福岡アジア文化賞委員会のプレスリリース
アジアの学術研究や芸術・文化の分野で顕著な業績を挙げた方々を顕彰する福岡アジア文化賞の今年の受賞者が5月26日(木)に決定しました。
大賞は、新しい創作太鼓音楽の最先端を走り続け世界的に活躍する太鼓奏者の林英哲氏。日本人の大賞は、第24回(2013年)の中村哲氏以来9年ぶりとなります。
また、学術研究賞には、江戸を主たるフィールドとする美術史家のタイモン・スクリーチ氏、芸術・文化賞は、南アジアを代表するパキスタン出身の美術家のシャジア・シカンダー氏に決まりました。
【2022年(第32回)福岡アジア文化賞受賞者】
<大賞>
林英哲氏(日本/太鼓奏者)
新しい創作太鼓音楽の最先端を走り続けてきた世界的に活躍する太鼓奏者
<学術研究賞>
タイモン・スクリーチ氏(英国/美術史家)
美術「を」研究するのみならず、美術「で」研究する美術史家
<芸術・文化賞>
シャジア・シカンダー氏(米国/アーティスト)
伝統絵画とデジタル技術が融合した新たな芸術表現を切り開くアーティスト
授賞式は9月27日(火)に開催し、ライブ配信及びアーカイブ配信を行います。
市民フォーラムは、9月28日(水)に林英哲氏とタイモン・スクリーチ氏、9月30日(金)にシャジア・シカンダー氏を予定しています。
各行事のお申込みは、8月1日から開始予定です(いずれも事前申込制)。
【福岡アジア文化賞】
福岡アジア文化賞は、古くからアジアとの交流窓口として重要な役割を担ってきた福岡市が、アジアへの国際貢献を目的に、アジアの固有かつ多様な文化の保存と創造に顕著な業績を挙げた方を顕彰する国際賞として、1990年に創設し、今年で第32回を迎えます。
これまで28か国・地域の118名の方に賞をお贈りし、後にノーベル平和賞を受賞されたムハマド・ユヌス氏や、パキスタンやアフガニスタンで、長年にわたり患者や弱者のため医療や開拓・民生支援の活動を続けてこられた中村哲氏など、世界的に活躍をされた受賞者を輩出しております。
福岡アジア文化賞ホームページ:https://fukuoka-prize.org/