initium auditoriumのプレスリリース
───ここから、「わからない」を旅しよう。
新しい音楽に出会い、落ち着いて演奏を楽しみ、充実した解説で深めていく、そんな新しいコンサート配信の場を提供するwebサイト initium ; auditorium 《イニツィウム・オーディトリウム》では、このたび出展アーティストを公募することになりました。
概要
initium ; auditoriumは、コロナ禍、とりわけ2020年4〜6月の緊急事態宣言下にあって、生活の糧を失いつつあった音楽家のために何かできることはないか、ということを契機に開発をスタートさせ、これまでに、19のアーティスト（個人、団体含む）により20の作品がリリースされました。
（initium ; auditorium : https://www.initium-auditorium.com/）
ここから、「わからない」を旅しよう。
initium ; auditoriumでは、期間ごとにひとつのテーマに沿った映像つき音楽作品をアーティストに制作していただき、美術展のような音楽鑑賞体験を提供しています。
NarikiyoTrio_赤とんぼ
今回は、《ひらく》というテーマに基づいた作品を制作してくださるアーティストを募集します。「扉をひらく（開く）」「道をひらく（拓く）」「可能性をひらく（啓く）」などさまざまな漢字を当てうるこのキーワードから、自由に発想して制作をしていただきます。この言葉以外に制作上の制約は原則としてありません。
Ayako Kosaka_夜半楽春風馬堤曲与謝蕪村による18曲の詩劇
映像として音楽作品をアウトプットすることは、少なくない音楽家にとって新たなチャレンジでもありうると思います。initium ; auditoriumは、そんな新たな一歩を全力で応援するwebサイトです。この場を共に盛り上げることを通して、皆さまの可能性がさらに世にひらかれてゆくことを楽しみにしています！
スケジュール
- 募集締切: 2021/1/31 23:59
- 作品提出締切: 2021/3/31 23:59
- 作品掲載開始: 2021/3/1以降順次
- 作品掲載期間: 原則として無期限
出典までのフロー
条件
- 《ひらく》というテーマに沿っていること
- 映像作品として出展すること
- 他サイトで既に発表済みの映像作品でないこと
- 作品の総時間が5分〜60分であること
（インタビューやトークを作品に挿入することを推奨しています。それらも含めての時間です。）
※ 応募にあたり、initium ; auditorium主宰者による書類審査があります。
作品の売上について
initium ; auditoriumでは各作品を買い切りの動画の形で販売します※。販売価格は、作品の総時間に比例して500円〜2000円程度の幅で決定します。またサイト上には、演奏を観たユーザーがアーティストに直接チップ（投げ銭）を贈ることができる機能を搭載しています。販売売上の50％+チップ収入の90%がアーティストの収入となります※。
※ 販売方式は今後追加される可能性があります。
出展にかかる費用について
出展に際して、参加費などはありません。録画録音機材、スタジオレンタル代など、制作にかかる費用は自己負担となります。
※ ほかに著作権処理など、アーティスト本人で必要に応じて行っていただく手続きがあります。
応募フォーム
下記フォームに必要事項を記入し提出してください。随時審査の上ご連絡いたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScXjj4nACVB8tkQE544gGh_rvGh9dg_h9rUkrzDQqIp_Y0Eng/viewform
サイトの説明
initium ; auditoriumは、コロナ禍、とりわけ2020年4〜6月の緊急事態宣言下にあって、生活の糧を失いつつあった音楽家のために何かできることはないか、ということを契機に開発をスタートさせたwebサイトです。2020年7月の正式オープン前にはCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施し、目標額の1.5倍を超える1,552,000円の支援をいただきました。
（参考 新型コロナから若手音楽家を守るため、イニツィウム・オーディトリウムを立ちあげたい : https://camp-fire.jp/projects/view/277017）
現在サイトでは《遷
| transition》というテーマを設定し（詳細は以下URL参照）、わたしたちの呼びかけに応じてくれたアーティストたちが、それにインスパイアされた作品群を買い切り有料動画の形式で出展しています。
（参考 コンサート一覧 | initium ; auditorium : https://www.initium-auditorium.com/concerts#featured）
私達がとりわけ大切にしていることは、このサイトがフリーランス音楽家にとって新たな表現活動の場となることに加えて、このinitium ; auditoriumというサイトが、音楽表現を受容し楽しむユーザーの皆さまにとって、かけがえのない新たな「場」となることです。
2020年10月のサイトリニューアルに合わせ、「ここから、『わからない』を旅しよう。」というコピーおよび「出会う。」「触れる。」「深める。」という3つのキーワードをサイトの主要コンセプトとしました。コンサート会場をふくむ他の場所ではなかなか見かけないような未知の音楽表現に出会い、サイト上でそれに実際に触れ味わい、また、インタビューや、実際のコンサート並みに充実したプログラムノートなどを手がかりに、音楽への知的な深まりをも追求していく。そんな音楽演奏の美術館のような存在を目指し、これらを実現するため、様々な工夫をこめた開発が進められてきました。
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出展アーティストについては、これまでは主宰である谷郁 (https://tanikaoru.com/）、
柳嶋耕太（https://yanagishima.de/）の2名による個人的な声掛けによって制作・出展を依頼してきました。
そしてこのたび、initium ; auditoriumオープンからもうすぐ半年となりサイトの運営状況も安定してきたタイミングで、出展アーティストの公募を行うことといたしました。initium ; auditorium主宰・運営チームとして、私達もまた、多くの新たな出会いを求めての決断です。
また、公募出展の開始に伴い新たなテーマを設定します。現在のテーマ《遷
| transition》に続きまして、2021年3月より《ひらく》が、initium ; auditoriumの新たなテーマとなります。このことばに基づいて、全く自由な発想で作品を制作していただきます。アーティストの皆さまの知性・感性が、initium ; auditoriumという場と機会を通して新たにひらいてゆくことを願ってやみません。ぜひ、一緒にこの取り組みを盛り上げていきませんか？
ご応募を心よりお待ちしています！
initium ; auditorium 主宰
谷 郁
柳嶋 耕太
