株式会社ミュージックマインのプレスリリース
株式会社ミュージックマインでは、2020年2月12日にアシッド・ハウスの早すぎた名盤、KINO-MODERNO”SYNC YOU”を再発する。
タイトル:SYNC YOU(30th Anniversary Remastered Deluxe Edition)
アーティスト:KINO-MODERNO
品番:MMCD20036
価格:税別2300円 ( 2530円)
購入:https://amzn.to/38cfU28
昨今の欧米クラブ・ミュージック・シーンでは、黎明期のハウスやテクノ、エレクトロのレア音源の発掘、リイシュー、再評価が進んでおり、特に日本のシーンにその対象が向けられつつあり、特に注目なのがそれがKINO-MODERNOの『SYNC YOU』だ。
入手困難なプレミア作品として現在のDJ達にも一目置かれる名作アルバムで、1990年に世界初のヴィデオ・アシッド作品「VIDEO DRUG2」のために制作されたオリジナル楽曲をリミックスしたオリジナル6曲入りCD1に、貴重なボーナス・トラックを7曲追加したCD2を加えたリリース30周年記念の2枚組スペシャル仕様となる。
実際のところ日本のクラブ・ミュージック的テクノ・シーンは、1993年にケンイシイやススム・ヨコタの出現によって一気に確立した感じがあるが、本作はそれ以前の1990年にリリースされたアルバムである。
1990年といえば、まだまだアシッド・ハウスやデトロイト・テクノも日本ではまったく根付いていない未開拓の時代。そのような中、KINO-MODERNOはハードウェア機材でトリップ感あふれるこのように斬新なエレクトロニック・ミュージックを作り上げていたから驚きだ。今回リマスターに至った本作『SYNC YOU』は、映像作品として当時大きな話題を呼んだVIDEO DRUG2「PHUTURE」(https://youtu.be/A_4LSHUUL8I)からの楽曲を再構築したものであり、世界的にも珍しかった3Dの音響システムを使った実験的な音像を作り上げている。今聴いてもそのダンサブルなアシッド・ハウス・サウンド、また日本のエレクトロの先駆けとなるアプローチにはまったく古さを感じない。
本作をまとめ上げるにあたって、KINO-MODERNOのメンバーであるDAT PLANETの立会いの下、都内のスタジオにてリマスター作業を行い、さらにボーナス盤には貴重なアンリリースド・トラックやリミックス・トラックを追加
。サイエンレコードからリリースされたトーキョーオフショアプロジェクトのリリースで有名なフランキーバレンタインのリミックス曲も加えた。
今聴いても2020年感覚のレトロフューチャーとして新鮮な強力なサウンド処理が施された驚異のアシッド・ハウス&テクノである。当時の映像を引用したオフィシャルMVの視聴はこちらから。https://linkco.re/smhNR5Pq
—KINO-MODERNO OFFICIAL PROFILE–
1984年、DAT PLANETとWAH WAH FUZZ MASTERによって、純粋な電子音響を極限まで分析調査し、
新しいエレクトロニック・ミュージックの追求を行うという主旨のもと結成。
KINO-MODERNO(キノ・モデルノ)とはエスペラント語で”現代の映像”を意味している。
TOKYO FMにおいて、オリジナルの楽曲、3DによるジャングルSEなどを駆使した実験的な放送を行う。
また同局プログラム「BARRICADE」で日本人アーティスト初のON AIR。
1985年 池袋西武 STUDIO 200 にて、2時間に及ぶライブ・エレクトロニクスのショーを行う。
多数のシンセサイザー、コンピューター・グラフィック、ビデオ、マルチ・スライド、ライト・オブジェなどを駆使し、今日のマルチメディア・ライブの原型となった。
1990年 4月、ALFA CUBIC GALLERYで開催されたJ.M.バスキアの回顧展における、会場用オリジナル・ミュージックの制作を行う。バスキアの作品をモチーフにしたこの作品は内外で絶賛を博し、会期中限定発売される。11月、VIDEODRUG2「PHUTURE」の音楽を担当。
3Dの音響システム、シンクラヴィア2など最新のテクノロジーをフルに使用した、ポップで実験的なアシッドハウス・サウンドは、めくるめくアシッド映像と絶妙にシンクロして内外の各方面から高い評価を得る。(ドイツのGERMAN AWARD FOR VIDEO ART 1992にノミネート)
同年、上記のビデオからの楽曲をREMIXした1st CD 「SYNC YOU」を発売。初回プレス完売。
1991年
TV朝日「WHAT’S NEXT ?」のテーマ曲を制作、同番組に出演。次世代の音楽創造について語る。また、ENDMAX等のクラブでバーチャルリアリティーなイベント「FRENZY」を開催、ライブ・パフォーマンスを展開する。
1992年
クラブチッタ川崎にてRAVE EAST Vol.3に出演。(共演 OPUS3、FABIO等)、リアルタイムCG映像に加え、Roland RSS 3D音響システム、空間の動きで演奏出来る、ライブ・バーチャルリアリティー・サウンド・システム (MANDARA) を日本で初めて導入。ハイテクノロジーによる未来のライブの方向性を提示した。
1993年
ロンドンのトップDJ、フランキー・バレンタインの強い要望により、CD「SYNC YOU」収録の曲、「RIFT」「SYNC YOU」を12inchシングルカット。英 SCIENレコードよりヨーロッパで発売。(フランキー・バレンタインによるRemix、オリジナル・バージョンを収録) 英KissFM等でAirPlayされるなど大きな反響を呼び、ヨーロッパ全域において、その知名度を高める。