日本民間放送連盟賞 「テレビドラマ番組」でメ~テレ『本気のしるし』が優秀賞受賞!

メ~テレのプレスリリース

2020年 日本民間放送連盟賞 番組部門「テレビドラマ番組」で、メ~テレ(名古屋テレビ放送)制作の『本気のしるし』が優秀賞を受賞しました。
メ~テレの優秀賞受賞は、令和元年(2019年)の番組部門「テレビドラマ番組」と、
特別表彰部門「放送と公共性」でのダブル受賞(※)に続き、2年連続となります。
  ※2019年 優秀賞  番組部門「テレビドラマ番組」 『メ~テレ開局55周年ドラマ 乱反射』
   特別表彰部門「放送と公共性」『戦争は過去にあらず~地方から伝えた“平成”の自衛隊~』

日本民間放送連盟賞 番組部門 「テレビドラマ番組」【優秀】
『本気のしるし』
放送:2019年10月14日(月)~12月16日(月) 全10話
出演:森崎ウィン、土村芳 ほか
原作:星里もちる
監督:深田晃司  脚本:三谷伸太朗
チーフプロデューサー:高橋孝太  プロデューサー:加藤優
 

©星里もちる・小学館/メ~テレ©星里もちる・小学館/メ~テレ

【内容】
その女、出会ったことが事故だった―
中小商社に勤める会社員・辻一路(森崎ウィン)。社内の評判はよく、恋人関係のような女性もいるが、
他人に好かれるのも他人を好きになるのも苦手で、本気の恋をしたことがない。ある日、彼はコンビニで不思議な雰囲気の女性・葉山浮世(土村芳)と知り合う。しかし、彼女と関わったばかりに次々とトラブルに巻き込まれていく…。
2016年の映画『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞し、一躍世界に知られることとなった深田晃司の初原作ものであり、初ドラマ監督作品。オリジナル脚本にこだわる深田監督が唯一、実写化を希望していたのがこの『本気のしるし』(小学館 ビッグコミックス刊)である。一見すると「愚かな男女の転落サスペンス」。欠点だらけの登場人物が織りなすドロドロの恋愛劇だが、男社会で都合よく消費されていく女性たちの姿が、ドラマの真のテーマとなっている。
人柄はいいものの心の中では冷めている男性という複雑な役どころを、『レディ・プレーヤー1』でハリウッドデビューを果たし、近年、『母さんがどんなに僕を嫌いでも』『蜜蜂と遠雷』などで好演の続く森崎ウィンが熱演。また、表面的にみれば”悪女“と捉えられがちな哀しい女性という、こちらも難しい役を『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『小さな神たちの祭り』などで幅広い演技力に定評のある土村芳(つちむらかほ)が見事に演じきった。
劇場上映用に再編集された『本気のしるし《劇場版》』は、今年のカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション2020に選出された。

【審査員講評】
生身の人間が、人生のぽっかり空いた穴に落ちていくさまを独特のタッチで描き出し、目を離しがたいドラマに創り上げている。

【受賞コメント】 チーフプロデューサー 高橋孝太(メ~テレ)
何度も見返すうちに、異なる魅力がどんどん湧き上がってくる作品だと思っています。
浮世に振り回され、ほうっておけばいいのになぜか関わってしまう辻の末路を予感しつつ、目が離せない覗き見感覚。そのあたりにまず、引き込まれる視聴者は多いのではないでしょうか。悪女とは言い切れない浮世の言動にイライラしながら、気になって見続けていただいた視聴者もいらっしゃったかもしれません。
しかし、後半。この作品の深遠なテーマに視聴者は気づくはずです。浮世はなぜ、浮世になったのか。浮世を作り出したものはなんなのか。
辻、浮世、みっちゃん、正、細川先輩、峰内・・・。登場人物はみんな愚かですが、人間臭い。不器用だが懸命に生きている。視聴者は、彼らのどこかの部分に後ろ暗い共感を覚え、もしかすると、クスっと笑ってしまった方もいらっしゃったかもしれません。この作品をコミカルと感じていただけたなら、それも一興かと思います。
テレビ放送時から、SNSを中心に盛り上がりを見せたこともあり、映画化を決定しました。10月9日(金)シネリーブル池袋ほか全国公開です(名古屋はセンチュリーシネマで上映)。4時間近くに及ぶ長編ですが、劇場にて作品の魅力を再確認いただければ幸いです。

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