【国立劇場おきなわ】初演から300年― ユネスコ無形文化遺産、組踊「執心鐘入」令和3年5月15日上演!

文化庁のプレスリリース

沖縄の伝統芸能公演が楽しめる国立劇場おきなわ(沖縄県浦添市)では、ユネスコ無形文化遺産・組踊「執心鐘入」を上演します。

琉球王国のおもてなし「組踊」とは?
組踊とは、唱え、音楽、踊りによって構成される歌舞劇です。組踊は、今から約300年前の琉球王国時代、中国から琉球王国の新しい国王を任命するためにやって来る中国皇帝の使者・冊封使を歓待するため、踊奉行・玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)によって創られました。朝薫は、琉球古来の芸能や故事を基礎に、日本芸能(能や歌舞伎)や中国の演劇からヒントを得て組踊を創りました。朝薫が創作した「執心鐘入」「二童敵討」「銘苅子」「女物狂」「孝行の巻」は〈朝薫の五番〉と呼ばれ、現在でも人気のある完成度の高い作品です。1972年、組踊は我が国の優れた芸能の一つであるとして、国の重要無形文化財に指定され、2010年にはユネスコの無形文化遺産となり、世界的にもその価値が高く評価されています。

初演から300年―今なお人気の高い演目「執心鐘入」
本公演で上演する演目「執心鐘入」は、1719年、尚敬王の冊封儀礼の際に初めて演じられ、300年経った今でも名作として人気の高い演目です。組踊では、登場人物の心情(喜怒哀楽)や時間の経過などを音楽により表現しますが、その音楽を奏でる「地謡」に、今回は、人間国宝である西江喜春氏(歌三線)と比嘉聰氏(太鼓)を迎えます。地謡が奏でる豊かな表現と重厚な音色、また、立方の「唱え」と呼ばれる抑揚のある特徴的な台詞の言い回し、そして美しい舞をお楽しみください。

 

【あらすじ】
中城若松という美少年が、首里王府へご奉公に行く途中、ある一軒家に一夜の宿をお願いします。宿の女は、親が留守だからと断りますが、男が若松だと知ると、態度を一変させて宿を貸します。女は、若松に言い寄りますが、若松は断ります。若松はいたたまれなくなり、末吉の寺に駆け込み救いを求めます。女は、必死になって若松を追い、寺へとやって来ます。しかし若松が見つからないためとうとう鬼女へと変身します…

 

 

国立劇場おきなわ 令和26年4月「執心鐘入」公演より 若松と宿の女国立劇場おきなわ 令和26年4月「執心鐘入」公演より 若松と宿の女

国立劇場おきなわ 令和26年4月「執心鐘入」公演より 若松にせまる宿の女国立劇場おきなわ 令和26年4月「執心鐘入」公演より 若松にせまる宿の女

 

国立劇場おきなわ 令和26年4月「執心鐘入」公演より 鬼女へ変身した宿の女を鎮めようとする僧たち国立劇場おきなわ 令和26年4月「執心鐘入」公演より 鬼女へ変身した宿の女を鎮めようとする僧たち

■公演およびチケットの詳細については、国立劇場おきなわホームページをご覧ください。
(URL)https://www.nt-okinawa.or.jp/performance-info/detail?performance_id=2193

*国立劇場おきなわ自主公演につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、現在、左右一席空けての販売を行っておりますが、感染症対策の緩和が決定された場合は、販売せずに売り止めていた席の追加販売を行うことがございます。今後、座席販売状況の変更がある場合は、随時ホームページに掲載致します。

*国立劇場おきなわにおける新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みについては、下記をご覧ください。
「新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」
https://www.nt-okinawa.or.jp/topics-list/2020-05-22-06-38-52

【国立劇場おきなわ】 令和3年度 組踊公演 「執心鐘入」
■公演日時:2021年5月15日(土)14:00
■会場:国立劇場おきなわ 大劇場
■出演:西江喜春・比嘉聰・親泊興照ほか
■チケット料金:一般:3,500円 ・  高校生以下:1,000円
■チケット好評販売中!
■チケットのお求め:国立劇場おきなわチケットカウンター 098-871-3350
WEBチケット販売サービス (URL)https://www.nt-okinawa.or.jp/ticket-info/web-ticket
■アクセス:「那覇空港」から23番・26番・120番・99番のバス「勢理客」~徒歩10分、または「那覇空港」からモノレール「旭橋駅」~徒歩「那覇バスターミナル」~バス「勢理客」~徒歩10分

国立劇場おきなわ国立劇場おきなわ

 

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