5名が決定したことを発表いたします。

審査員を務めるのは、狂言和泉流二十世宗家の和泉元彌さん、エッセイストの犬山紙子さん、俳優の筒井真理子さん、Vimeo Senior Curatorのジェフリー・バウアーズさん、映画監督の深田晃司監督。

オフィシャルコンペティション supported by Sonyには、世界105の国と地域から集まった3000本以上の応募があり、審査員は選抜された71本の作品の中から、インターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門各優秀賞と、グランプリとなるジョージ・ルーカスアワードを決定。9月27日(日)に明治神宮記念会館にて実施されるアワードセレモニーに登壇し、各賞の発表および授与を行います。

 なお、本年より、ソニー株式会社(以下、ソニー)が、オフィシャルコンペティションをサポート。テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニーとして多様な事業や人材、ノウハウを有する、世界でも類い稀な存在であるソニーが、映画祭とともに才能あふれる若いフィルムメイカーたちの支援・育成に参画することで、SSFF & ASIA 2020は更に1歩、日本発、世界レベルの映画祭へと近づきます。

更に、本映画祭は設立当初からジョージ・ルーカス監督に応援いただいており、毎年熱いメッセージレターを頂いています。

2018年には、映画祭20周年を記念し、グランプリを世界初となる監督の名前を冠したジョージ・ルーカスアワードと命名させていただけることになりました。今年は、コロナ禍で様々に変化し模索を続ける映画祭、映画産業、フィルムメイカーに向けた応援メッセージが届きました。

 

                       (C) Lucas Film Ltd. & TM. All rights reserved.

SSFF & ASIA、そしてフィルムメイカーの皆さん、サポーターの皆さん、
新型コロナウイルスの影響で、映画産業、映画制作のコミュニティは未曾有の事態に陥っています。SSFF & ASIA を始め、多くの映画祭が延期や中止となったことは大変残念です。
しかしながら、映画産業は映像作品を世の中に発信する新たな手法を革新的に編み出しています。
若いフィルムメイカーの皆さんにはどうか、情熱を絶やさず頑張ってほしい。
SSFF & ASIAのような映画祭は、映画ファンとつながる新しい方法を模索していますし、素晴らしい作品、フィルムメイカーたちの才能を世界に発信すべく展開を用意しています。
どんな形で今年のジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)が授与されようとも、変わらず心からの賞賛を贈りたいと思います。
映画を作りつづけようとする全ての方のクリエイティブマインドに感謝するとともに、若き作り手たちを世の中に送り出そうとしているSSFF & ASIAにエールを送りたいと思います。
May The Force With You (健闘を祈る)!                            -George Lucas 

SSFF & ASIA 2020 オフィシャルコンペティション supported by Sony審査員 (五十音順、敬称略)

和泉元彌(狂言和泉流二十世宗家)
和泉流十九世宗家和泉元秀の嫡男。祖父は人間国宝九世三宅藤九郎。
修行は1歳半から始まり、4歳で初舞台。近年は和泉流の最奥秘曲「比丘貞」「枕物狂」を披き新たな境地に。
和泉流宗家の自主公演、世界遺産の伊勢神宮をはじめとした神社仏閣での奉納、自治体主催公演、学生の鑑賞教室、万博をはじめ海外公演を行っている。今年は、姉の和泉淳子、三宅藤九郎と共に「和泉流宗家狂言チャンネル」(YouTube)の開設、神田明神での狂言会など狂言の更なる普及に努めている。9月に「下北沢狂言会」(本多劇場)、12月に「ON LINE狂言会」(OPENREC)の狂言ライブ配信を予定。また、紅白歌合戦の司会や大河ドラマ「北条時宗」主演、明治座・コマ劇場 などでの座長公演など多方面で活躍。ネスカフェゴールドブレンドのCMには最年少での出演を果たした。映画「さつまおごじょ」でベルリンフィルムメーカー映画祭(外国語部門)最優秀主演男優賞、映画「陽は落ちる」ではミラン国際フィルムメーカー映画祭短編 映画部門最優秀助演男優賞を受賞。映画「忍性」「ウスケボーイズ」は記憶に残る。
また、今秋は、映画「応天門の変」(秋原北胤監督)の上映も控えている。
 

犬山紙子 (エッセイスト)
仙台のファッションカルチャー誌の編集者を経て、家庭の事情で退職し上京。東京で6年間のニート生活を送る
ことに。そこで飲み歩くうちに出会った女友達の恋愛模様をイラストとエッセイで書き始めるとネット上で話題になり、マガジンハウスからブログ本を出版しデビュー。現在はTV、ラジオ、雑誌、Webなどで粛々と活動中。
2014年に結婚、2017年に第一子となる長女を出産してから、児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「こどものいのちはこどものもの」の立ち上げ、社会的養護を必要とするこどもたちにクラウドファンディングで支援を届けるプログラム「こどもギフト」メンバーとしても活動中。その反面、ゲーム・ボードゲーム・漫画など、2次元コンテンツ好きとしても広く認知されている。
 

筒井真理子 (俳優)
10月13日生まれ、山梨県出身。82年早稲田大学在学中に、劇団「第三舞台」で初舞台を踏む。以後、映画・テレビ・舞台・CMと幅広く活躍。『男ともだち』(94/山口巧監督)で主演デビュー。第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した『淵に立つ』(16/深田晃司監督)で毎日映画コンクール、高崎映画祭、ヨコハマ映画祭の主演女優賞三冠達成。主な出演作に、『jam』(18/SABU監督)、『洗骨』(19/照屋年之監督)、『愛がなんだ』(19/今泉力哉監督)、「深夜食堂」(19/松岡錠司監督)「ひとよ」(19/白石和彌監督)、「影裏」(20/大友啓史監督)など。第72回ロカルノ国際映画祭正式出品等の主演作品『よこがお』(19/深田晃司監督)で令和元年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞、2019年全国映連賞女優賞受賞、第17回ASIAN FILM FESTIVAL最優秀女優賞受賞。
 

深田晃司(映画監督)
80年生まれ、東京都出身。05年、平田オリザが主宰する劇団「青年団」に演出部として入団。06年、テンペラ画アニメーション作品「ざくろ屋敷 バルザック『人間喜劇』より」でパリ第3回KINOTAYO映画祭ソレイユドール新人賞受賞。その後、08年『東京人間喜劇』、10年『歓待』、13年『ほとりの朔子』、15年『さようなら』を公開させ、海外の映画祭で高く評価される。16年『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査委員賞受賞。第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。18年『海を駆ける』、19年『よこがお』を公開させ、同年『本気のしるし』で初の連続TVドラマを手がける。映画版『本気のしるし』はカンヌオフィシャルセレクション2020に選出され、国内外から注目を集めている(10月9日(金)全国順次公開。
 

 

ジェフリー・バウアーズはVimeoのシニアキュレーターとして、Staff PicksやStaff Pick Awardなどを統括している。過去には、トライベッカ映画祭、ハンプトン国際映画祭、ルーフトップ 映画祭などの長編・短編プログラミングを手がけていた。他にも、メディアVICEの「VICE Shorts」のキュレーションの他、「I’m not Short, Not Stupid」というコラムを担当していた。また、ベルリン、トロント、SXSWなどで、スピーカーや審査員などを務める。

オフィシャルコンペティション構成図

【SSFF & ASIA 2020 新テーマ】 「(ニュー)ボーダレス」

変化を力に変えていこう。
新型コロナウィルスの世界的な流行で、私たちの社会は大きな変化に直面しています。それらの変化には、決して悪い変化だけではなく、新しいコミュニケーションや表現の扉を開く前向きな変化があると私たちは考えます。
例えば、オンラインコミュニケーションは国境を超えたコミュニケーションの可能性を私たちに感じさせ、動画配信サイトで発信される映像は、プロフェッショナルとアマチュアの境界をなくし、下剋上ともいえるチャンスを生みました。
そして、映画を含む文化芸術の場ではウィズコロナに対応した新しい表現のカタチの模索も続いています。それらの中には、模索の一つとして終わるものもあれば、新しいスタンダードへとつながるものもあるでしょう。変化は現在進行形で続いていて、まだ評価がされていないのが現状です。
SSFF & ASIAは毎年世界中で作られるショートフィルムを集め、審査する価値づけ機関としても活動してきました。
今年は世界がコロナウィルスに直面してから約半年のこのタイミングで、新しい表現に目を凝らし、価値ある表現に光を当てる役割をも担います。
6月からの開催延期に伴い、映画祭テーマを「ボーダレス」から「(ニュー)ボーダレス」へと変更した背景には、「その表現がどんな境界(ボーダー)を越えた新しい表現であるか」を考える、というメッセージを込めています。
これまで社会を区切り概念を生み出してきたボーダーを超えること、すなわち、私たちが今まで当たり前のこととして受け入れてきた概念を改めて見直してみること。今年のSSFF & ASIA はショートフィルムを通じて、新しい時代の「(ニュー)ボーダレス」な表現の形を立ち上げます。

【本映画祭の歩み】
米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年にアメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定されました。また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、同年に 「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA 共催:東京都)」が誕生しました。
現在は 「SSFF & ASIA」を総称として映画祭を開催しています。また、2018年に映画祭が20周年を迎えたことを記念し、グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」となりました。 2019年1月には、20周年の記念イベントとして「ショートショートフィルムフェスティバル in ハリウッド」が行われ、2001年にSSFFで観客賞を受賞したジェイソン・ライトマン監督に、SSFF&ASIAから名誉賞が送られました。
また、2019年の映画祭より、オフィシャルコンペティション(インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門)およびノンフィクション部門の各優秀賞、最大4作品が翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得しました。
SSFF & ASIAは映画祭を通じて引き続き、若きクリエイターを応援してまいります。
【公式ウェブサイト】 https://www.shortshorts.org/2020
 

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