認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワークのプレスリリース
全国の1型糖尿病患者・家族を支援する認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(理事長 井上龍夫、本部 佐賀市)は、2020年に創立25周年を迎えたことを記念し、11月14日の世界糖尿病デーを含む11月9日から15日の1週間、チャリティーオークションを開催することといたしました。
当法人の活動にご賛同いただいた女優の吉永小百合さん、作家の村上龍さん、プロ野球・阪神タイガースの岩田稔投手をはじめ、各界の著名人の方々に出品のご協力をいただきました。
売上は”不治の病”1型糖尿病の根絶(=治療+根治+予防)に向けた研究費を助成する「1型糖尿病研究基金」に充てさせていただきます。
私たち日本IDDMネットワークは、インスリン治療を必要とする患者・家族が希望をもって生きられる社会の実現を目指して活動を続け、今年で創立25周年を迎えました。
当法人にとっても記念すべき年にあたる2020年の世界糖尿病デー(11月14日)を迎えるにあたり、1人でも多くの方に糖尿病について知り、より深く考えてほしいという想いから、11月9日~15日の1週間、チャリティーオークションを実施することといたしました。
当法人の活動にご賛同いただいた著名人の皆さまより、チャリティーオークションへのご出品とともに応援メッセージをいただいています。ご協力いただいた皆さまの想いに応えるためにも、当法人が目指す2025年の1型糖尿病の根治実現に向けて全力を尽くしてまいりますので、ぜひ多くの皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
■ご協力いただいた著名人のみなさま
吉永小百合さん(女優)
2019年公開の映画『最高の人生の見つけ方』。作品中に 1型糖尿病の子どもが登場することから、日本IDDMネットワークが協力したことがご縁となり、本映画の主演を務められた吉永小百合さんに本チャリティーオークションへのご協力をいただきました。
私物の「エルメス グレースケリー」のバッグとともに、今回のチャリティーオークションのために「直筆サイン入りメッセージ色紙」を特別にご用意いただきました。
【吉永小百合さんからのメッセージ】
憧れのグレースケリーの名前がついたバッグです。30年程前に購入しましたが、もったいなくて殆ど使わずに眺めていました。チャリティーオークションに役立てていただければと思っています。
先日、テレビで1型糖尿病の方がグレートレースという過酷な厳冬期のカナダでのレースで見事2位になった番組を見ました。どんなに苦しいか、大変か、想像出来ない程です。
皆さん苦しい中ですが、頑張って頂きたいと願っております。
村上龍さん(作家)
1型糖尿病患者が主人公のご著書『心はあなたのもとに』の発刊をきっかけに、2011年より日本IDDMネットワークの活動をご支援いただいている作家の村上龍さん。「1型糖尿病を“治らない”病気から“治る”病気にする」という当法人のミッションに賛同する「100人委員」としても、長きにわたり当法人を応援いただいています。
この度、2010年に発刊された累計160万部のベストセラー『新 13歳のハローワーク』に直筆サインをお書きいただき、オークションへご出品いただきました。
【村上龍さんからのメッセージ】
当法人創立25周年を記念し、ご本人からメッセージ動画を頂きましたので、ぜひご覧ください。
https://youtu.be/RfSdXqFMmeo
岩田稔さん(プロ野球選手 阪神タイガース)
阪神タイガースの投手として活躍を続ける岩田稔投手は、高校2年生の時に1型糖尿病を発症し、現在も毎日インスリン治療を行いながらプロ野球選手として活躍を続けています。2009年からは1勝につき10万円を日本IDDMネットワークの「1型糖尿病研究基金」にご寄付いただくなど、病気の根治に向けて当法人の活動にも広くご協力いただいています。
この度のチャリティーオークションには、公式戦で岩田投手が実際に使用された直筆サイン入りのスパイク等をご出品いただいています。
【岩田稔投手からのメッセージ】
創設25周年おめでとうございます。
この度チャリティーオークションとの事で、ゲーム用スパイクをご提供させていただきました。
これを機にもっと多くの方々に1型糖尿病の事を知っていただき、2025年には1型糖尿病は不治の病から治る病へとなる事を願うとともに、僕も協力していければと思います。
皆さんのご協力心よりお願いいたします。
そのほか、1型糖尿病の治療を続けながらプロサッカー選手として活躍されている楽天ヴィッセル神戸のセルジ サンペール選手、同じく1型糖尿病患者で元THE BOOMベーシストの山川浩正さんやモデルやタレントとして幅広く活躍する星南さん、2型糖尿病患者としても積極的に啓発活動を行っているお笑い芸人のグレート義太夫さん、同じく2型糖尿病を患いながら芸能活動を続ける芋洗坂係長さんなど、各界より様々な著名人の皆さまにご賛同いただき、チャリティーオークションへのご協力をいただいています。
オークションページには出品物にまつわるエピソードや1型糖尿病患者・家族に向けたメッセージも掲載しますので、こちらもぜひご覧ください。
■売上はすべて「1型糖尿病研究基金」に
チャリティーオークションの売上は、当法人の「1型糖尿病研究基金」に充て、1型糖尿病根絶に向けた研究支援に活用させていただきます。
2005年に1型糖尿病研究基金を設立して以降、これまでに85件、4億1,850万円 の研究費助成を行っています。当基金は、「不治の病を治る病にする」、「不可能を可能にする」挑戦にご賛同いただいた方々からの当法人への直接の寄付や佐賀県庁への日本IDDMネットワーク指定ふるさと納税など、日本全国の方々からのご支援で成り立っています。
■日本IDDMネットワーク創立25周年記念 チャリティーオークション
~世界糖尿病デーに寄せて、1型糖尿病根絶を願う~
【出品期間】 2020年11日9日(月)~ 15日(日)23:00頃(予定)
【出品者】 吉永小百合さん(女優)/村上龍さん(作家)/岩田稔さん(プロ野球選手 阪神タイガース)/セルジ サンペールさん(プロサッカー選手 楽天ヴィッセル神戸)/山川浩正さん(ミュージシャン(元THE BOOM))/グレート義太夫さん(芸人・タレント)/芋洗坂係長さん(俳優・芸人・ダンサー)/星南さん(モデル・タレント)
▼詳しくはこちら
https://japan-iddm.net/25th_anniv_auction/
※本チャリティーオークションは、Yahoo!オークション(ヤフオク!)のシステムを利用して開催いたします。
※出品物、入札条件等、詳しくは11月9日より公開する各オークションページをご確認ください。
▼「認定NPO法人 日本IDDMネットワーク」とは▼
1995年に起きた阪神・淡路大震災では、被災地の患者は生命維持に欠かせないインスリンの入手等に大変な苦労を強いられました。この震災を契機に、1型糖尿病の患者・家族が助け合うために同年9月に発足。2020年で創立25周年を迎えました。
1型糖尿病をはじめ、インスリン療法が必要とされる患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会の実現を目指して活動しています。
▼1型糖尿病とは▼
1型糖尿病は、原因不明で小児期に発症することが多い不治の病です。日本での年間発症率は10万人あたり1.5~2.5人と言われています。
現代医学では、膵臓移植や膵島移植を受けるか、生涯にわたって毎日4、5回の注射又はポンプによるインスリン補充を続ける以外に治療法はありません。
▼「1型糖尿病研究基金」とは ~2025年までに1型糖尿病を「治る」病気にするために~▼
これまで1型糖尿病は、治ることのない “不治の病” と言われてきました。私たちは、2025年までに「1型糖尿病」を “治る”病気にするという目標を掲げ、その根治に向けた治療法の研究助成を進めています。
毎日、一生、注射を打ち続けなければならない子どもたちがいるという現実。
子どもたちが抱える苦しみや悲しみを、一日でも早く希望に変えてあげたい。
「1型糖尿病」の根治が実現できれば、命を脅かす低血糖症や合併症の恐怖から解放されます。発症以来毎日欠かさずおこなってきたインスリン注射や食事制限からも自由になります。患者や家族にとっても、これ以上嬉しいことはありません。
▼世界糖尿病デー(11月14日)とは▼
2019年現在、世界の糖尿病人口は4億6,300万人に上り、世界的な対策が求められています。このような状況に対し、2006年に国連総会議で「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択され、同時に11月14日が「世界糖尿病デー」と定められました。毎年この日は世界各地で糖尿病の予防・治療・療養を喚起する啓発運動が開催されています。