徳間書店のプレスリリース
株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、2020年9月26日(土)に発売した、
歌手、女優の小柳ルミ子さんの芸能生活50周年記念書籍『もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか』の発売記者会見を9月30日(水)に八重洲ブックセンター本店 8F 八重洲ギャラリーにて開催致しました。
小柳ルミ子さんは、1970年にNHKの連続テレビ小説「虹」で女優としてデビュー、翌1971年に「わたしの城下町」で歌手デビュー。それから今日まで、波乱万丈のひと言では語り足りない50年間の芸能生活でした。そんな小柳さんの芸能生活50周年を記念した書籍の発売記者会見ということで、会場には数多くの報道関係者が参加致しました。
当日は、デビュー当時と殆どスリーサイズが変わってないとおっしゃる小柳さんが、約20年前に購入されたベロア素材のセクシーなロングワンピースで登場。68歳とは思えないしなやかで美しいボディラインと、とても29,000円には見えないワンピースの高級感に、来場された報道関係者の皆様は非常に驚かれていました。この見事なボディラインをキープするために小柳さんは、自宅でテレビを見ながら、お風呂に入りながら、料理をしながら、ストレッチ、柔軟体操、筋トレなど、日々の努力の積み重ね、ルミ子流の鍛錬を続けている以外は、秘訣なども無いとのことでした。
小柳さんは今年、50周年を記念したイベントの開催を予定していましたが、新型コロナウィルスの影響で全て中止になってしまったものの、とにかくファンの方には何かお返しをしたいと思い、本なら自分で書くことが出来るので、自粛生活でたっぷりあった時間を使い、ご自身がとても納得いく本に仕上がり、感無量の思いとのことでした。
『もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか』商品ページ
https://www.tokuma.jp/book/b531325.html
書籍のタイトルに込められた意味は?と聞かれた小柳さんは、私の周りでも、もう年だからとか、もう70だからとか、もうそんな洋服は無理とか、もう今から身体を鍛えたって無理って、割と悲観的におっしゃる方が多いので、いやいやまだよ!って、私がいつも自分に言い聞かせている事でもあるので、このタイトルは凄く分かりやすく、世の女性にエールを送るつもりでこのタイトルを付けましたとおっしゃり、「完璧なタイトルだと思っている」とおっしゃり、「改めて振り返ってみて、この50年はどの様な芸能人生だったか?」との問いには、昨日もデビュー当時から思い返してみて、本当に色々な事が有り過ぎたけど、何か辛いことがあると必ず誰かが手を差し伸べてくれなど、本当に人に恵まれ、人との出会いに感謝の50年間で、良くここまで来られたなぁと感無量ですとおっしゃられ、そんな50年間で印象に残っていることは?の問いには、デビュー曲の「わたしの城下町」で新人賞を頂き、「瀬戸の花嫁」では歌謡大賞を頂き、紅白歌合戦には18年連続で出演させて頂くなど、本当に私の財産になる曲や映画や、幸せな出来事があったのですが、本当に山あり谷ありだったので、もうその時は、凄く大変で、乗り越えられないと思っていても、何とか乗り越えると、次に大きな障害が起きても、また乗り越えることが出来ました。だから、どれが一番大変だったか?というのは、色々あり過ぎて、でも何となく、ひたむきに腐らずに頑張って来られたのは良かったのかな?と改めて思いますとのことでした。
小柳さんにとって現在の芸能界はどう映っているか?の問いには、自身が歌手デビューした時期は、歌謡界全盛期でしたし、歌番組も毎日生放送があり、みんなが切磋琢磨して芸を磨いていた時代で、プロ意識が高くて、今は何となく皆がお友達という感じで、当時と比べると、アーティスト本人もスタッフの方々も何となく少し甘く、プロ意識が薄くなっているのかな?と感じていて、それは時代の流れだから仕方がないのかな?と思いながらも、小柳さん自身は自分の美学、哲学として、絶対カンペはしない、口パクはしないという信念で続けていきたいとのことでした。
この本は、小柳さんの50年間の芸能活動の中で、今まで敢えて触れて来なかったことも、これからあと何年生きられるか分からない年齢に差し掛かり、正直で等身大の自分で、相手が嫌な思いをしない様に敬い、その中で自分の許せる範囲で正直に書かれており、だからこそ、自身の集大成でもあり、ファンの方も一生宝として手元に置いておける様な本にしたかったそうで、コロナの自粛中にも時間を掛けてゆっくり書けたので、志村けんさんとのことも書けましたし、非常に興味深い一冊になったそうです。
志村けんさんについては、小柳さんが「8時だヨ!全員集合」の最多出演歌手ということが自慢で、ケンちゃんが「マックボンボン」という二人組で自身の前座をやってくれている頃から知っているので、志村さんがコロナでこの世を去った事は本当にショックで、私の中で「憎いコロナ」と思っているので、だから自分の出来る感染予防は常に意識してやっていて、サッカーの次くらいにコロナに詳しくなったそうです。
そして、書中にも書かれている「一時は引退も考えた」件について問われると、2ヶ月くらい前、全く仕事が無くなり、サッカー選手のルイス・スアレスが受けた戦力外通告の様に、もう芸能界には私のポジションは無いんだなと悲観していた時、歌手の桑田佳祐さんが雑誌の記事で私の事を言って下さっていることを知り、それを読んだ時に号泣してしまい、日本の宝で唯一無二の存在である桑田さんが私の事を言って下さるのであれば、まだ私のポジションはあるのかな?と気持ちを改め、引退することをとどまりました。
その時の週刊誌は私のお守り代わりに持ち歩いていて、小柳さんの命の恩人の桑田さんには感謝のお手紙を送られたそうです。
また近年、同じ芸能界の同僚が自ら命を絶つという悲しいことが続いている件について問われると、本当に悔しいのは周囲にいるスタッフやご家族が、何かちょっとした異変に気付いてあげられなかったのかな?という思いと、悩まれて命を絶たれる前に、私がひと目お会いして「やめなさい」と止めてあげたかった、そんな思いです。残念でなりません。と答えられた一方、自身のこれからの展望については、今年は新曲の発売や、コロナが収束して、コンサートやディナーショーをやれる様になったら、もっと今まで以上に素晴らしい歌を皆さんにお聞かせしたいという思いで、相当久し振りに、週に2回ボイストレーニングに通っていて、改めて歌の難しさや楽しさを感じながら、まずは昔のキーのままで歌いたいので、日々努力を重ねているとのことです。
そして恋愛はもう飽きたのでいいです。サッカーで十分です。と、来場された報道陣を笑わせる一幕もありました。
この本をどんな方に読んで欲しいか?という問いには、私と同年代は勿論ですけど、若い方にも是非読んで欲しいと思っているそうで、若い方は自分が68歳になった時の想像は付かないと思うので、68歳になった時「あぁ、やっておけばよかった」と後悔するのではなく、健康で過ごせる様に今からやっておいた方が良いよと伝えたいです。また、私も色々なことで悩んで苦しんできたので、そういうことをどうやって乗り越えてきたのか?など、悩みを抱えていらっしゃる方々へのエールになれば良いなぁとおもいますとのことでした。
フォトセッション後の締めのご挨拶では、今日は本当に皆さん、このイベントに足を運んで下さったことを、心より感謝しております。引退しなくて良かったと思っています。人生、捨てたもんじゃないなと今、実感しております。私の一言一句、心を込めて、何度も何度も書き直して、何度も何度も読み返して書いた、可愛い我が子ですので、是非多くの方に読んで頂きたいと思っています。今日は本当にありがとうございました。と、来場された報道陣とこれから本を読まれる方々へ、感謝のメッセージを伝えられました。
- 商品情報
「もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか」帯付きカバー
[タイトル] もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか[著者] 小柳ルミ子
[発売日] 2020年9月26日(土)より発売中
[定価] 本体1,500円+税
[判型/仕様] 四六判ソフトカバー
[発売] 株式会社徳間書店
[商品URL]https://www.tokuma.jp/book/b531325.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4198650950
- 著者プロフィール
小柳ルミ子(こやなぎるみこ)
1952年、福岡県生まれ。
1970年に宝塚音楽学校を首席で卒業し、NHK連続テレビ小説「虹」で女優としてデビュー。
翌71年には「わたしの城下町」で歌手としてもデビューし、160万枚を超す大ヒットに。同曲で第13回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。翌年には「瀬戸の花嫁」で第3回日本歌謡大賞を受賞する。82年には映画「誘拐報道」で第56回キネマ旬報ベスト・テン助演
女優賞と第6回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、83年には「白蛇抄」での迫真の演技で第7回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど高い評価を受ける。テレビでも活躍し、「家なき子」(日本テレビ系)、NHK大河ドラマ「琉球の風」「西郷どん」などに出演。バラエティー番組「8時だョ!全員集合」(TBS系)では、ゲストとして最多出場回数を記録。リリースしたシングル曲は56作品、NHK「紅白歌合戦」には18回出場している。サッカーファン歴は16年で、年間約2000試合を観戦。サッカーについての著作もある。
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