能声楽家・青木涼子 新曲委嘱世界初演シリーズ「能 × 現代音楽」Vol.8を開催

ensemble-noのプレスリリース

能声楽家・青木涼子 新曲委嘱世界初演シリーズ「能 × 現代音楽」を10月20日(火)19時に赤坂区民センターで開催いたします。能の声楽「謡」の新曲を発表するもので、今まで33名の世界の作曲家が参加しています。今回はドイツを代表する作曲家である、ロベルト・HP・プラッツ、パリ国立高等音楽院作曲科の教授を務めるフランスのフレデリック・デュリユー、ルーマニアの女性作曲家・ディアナ・ロタルの3人による「謡と弦楽四重奏の新曲」を世界初演します。本公演は港区文化プログラム連携事業として開催され、文化庁芸術祭参加公演、サントリー芸術財団の佐治敬三賞推薦コンサートにも認定されています。

能声楽家・青木涼子による新曲委嘱世界初演シリーズ「能 × 現代音楽」Vol.8を開催いたします。「能 × 現代音楽」は2010年から開催している能の声楽「謡」のための新曲委嘱、世界初演を行うシリーズで、これまでに世界で活躍する多国籍の33名の作曲家が参加しています。そこから生まれたレパートリーが世界からも注目を浴び、青木涼子はベルリン・フィルハーモニー、コンセルトヘボウといった著名音楽ホールからも招待を受け演奏しています。
8回目となる今回はドイツ、フランス、ルーマニアの作曲家による「謡と弦楽四重奏の新曲」3曲の世界初演を行います。委嘱作曲家の顔ぶれは、指揮者としても知られ、ドイツを代表する作曲家である、ロベルト・HP・プラッツ。パリ国立高等音楽院作曲科の教授を務めるフランスのフレデリック・デュリユー。パリ留学時代にフレデリック・デュリユーに学び、現在ヨーロッパ女性作曲家の代表の一人でもあるルーマニアのディアナ・ロタルの3人です。
公演では青木涼子から能の「謡」と現代音楽に関するレクチャーを行ないます。そして、作曲家から西洋音楽にはない「謡」のための新曲を作曲したことの感想も踏まえた曲解説を行い、その後演奏をします。本来であれば世界初演に立ち合うために作曲家3名の来日を予定していましたが、新型コロナウィルス感染症の影響のため不可能になりました。今回は録画による曲の解説と、演奏後の会場との質疑のため海外からオンラインでの参加を予定しています。
青木涼子の公演は国内では2月23日に行ったフェスティバル奈良の薬師寺での公演以来になります。世界からも招聘される青木涼子の能声楽の新曲の世界初演にぜひお立ち会いください。
本公演は港区文化プログラム連携事業として開催され、文化庁芸術祭参加公演、サントリー芸術財団の佐治敬三賞推薦コンサートにも認定されています。

〈公演概要〉
公演名:能声楽家・青木涼子 新曲委嘱世界初演シリーズ「能 × 現代音楽」Vol.8 
日時:2020年10月20日(火)開演:19:00 (開場:18:30)
場所:赤坂区民センター 区民ホール(東京都港区赤坂4-18-13)
出演:青木涼子(能声楽家)弦楽四重奏団:辺見康孝(ヴァイオリン)亀井庸州(ヴァイオリン)安田貴裕(ヴィオラ)北嶋愛季(チェロ) 
ロベルト・HP・プラッツ(作曲家)フレデリック・デュリユー(作曲家)ディアナ・ロタル(作曲家)
司会:飯田有抄

曲目:
ロベルト・HP・プラッツ(ドイツ)「謡と弦楽四重奏の新曲」(世界初演)
フレデリック・デュリユー(フランス)「謡と弦楽四重奏の新曲」(世界初演)
ディアナ・ロタル(ルーマニア)「謡と弦楽四重奏の新曲」(世界初演)

企画 / 主催:ensemble-no
共催:港区(令和二年度港区文化プログラム連携事業)
制作:株式会社AMATI

〈チケット情報〉
チケット価格:全席指定(100席限定)一般 3,000円 港区民割引 2,500円 学生 2,000円 
感染拡大防止対策として定員400席のところ100席に制限しての開催とします。また休憩なしの90分の公演時間を予定しています。

チケット取り扱い:
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3135400001-P0030003P021001《PC&携帯》
チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2022538&rlsCd=001《PC&携帯》0570-02-9999(音声自動応答・Pコード: 186-971 )
株式会社AMATI http://amati-tokyo.com/
TEL03-3560-3010 FAX 03-3560-3008 E-mail : info@amati-tokyo.com 

出演者プロフィール:

青木涼子(能声楽家)
世界の主要な現代音楽の作曲家と共に、能の声楽である「謡」を素材にした新しい楽曲を発表している。これまでにペーテル・エトヴェシュ、細川俊夫など19ヵ国50人を超える作曲家が楽曲を提供しており、世界15ヵ国にてオーケストラとの共演、オペラ出演を行っている。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポランなどのトップオーケストラと共演。パリの秋芸術祭、ムジークフェストベルリン、バルトーク・フェスティバルなどの音楽祭への参加や、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、フィルハーモニー・ド・パリなどの主要なホールに出演するなど、世界的な活躍をしている。またコロナ禍においては、世界の作曲家による謡の曲をその国に向けて奉納演奏するシリーズ、新型コロナウイルス終息祈願「能声楽奉納」をYouTubeライブで配信している。東京藝術大学音楽研究科修士課程修了(能楽観世流シテ方専攻)。ロンドン大学博士課程修了。平成27年度文化庁文化交流使。第11回「創造する伝統賞」受賞。AMATI所属。
青木涼子公式ホームページ https://ryokoaoki.net/
Twitter https://twitter.com/ryoooaoki
Instagram https://instagram.com/ryoooaoki
YouTube https://www.youtube.com/c/RyokoAoki

作曲家:
ロベルト・HP・プラッツ / Robert HP Platz
1951年ドイツ、バーデン=バーデン生まれ。ヴォルフガング・フォルトナー、カールハインツ・シュトックハウゼンに作曲を、フランシス・トラヴィスに指揮を、後にフランスのIRCAMで電子音楽を学ぶ。ロックフェラー財団の招きでイタリアのヴィラ・セルベッローニに滞在、また国際交流基金の招きにより日本に数ヶ月滞在するほか、数多くの賞を受賞している。プラッツはヨーロッパの数多くの国、アメリカ、メキシコ、日本に招かれ、講演や出版を行っている。またザルツブルグ音楽祭などヨーロッパの重要な音楽祭に招かれている。シルヴァーノ・ブッソッティ、細川俊夫、クラウス・フーバー、マウリシオ・カーゲル、ヤニス・クセナキスなどの作曲家による新作の世界初演を300回以上も指揮している。現在ケルン在住で、パリのEnsemble Alternance、ミラノのMusica d’Insiemeの客演指揮者をつとめている。2005年からベルギー、リエージュのアンリ・プッスール・センターのボード・メンバーもつとめている。マウロ・ランツァの作品を指揮したEnsemble AlternanceのCDはAcademie Charles Crosに選ばれ、細川俊夫の最初のポートレートCDはフランスのレ・クレドールの2009年ベストCDに選ばれた。また執筆活動も行っており、アーヴィン・アルディッティと書いた現代音楽のヴァイオリンのテクニック本は2013年に出版されている。2016年からピアノメーカーのシュタイングレーバーはプラッツのガイドによりMIDIのグランドピアノを開発。現在ヴュルツブルク音楽大学の作曲、現代音楽の指揮の教授を務めている。

フレデリック・デュリユー / Frédéric Durieux
1959年パリ生まれ。パリ国立高等音楽院に学び、アナリーゼ科、作曲科の各々において一等賞を受賞。その後IRCAMで電子音楽を学ぶ。さらに、イタリア・ローマでのヴィラ・メディチにおける在ローマ・フランス・アカデミーに派遣される。1983年以降、数多くの委嘱を受け、ヨーロッパ、アジア、アメリカで作品が演奏されてきた。彼の作品はソリスト、アンサンブル、オーケストラ、声のため、電子音楽を伴ったものなど幅広く、イヴ・ボヌフォワ、サミュエル・ベケット、ハワード・バーカー、パウル・ツェランなどの文学者の作品、サイ・トゥンオブリー、バーネット・ニューマンなどの美術家の作品から触発されて作曲したものも多い。現在パリ国立高等音楽院作曲科の教授を務め、世界各地に招かれマスタークラスなどで教鞭を取っている。2010年にモナコ公室財団賞を受賞、2016年にアンスティチュ・フランセのフローラン・シュミット賞を受賞。フランス芸術文化勲章、オフィシエも受賞している。

ディアナ・ロタル / Diana Rotaru
1981年ルーマニア、ブカレスト生まれ。ブカレスト国立音楽大学でステファン・ニクレスクとダン・デデュに学び、Erasmus交換留学生としてパリ国立高等音楽院に学び、フレデリック・デュリユーに師事する。2008年にアカント、2002、2006年にロワイヨモン新しい声、2003年に国際バルトークセミナー・ソンバトヘイなど、様々な夏期作曲セミナーに参加している。2007年にルーマニアのジョルジェ・エネスク奨学金により、パリ国際芸術都市に滞在、2011年スイス、ヴィンタートゥールのVilla Sträuliに滞在。2010年にルーマニア・アカデミーのジョルジェ・エネスク賞、2008年リトアニアでのISCM世界音楽の日々でISCM-IAMIC若手作曲賞、2004年にはオーケストラ作品で入野賞、2003、2005年にジョルジェ・エネスク作曲賞を受賞している。SonoManiaアンサンブルの芸術監督を務め、ブカレスト国立音楽大学で教鞭を取るかたわら、ルーマニア・音楽情報センター(CIMRO)のコーディネーターも務めている。国際現代音楽協会(ISCM)ルーマニア支部代表、2019年よりMERIDIAN新しい音楽フェスティバルの芸術監督も務めている。

演奏:
弦楽四重奏団
辺見康孝 / Yasutaka Henmi(ヴァイオリン)
日本をはじめヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。ChampdAction、武生アンサンブルなどのヴァイオリニストとして演奏活動を行うほか、松村多嘉代(ハープ)とのデュオX[iksa]、Hemmi Quartetなどで精力的に活動している。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムのほか、多数のCD録音に参加している。

亀井庸州 / Yoshu Kamei(ヴァイオリン)
2000年ころから主に同世代の作品初演を中心に活動を開始。ベルギー王立リエージュ音楽院において、ジャン゠ピエール・プーヴィオン、ギャレット・リスト、大久保泉らのもとで欧州の20世紀音楽や即興演奏を学んだほか、各氏とは欧州各都市にて共演。07年より拠点を日本へ移し、これまでに細川俊夫、三輪眞弘、湯浅譲二、ヘルムート・ラッヘンマンといった現代の代表的な作曲家の公演に携わるほか、武生国際音楽祭などへの参加をはじめとした、室内楽、ソロの演奏を中心に活動している。

安田貴裕 / Takahiro Yasuda(ヴィオラ)
東京音楽大学入学後、奨学金を得て州立フロリダ国際大学に入学。帰国後、同時代の作曲家と共に歩むことを主眼に活動を行い、内山和重主宰の音楽グループ「本歌取りプロジェクト」に参画するほか、亀井庸州、多井智紀らとともに東京オペラシティ主催「コンポージアム」シリーズなどにも出演。KEI音楽学院講師。川畠正雄、山口裕之、三戸泰雄、ロバート・ダヴィドヴィチらに師事。

北嶋愛季 / Aki Kitajima(チェロ)
桐朋学園大学音楽学部卒業。松波恵子氏、堀了介氏に師事。ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学ディプロマ課程修了、F.グトン氏に師事。2013/14年度インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー奨学生。メンデルスゾーン・ドイツ国立音楽大学コンクール現代音楽アンサンブル部門において3位受賞。ドイツ国立フランクフルト音楽・舞台芸術大学古楽器科修士号取得、バロックチェロをK.V.D.ゴルツ氏に師事。2017年帰国後もアンサンブル・モデルン客演、室内楽奏者として、またモダンとバロック2台のチェロによる独奏コンサートを開催するなど国内外で精力的に活動。

司会:
飯田有抄
1974年生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程、Macquarie University大学院修士課程通訳・翻訳修了。『ぶらあぼ』『レコード芸術』『モーストリー・クラシック』等の音楽誌、CD、楽譜、コンサートプログラムに執筆。音楽之友社WebマガジンONTOMOナビゲーター。書籍に『あなたがピアノを続けるべき11の理由』(ヤマハ・ミュージック・メディア)、『ブルクミュラー 25の不思議〜なぜこんなにも愛されるのか』(共著、音楽之友社)等がある。公益財団法人福田靖子賞基金理事。

 
 

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