ヤマハ株式会社のプレスリリース
ヤマハ株式会社は、2020年10月にプロトタイプを発表した世界初となる、言葉をメロディにのせて会話するコミュニケーションロボット『Charlie(チャーリー)』の開発にあたり、一人暮らしをする働く20~30代の女性に行った調査結果を発表します。
ストレスや悩みを相談する相手に求めることは、「アドバイスをくれる」、「問題点を整理してくれる」などの問題解決型のアクションだけでなく、「共感してくれる」など、気持ちに寄り添ってくれることに期待をしている人が多いようです。
また、日ごろ感じているストレスや悩みの内容の多くは、仕事や職場での人間関係、お金に関することなど、人には話しにくい内容で、さらに日ごろの会話の内容の多くは「仕事・業務に関すること」が占めており、仕事のある日はプライベートな話をする機会が少ないことがうかがえます。
そんな20~30代の女性がストレス・悩みを解消するためにしていることは、睡眠に次いで音楽鑑賞が多いことが明らかになりました。音楽を聴きたいと思うときは、「リラックスしたい時」、「気分を盛り上げたい時」が上位になりました。
悩みを聞いて、話し相手になってくれるコミュニケーションロボットへの興味・関心を聞いてみると、半数近い人が試してみたいと答え、「寂しい時」や「辛いことがあった時」に話しかけてみたいという結果がでました。
これらの結果から、働く20~30代女性が抱える悩みやストレスは完全には吐き出せておらず、共感してもらうことで解消できる可能性があることがわかりました。この結果を踏まえ、『Charlie』はユーザーがリラックスできるように、歌で気軽にコミュニケーションができる“うたロボ”として現在、開発を進めています。
『Charlie』は、2021年春 の発売を目指して、2020年12月から、抽選で選ばれた約30名による1ヵ月程度の製品の1次モニターを行いました。想定以上の応募をいただいたことから、新たに2021年1月6日(水)より2次モニターの募集を開始します。
<主な調査結果>
- 20~30代の女性の8割以上がストレスや悩みを完全には吐き出せておらず、その内容は、仕事に関することが中心。3割近い人が家族・友人・同僚以外にストレスや悩みを吐き出したい
- 20~30代の女性は身体よりも心がお疲れ。その解消法は睡眠に次いで音楽鑑賞
- 半数近くが悩みを聞いて、話し相手になってくれるコミュニケーションロボットに関心あり。「寂しい時」や「辛いことがあった時」に話しかけてみたい
<調査結果詳細>
1.20~30代の女性の8割以上がストレスや悩みを完全には吐き出せておらず、その内容は、仕事に関することが中心。3割近い人が家族・友人・同僚以外にストレスや悩みを吐き出したい
20~30代女性に「ストレスや悩みを感じた時、誰かに話したり、吐き出せているか」と聞いたところ、84%が完全には話せていない、吐き出せていないと感じていることがわかりました。
また、ストレスや悩みの内容について聞いてみると、「仕事内容に関すること」(60.5%)、「職場での人間関係に関すること」(53.0%)、「お金に関すること」(51.0%)が半数以上を集め、仕事に関することを中心にストレスや悩みを抱えていることがわかりました。
さらに、日ごろの会話の内容について聞いてみると、「仕事・業務に関する話題」が多くを占め、仕事のある日はどうしてもプライベートなことについて話す機会が少ないようです。
そのストレスや悩みを相談したい相手についてたずねると、73.0%が家族・友人・同僚等に相談したいと答えましたが、27.0%はそれ以外の人に話したいと答え、自分のことを知ってくれている人以外への相談を求める人も一定数いることが浮き彫りになりました。
また、ストレスや悩みを相談したい相手に期待することを聞くと、「問題点を整理してくれる」(17.5%)や「アドバイスをしてくれる」(19.0%)などの問題解決型のアクションよりも、「共感してくれる」(59.0%)のように、気持ちに寄り添ってくれることを期待しているようです。
2.20~30代の女性は身体よりも心がお疲れ。その解消法は睡眠に次いで音楽鑑賞
20~30代の女性に100ポイントを上限に、現在の疲れの状況を聞いてみると、気持ちや心の疲れは平均60.5ポイント、身体の疲れは41.9ポイントと、気持ちや心の方に疲れを感じていることがわかりました。
また、その疲れを解消する方法を聞いてみると、睡眠に次いで音楽鑑賞が多くの票を集めました。
音楽を聴きたいと思う時はどんなときか聞いてみると、57.0%が「リラックスしたい時」、52.5%が「気分を盛り上げたい時」と答え、心を落ち着かせたり、高揚させたい時に音楽を聴きたいと思う傾向がわかりました。
3.半数近くが悩みを聞いて、話し相手になってくれるコミュニケーションロボットに関心あり。「寂しい時」や「辛いことがあった時」に話しかけてみたい
今回、『Charlie』の開発にあたり、「悩みを聞いて、話し相手になってくれるコミュニケーションロボットがあったら試してみたいか」聞いてみると、47.5%の人が「試してみたい」と答えました。
また、「試してみたい」と答えた方に、「どんな時に話しかけたいか」と聞いてみると、「寂しい時」(55.8%)、「辛いことがあった時」(52.6%)が半数以上の回答を集めました。
<調査概要>
- 対象:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に住む一人暮らしをする働く20-30代の女性200名(20-24歳、25-29歳、30-34歳、35-39歳各50名)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2020年3月25日(水)~2020年3月30日(月)
※調査結果は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
<『Charlie(チャーリー)』について>
『Charlie』は、歌でユーザーとコミュニケーションをとる、“うたロボ”です。当社が持つボーカロイド技術※1や自動作曲技術等を活用し、ユーザーが話しかけると、ミュージカルのように「おはよう」や「ありがとう」等の言葉はもちろん、普段の相談事や雑談などもメロディにのせて返答します。歌で返答することによって、ユーザーの気持ちをリラックスさせ、心を緩めるようなコミュニケーションができるのが特徴です。こうしたコミュニケーションを通して日常生活の中での「聴く」「演奏する」以外の「音楽との新しい関わり方」を提供します。
『Charlie』には性格があり、ユーザーの問いかけに素直に答えるだけでなく、時には前向きにユーモアを交えたりしながら、自らの意思を持って返答します。また、人が近づくと、『Charlie』から自発的に話しかけることもあります。『Charlie』が発する言葉の内容と、約30種の音楽ジャンルに基づいた曲調は連動しており、例えば明るく楽しい雰囲気の会話ではアップテンポのポップス、のんびりとした会話ではスローテンポのボサノバ調など、言葉と曲調で『Charlie』の感情を表現します。
※1: 「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
<2次モニターの募集開始について>
『Charlie』は、2021年春 の発売を目指して、10月より1次モニター募集を実施し、12月に抽選で選ばれた約30名による1ヵ月程度の製品モニターを行いました。
1次モニターの募集では想定を上回る反響があったことを受け、この度新たに2次モニターの募集を2021年1月6日(水)より開始します。
■2次モニター概要
- 募集期間:1月6日(水)~1月24日(日)
- モニター期間:2月13日(土)~3月7日(日)
- モニターの応募についてはこちらのサイトをご確認ください。
- 『Charlie』モニター応募サイト:https://charlie.yamaha.com/monitor.html
<製品機能>
- 言葉をメロディにのせて会話します。言葉と曲調は連動しており、感情を曲にのせて表現します。
- 本体に人感センサーがついており、ユーザーから話しかけなくても『Charlie』の方から自発的に話しかけたり、独り言をつぶやいたりして、コミュニケーションを行います。
- 会話を重ねることで、『Charlie』の歌が上達し、音楽もリッチになっていきます。
- 頭や足をメロディに合わせて動かします。
- 天気や星座占いを答えることができます。
<『Charlie』の性格>
- とにかく前向きで、冗談も好き。
- 口は悪いほうだけど、意外とロマンチスト。
- 夢は音楽家になること。
<製品動画>
以下のURLより製品の概要をご覧いただけます。
- 『Charlie』オフィシャルサイト https://charlie.yamaha.com/
- 『Charlie』公式インスタグラム https://www.instagram.com/charlie_yamaha_official/
製品解説動画詳細
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
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