初心者シニアのピアノデビューを先端技術で後押し!「だれでもピアノ」を使った演奏会を横浜で開催!!

横浜市のプレスリリース

一本指でメロディーを弾くと伴奏とペダルが自動で奏でられて、だれでも、ピアニストのように華麗な演奏ができる「だれでもピアノ」。この機能を有するピアノを活用し、ピアノ未経験を含む65歳以上の方を対象に「だれでもピアノを弾こう!シニアのレッスンシリーズ」を5か月にわたって行ってきました。経験ゼロから始めた全8回にわたるレッスンの成果を横浜市役所アトリウムで披露します。

 

【日時】令和3年2月14日(日)14時から15時まで
【場所】横浜市役所アトリウム
【主催】東京藝術大学COI拠点
【共催】横浜市文化観光局
【定員】30名程度(先着順)
【プログラム】
(1)レッスンシリーズ修了生
       (65歳から84歳までの5名)による演奏発表
(2)ソプラノ歌手 川中子みのりによるミニコンサート

 

●当イベント監修及び「だれでもピアノ」開発者新井鷗子特任教授からのメッセージ●

参加者の皆さんはとても熱心に練習に取り組み、ほとんど一度も欠席することなくレッスンシリーズを完走しました。回を重ねるごとにみるみる上達し、「弾いてみたい曲」が「弾ける曲」に変わり、皆さんの表情がふわっと明るくなっていく様子は、私たちスタッフにどれほどの喜びと感動を与えてくれたことでしょう。「だれでもピアノ」レッスンの成果を、是非ご覧ください。

 

◆レッスンシリーズについて

 東京藝術大学COI拠点インクルーシブアーツ研究グループの研究活動の一環として、演奏者の感情への作用を科学的に測定し、その効果を検証するため、ピアノ未経験者を含めた65才以上の一般の方を対象に、全8回の継続的なレッスンを実施してきました。横浜市文化観光局では、誰でも対等な関係で関わりあえる社会を目指す社会包摂(クリエイティブ・インクルージョン)の取組を推進しています。このレッスンシリーズが、これまで楽器の演奏経験の少なかった方も含めて演奏を体験することで、音楽に興味を持つ方の活動の裾野を広げると共に、感情への作用が認められれば、認知機能向上に関する効果も期待でき、社会包摂に資する研究でもあることから、共催しています。

◆だれでもピアノとは?

 

 『だれでもピアノ』は、ショパンのピアノ曲「ノクターン」を弾きたいと願う手足の不自由な高校生のために、平成27年にヤマハ株式会社研究開発統括部と東京藝術大学COI拠点インクルーシブアーツ研究グループ(新井鷗子特任教授)により共同で改良・開発した※Disklavier(ディスクラビア)ピアノを使った演奏追従システムとペダル駆動装置のことです。「ディスクラビアピアノ」の伴奏機能に着目し、伴奏用データに、次の鍵盤が押下されるまで伴奏の進行を待たせるデジタル制御を加えることで、一本の指でメロディー(右手パート)を弾くと、そのメロディーのタイミングや速度に合わせて伴奏(左手パート)とペダルが自動で追従するため、誰でも、ピアニストのように華麗な演奏が可能となりました。インクルージョンの意味も込めて新井鴎子特任教授により『だれでもピアノ』と名付けられ、令和2年に同演奏システムは特許を取得(特許6744522)しています。当初は、一人の障がい者のために開発されたシステムですが、今ではピアノを弾いてみたいと思う初心者や障がい者など、誰もが楽しめるシステムとなっています。横浜市役所アトリウムのピアノも、このシステムが搭載されています。

 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。