株式会社キネマ旬報社のプレスリリース
永久保存版、決定!「その特典が‶過激すぎる”!」
ドキュメンタリー映画の金字塔「ゆきゆきて、神軍デジタルリマスター版 Blue-ray特別限定版『大神軍BOX』」2021年12月3日(金)発売
オリジナル・ネガフィルムから制作されたデジタルリマスター版が国内初のBlu-ray化し、「デジタルリマスター版 Blue-ray特別限定版『大神軍BOX』」が12月3日(金)発売いたします。
【豪華特典内容】
- 映像特典
一部映画館での限定上映のみだった『亜人間 奥崎謙三』(約30分、奥崎謙三演出・自演)を初ソフト化作品、ほか
- 封入特典①
特別編集ブックレット(カラー32ページ)奥崎がキネマ旬報に寄稿した『「ゆきゆきて、神軍」を観た主人公の感想』全文を掲載、映画撮影のオファー時、その心情を記した「1982年の奥崎日記」、初公開(抜粋)/原一男監督特別寄稿「神軍平等兵・奥崎謙三とは何だったのか」
- 封入特典②
奥崎謙三・幻の著書『殺人論 国家・権力者・法律の犠牲者に捧げる殺人犯の贈物』を完全復刻(166ページ、非売品) 奥崎謙三が自らの思想、行動原理を著し、さらに失われたニューギニア巡礼のフィルムの顛末も記した幻の自著
- オーディオコメンタリー
原一男監督(新録)
奥崎謙三の勇姿に心揺さぶられ、感情がこみ上げる……奥崎謙三の存在とは何だったのか? 鬼才が肉声で問いかける
【原一男監督よりコメント】
ブルーレイ版を早く出してくれないかなあ。まだか、まだか、と一日千秋の思いで待ちかねていたが、やっと発売された。オリジナルは16ミリフィルム、私は若干、露出を切り詰めて撮影をした。暗部の描写を魅力的に表現したかったからだ。それがブルーレイになって、画質がどう変化したか?コントラストがメリハリがついて、ぱっと見に、綺麗になったなあ、という印象。で、同時に、微妙にフィルムの粒状がきちんと画面に映るのだ。私は、すっかり、このくっきりした画調が気に入った。この画調の方が、奥崎謙三が、人肉事件、戦争が終わってからの処刑事件を追う、というテーマに似つかわしいとさえ、思い始めている今日この頃なのである。
そして是非、付け加えておきたい。特典のことだ。今や幻の〝名著(迷著というべきか?)″だった「殺人論」が復刻版として、セットされているのだ。さらに初ソフト化となる奥崎謙三の自作自演の映画「亜人間」もついている。これだけの豪華特典がついているなんて、まさに担当編集者の‘偏執的’英断というべきだろう。そのおかげで神軍平等兵・奥崎謙三のダークサイドが露わになり、なお一層、奥崎の全貌が把握できるというものだ。
【解説】
87年の日本映画界を震撼させた驚愕の作品。
天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃のドキュメンタリー。
神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、”神軍”の旗たなびく車に乗り、今日も日本列島を疾駆する。生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる・・・。平和ニッポンを鮮やかに過激に撃ち抜いた原一男渾身の大ヒット・ドキュメンタリー。
(c)疾走プロダクション
(c)疾走プロダクション
(c)疾走プロダクション
ゆきゆきて、神軍デジタルリマスター版 Blu-ray特別限定版『大神軍BOX』
Blu-ray 1層/1枚組/4:3[1080p Hi-Def]スタンダード/COLOR収録時間(本編):122分/(特典):約35分/音声:日本語(本編/オーディオコメンタリー)/字幕:英語(選択)
三方背ケース仕様価格:9,800円(税抜)HPXR-1250
■同時発売(2021年12月3日)
ゆきゆきて、神軍デジタルリマスター版Blu-ray(通常版)
価格:5,800円(税抜)HPXR-1249/DVD価格:3,800円(税抜)HPBR-1249
ゆきゆきて、神軍デジタルリマスター版原一男監督作品1987年/日本/カラー/122分1987年8月劇場公開
監督・撮影:原一男/企画:今村昌平/製作:小林佐智子/録音:栗林豊彦/効果:伊藤進一/構成・編集:鍋島惇/題字:赤松陽構造出演:奥崎謙三
©疾走プロダクション発売元:キネマ旬報DD/ダブル・フィールド