株式会社朝日新聞社株式会社朝日新聞社のプレスリリース
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎)が運営する言論サイト「論座」(https://webronza.asahi.com/)は、バーチャルシンガー・初音ミク初期の文化形成を追う連載「初音ミク 奇跡の3カ月~文化が誕生する時」を6月5日(土)から配信します。
毎年のように海外ツアーを開くほか、国内でのコンサート、歌舞伎との共演、クラシックオーケストラとの共演なども恒例化している初音ミクの本体は、1本の歌声合成用パソコンソフトです。彼女に歌わせるために作られたオリジナル楽曲は10万曲を超しており、その規模は他に例を見ません。初音ミクをはじめとする歌声合成ソフトの使い手の中からは、米津玄師さんやYOASOBI、ヨルシカといった人気アーティスト多数が世に出ています。
この文化はどのように生まれ、成長したのか。その核になる部分は、初音ミク誕生の3カ月半程度の間に芽吹きました。当時を知る人々はこの期間を「奇跡の3カ月」とも呼びます。
パソコンソフト・初音ミクを文化現象に育てた担い手は学生や会社員などのアマチュアで、草の根の人々が生み出した文化が、今日の人気・知名度の根幹にあります。2007年の文化形成期は、今までまとまった形で記されたことがあまりありませんでしたが、連載はその時期を集中的に採り上げます。担当は、初音ミク誕生時から取材を続けている朝日新聞記者・丹治吉順です。
原則として週1回の配信、ただし取材の都合などにより1〜2週程度の休載が適宜入る見込みです。掲載は20回前後を予定しています。
論座は会員制ですが、この連載の序章(第0回に相当)と第1回は、どなたでも全文を無料でお読みいただけます。以後の回は、記事の公開後48時間以内は全文を無料でお読みいただけます。ご入会いただける場合、約2万本の論座のすべての記事を読める全ジャンルパックは月額770円(税込み)、この連載を公開する「文化・エンタメ」など個別ジャンルは月額275円(同)。朝日新聞デジタルの「デジタルコース」(2021年6月8日よりプレミアムコースに名称変更予定)と「ダブルコース」をご利用の方はそのままお読みいただけます。