株式会社パシフィックボイスのプレスリリース
https://www.shortshorts.org/2020/autumn
本イベントでは、ショートフィルムの魅力を広めることと、若手映像作家の育成を目的に、先月開催したSSFF & ASIA 2020の受賞作品を特集上映・配信します。ジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)、来年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補となるオフィシャルコンペティション supported by Sony、ノンフィクション部門、そして本日発表のベストアクターアワードとオーディエンスアワードなど選び抜かれた作品を一早くまとめてご覧いただけます。
また、恒例のトークセミナーは、『サッドティー』が第26回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品され、以後、『愛がなんだ』、『アイネクライネナハトムジーク』、『mellow』など次々と新作を発表し、次世代の日本映画界をけん引、恋愛群像劇の名手、今泉力哉監督を迎えて“正解のない恋の形”をテーマに話をお聞きします。
更に、令和2年度日本博主催・共催型プロジェクトでは、日本各地のストーリーを短編小説として創作した作家を迎えてのパネルディスカッションと「世界の美から日本の美を考える」をテーマとした「Discover Beautyプログラム」の特別上映を行います。
オンライン会場では、斬新で型破り、エキサイティングな現代ヨーロッパ・ショートアニメーションを紹介する、NY発の映画祭「Animated Spirits」とコラボレーション。伝統的かつオーセンティックなアニメーション技術とともに、現代的なエクスペリメンタルを体現する作品の数々でショートフィルムの異なる世界観をお楽しみいただきます。
本日発表! SSFF & ASIA 2020ベストアクターアワード & オーディエンスアワード
【ベストアクターアワード】
*今年より、ベストアクター&アクトレスをベストアクターアワードとして統一。ベルリン国際映画祭他に並び、男女の別なく光る演技を見せた役者を映画祭実行委員会が選出しています。
インターナショナル部門
『生きている』(Alive)主演:エヴァ・ヨハンソン(Eva Johansson)
監督:ジミー・オルソン(Jimmy Olsson)/23:32/スウェーデン/ドラマ/2020
異性との親密な関係に憧れるビクトリアは障害を持っている。彼女をケアしているイダは、マッチングアプリを薦めたが、マッチングした男性と実際に会おうとするヴィクトリアに何か起きるのではないかと心配になる。
※受賞プログラム5で上映
アジア インターナショナル部門
『チェン兄弟』(CHEN CHEN)主演:タオ・ワン(Tao Wang)
監督:カルゴ・チェン(Kargo Chen)/21:45/中国/Drama / ドラマ/2019
チェンは脳性小児まひの兄が実は多くのことを理解しており、普通の人々のように性的欲求を持っていることに気付く。しかしそんな兄を気にかけるものは他に誰もおらず、可哀想に思ったチェンは、幸せな時間を過ごせるようにと、長い間外出していなかった兄を外に連れ出すことに決める。
※受賞プログラム4で上映
ジャパン部門
『ぞめきのくに』(Her Beat)主演: 葉月ひとみ
監督:友利翼/25:00/日本/ドラマ/2019
東京から母親の生家に引っ越して来た、女子高生の未紗。お節介なご近所さんに、強引に『踊り』の練習に誘われる。毎晩聞こえてくる不思議な祭囃子『ぞめき』。未紗の心の中で、なにかが次第に大きく変わっていく。
※受賞プログラム1で上映
【オーディエンスアワード】
インターナショナル部門
『プレゼント』(The Present)
ファラ・ナブルシ(Farah Nabulsi)/24:20/パレスチナ/ドラマ/2019
ユーセフは、結婚記念日に妻へのプレゼントを買うため、若い娘とヨルダン川西岸地区に出かける。兵士や分離フェンス、検問が待ち構える中での買い物は容易ではないのだった。
※受賞プログラム3で上映
アジア インターナショナル部門
『最後の試験』(Final Exam)
カイ・シャンチャン(Kai Xiang Chang)/0:13:03/シンガポール/ドラマ/2019
★バイオジェン・アワード受賞作品
テストでいい点をとることは思いやりよりも重要なのか?競争の厳しい学校で、成績上位3名の生徒がクラスメイトのニナのテスト勉強の手伝いをすることになった。3人は次のテストがニナにとって学校最後の試験になると気付く。
※受賞プログラム5で上映
ジャパン部門
『West End Girls』
片岡大樹/25:00/日本/ドラマ/2020
ライブ配信でお金を稼ぎ生活をしていくと決意したサリは、東京にたどり着き、西新宿で外国人留学生カンニャと出会う。ある日、カンニャが自分もサリのような働き方をしたいと言い始めるのだが…。
※受賞プログラム2で上映
上映作品のご紹介 ※全6プログラムより一部抜粋 /
全作品紹介はウェブサイトを参照ください(https://www.shortshorts.org/2020/autumn)
【受賞プログラム1】
SSFF & ASIA 2020 ジョージ・ルーカス アワード(グランプリ)を含む4作品を上映。俳優の魅力が光る作品群をお楽しみください。
★SSFF & ASIA 2020 グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」受賞作品
★オフィシャルコンペティション supported by Sony インターナショナル部門 優秀賞
★第93回アカデミー賞短編部門ノミネート候補
『11月1日』(November 1st)
監督:チャーリー・マントン(Charlie Manton)/24:42/イギリス/ドラマ/2019
息子を殺した男の死刑執行を見届けに向かう母親。彼女は男への復讐心と、娘との関係の溝に苦しんでいる。
【受賞プログラム2】
貧しい母子の姿を通して社会問題を問うアジア インターナショナル部門優秀賞受賞の力強いドラマ作品のほか、
国境を越えた友情・愛情がテーマの3作品を上映!
★オフィシャルコンペティション supported by Sony アジア インターナショナル部門 優秀賞/ 東京都知事賞
★第93回アカデミー賞ノミネート候補
『授業の後で』(After Class)
チャールズ・シウジー・ドン(Charles Xiuzhi Dong)/15:01/中国、アメリカ/ドラマ/2018
中国のある都市に母と2人で暮らす8歳の少女、ミンミンの夢は学校に通うこと。娘の夢を叶えるため、母は仕事場である学校で盗みを働いてしまう。
【受賞プログラム3】
ドラマ・コメディー・ミュージカルと幅広いジャンルの作品を通してセカンドライフ、介護、人権などの社会問題を考えるプログラム。
★オフィシャルコンペティション supported by Sony ジャパン部門 優秀賞/東京都知事賞
★第93回アカデミー賞ノミネート候補
『緑の雪』(Birdland)
古川原壮志/0:20:00/日本/ドラマ/2019
ベッドの上で一日を過ごす寝たきりの老人。ある冬の夜、老人は窓の外に降る雪を見て思い出す。それは先立った妻との最後の時間。
【受賞プログラム4】
日本、インド、中国の様々な環境下で力強く生きる人々を映し出すセレクション。
★ノンフィクション優秀賞
★第93回アカデミー賞ノミネート候補
『カマリ』(Kamali)
サーシャ・レインボー( Sasha Rainbow )/23:47/イギリス/ノンフィクション/2019
娘のカマリは漁村で唯一の女子スケートボーダー。臆病なカマリの母スガンティは自分探しの旅に出る。初めて互いに離れた母と娘は、男性社会の中で自由を見つけなければならない。
【受賞プログラム5】
同級生、恋人、被介護士と介護者…大変な時にそばにいてくれる大切な人、存在を描いた作品群。
★Cinematic Tokyo部門優秀賞/東京都知事賞 受賞
『グッピー』 (Guppy)
チャールズ・リチャードソン(Charles Richardson)オーストラリア/ 13:12 / ドラマ / 2017
外国の地、東京で若いカップルの片方が最終電車に乗りそびれ、二人はバラバラになってしまう。コミュニケーションだけが二人を引き戻せる唯一の手段だったが、携帯電話の充電と共に緊張の糸も切れてしまった二人。彼らの関係はどうなるのか。
【Discover Beauty プログラム】
令和2年度日本博主催・共催型プロジェクトとして、ショートフィルムを通じて「世界の美から日本の美を考える」事を目的に特別にセレクトされたショートフィルム プログラム。※本プログラムは「オンライン会場」でもご鑑賞いただけます。
『Future is MINE – アイヌ、私の声 -』(Future is MINE – AINU MY VOICE -)
富田 大智/0:19:32/日本/ノンフィクション/2020
旅を通して未来を切り開く女性の成長を描きます。旅人はアイヌの萱野りえさん。アイヌに生まれた使命に悩む彼女は、独自の文化を築く米国の先住民セミノール族を訪ね、自分が進むべき道を見出そうとします。
【「アニメ-ティッド・スピリッツ」現代ヨーロッパアニメーションフェスティバルプログラム】
「Animated Spirits」は、斬新でエキサイティングな現代ヨーロッパ・ショートアニメーションの映画祭で、2015年にニューヨークで始まり、日本へは2018年初上陸。上映作品は、伝統的かつ基本的なアニメーション技術を潜在的に持ちつつ現代の実験精神を例証しています。(公式サイト:http://animatedspirits.org/tokyo-edition/)※本プログラムはオンライン会場でのみ鑑賞いただけます。
『ハローキティ』(Hello Kitty)
監督:イ・ジユン(Ji-yoon Lee)/ 7:00/オーストリア/アニメーション/2019
若い女性が半年間日本へ行くことになり、ウィーンに愛猫のオンニョンを置いていくことに。でもオンニョンはそれをよしとせず、猫用カバンに荷物をつめて、まっすぐ東京に向かう。猫だってやるときはやるのです。
トークセミナー】恋愛群像劇の名手、今泉力哉監督が描き出す“正解のない恋の形” *オンライン配信
2013年、『サッドティー』が第26回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品に出品され、以後、『愛がなんだ』、『アイネクライネナハトムジーク』、『his』など次々と新作を発表し、次世代の日本映画界をけん引する今泉力哉監督に登壇いただき、ショートフィルムの魅力、長編映画制作への道のり、コロナ禍における映画制作、現在の日本映画についてなどの話を聞きます。
【開催日時】10月18日(日)16:00~17:30 オンライン配信
【配信URL】https://youtu.be/8GlmcENwk38
【監督プロフィール】
1981年福島県生まれ。2010年『たまの映画』で長編監督デビュー。
2013年『こっぴどい猫』でトランシルヴァニア国際映画祭最優秀監督賞を受賞。2019年『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』、2020年『mellow』『his』が公開。
その他の作品に『サッドティー』(14)、『退屈な日々にさようならを』(17)、『パンとバスと2度目のハツコイ』(18)など。今後の待機作として『あの頃。』と『街の上で』がある(ともに21年公開予定)。
【令和2年度日本博主催・共催型プロジェクト】日本各地のストーリー創作プロジェクト パネルディスカッション *オンライン配信
日本博「日本各地のストーリー創作」プロジェクトに参加した3名の小説家が、それぞれの執筆した作品について語り合うことをとおして、日本にながく伝わる文化や物語の魅力、そして、「日本の美・自然」について考えを深めていきます。
【開催日時】:10月15日(木)20:00~21:30 オンライン配信
【配信URL】: https://youtu.be/HX9nvDrdtiQ
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020 -秋の映画祭- 概要
■期間:10月15日(木)~18日(日)
■会場:東京都写真美術館 / オンライン会場
■主催:ショートショート フィルムフェスティバル アジア実行委員会
■共催:東京都 ■後援:J-WAVE
■WEB:http://shortshorts.org/2020/autumn/
■オンライン会場:https://shortshorts2020.vhx.tv/
■チケット:無料
■申込方法:ウェブサイトにて10月3日(土)14:00より受け付け
※上映日時の詳細はホームページをご参照ください
■一般の方からの問い合わせ番号:03-5474-8844