日本コロムビア株式会社のプレスリリース
ジャンルを超えて、名実と共に尺八界のトップランナーである藤原道山がデビュー20周年を迎え、日本を代表する作曲家達と尺八とピアノのみの最小編成による新曲作りに挑戦したアルバムが11月18日にリリースされる。
デビューから20 年で培ってきた縁を軸に、尺八とピアノの二人だけの演奏で届ける洗練された音楽は、藤原の最高峰の技術力と他を寄せ付けない表現力により、現代尺八の新しい世界を切り拓く、ニュースタンダードとして楽しめる作品となっている。
今回、藤原道山のためにピアノDUO曲を書き下ろしたのは、大島ミチル、小原孝、木住野佳子、Keiko、国府弘子、榊原大、妹尾武、千住明、武部聡志、マシコタツロウ、村松崇継(五十音順)の11人がそれぞれの想いを込めて作曲し、一部を除き作曲家自らのピアノ演奏によるレコーディングを行った。また、アルバムの冒頭を飾るのは、藤原による書きおろしの新曲となっている。
この20周年を記念する豪華作曲家陣による尺八とピアノの全曲書きおろしアルバムを携え、11月18&19日に東京・浜離宮朝日ホールにて20周年記念ライヴも決定している。
【藤原道山コメント】
今まで共演を続けてきた素晴らしい音楽家の皆さまに、新たな尺八のレパートリーになる作品をお願いしました。
一曲一曲、個性溢れる素敵な作品になっており、演奏していて何とも心弾みます。
折しも大変な状況下で舞台での演奏がなくなり、音楽の大切さを感じます。アンサンブルの喜びを改めて感じることが出来ました。
そんな喜び詰まったアルバムです!
【アルバム情報】
雙-so-
藤原道山
2020.11.18 Release
COCQ-85515 [CD] ¥3,200(+TAX)
1.曙光 (藤原道山)
2.あさはふる(武部聡志)
3.KEEP A DISTANCE (小原孝)
4.あおぞら (榊原大)
5.Bamboo Nest (国府弘子)
6.Color (大島ミチル)
7.Blowin’ in the wind (村松崇継)
8.夕虹は晴れ (マシコタツロウ)
9.風花雪月 (木住野佳子)
10.浄夜 (千住明)
11.Stillness and Motion (Keiko)
12.Cicada (妹尾武)
尺八:藤原道山
ピアノ:作曲家による自演、Keiko(M1,8)、山中惇史(M6,10)
◆オフィシャル
【日本コロムビア 藤原道山サイト】
https://columbia.jp/artist-info/dozan/
◆Profile
藤原道山 Dozan Fujiwara
尺八演奏家。10歳より尺八を始め、初代山本邦山(人間国宝)に師事。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学院音楽研究科修了。皇居内桃華楽堂において御前演奏(宮内庁主催)。安宅賞、江戸川区文化功績賞、松尾芸能賞新人賞を受賞。2001年にCDデビュー以来、多数のアルバムを発表。2015年にデビュー15周年を迎え、東京サントリーホールにて山田和樹(指揮)・横浜シンフォニエッタとのアニバーサリーコンサートを開催。「季(TOKI)-冬-」が平成30年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。
伝統音楽の演奏活動及び研究を積極的に行うと共に、尺八の可能性を求め様々な音楽を追究。吉永小百合氏の朗読アルバム「第二楽章 福島への思い」音楽監修、マリンバ奏者SINSKEとのデュオ、妹尾武(ピアノ)、古川展生(チェロ)との「KOBUDO-古武道」、尺八アンサンブル「風雅竹韻」などのユニット活動、松竹映画『武士の一分』にゲスト・ミュージシャンとして音楽に参加、『敦』『マクベス』(野村萬斎主演演出)、『ろくでなし啄木』(三谷幸喜演出)、『春の雪』(石井ふく子演出)、スーパー歌舞伎II『ワンピース』『新版オグリ』(四代目市川猿之助演出・主演)など舞台音楽、テレビ番組のテーマ曲、ドラマやCM音楽作成、NHK-Eテレ「にほんごであそぼ」レギュラー出演、など精力的な活動を展開。中学音楽教科書「中学生の器楽」(教育芸術社)編集協力及び出演、東京芸術大学講師ほか後進の育成など教育活動にも力を注ぐ。
現在、 都山流尺八楽会大師範。都山流道山会主宰。日本三曲協会、江戸川邦楽邦舞の会会員。「曠の会」同人。
2020年ソロデビュー20年を迎え、CD発売、記念コンサートを開催する。