Musica Silvaのプレスリリース
クラシック音楽業界の最先端を走る若手音楽家で結成された『Eureka Quartet』(以下、エウレカカルテット)が、6月23日にデビュー公演をけやきホール(東京都渋谷区)で開催します。さらに、初となるPR動画を6月9日に公開します。動画内でコンサートやデビューにまつわる秘話や意気込みを語ります。
今回のデビュー公演の副題は「ベートーヴェン・ツィクルスvol.1」としており、ツィクルスは音楽用語の一つで特定の作曲家の作品を連続して演奏することを意味します。全16曲のベートーヴェン弦楽四重奏曲の中の2曲を演奏し、次回以降の公演へのストーリーを繋いでいきます。
▲左から鈴木皓矢(チェロ)、廣瀬心香(ヴァイオリン)、石田紗樹(ヴィオラ)、森岡聡(ヴァイオリン)
■「ベートーヴェンの生涯における喜びや苦しみを聴衆と共有したい」。
エウレカカルテットの想いとデビューにまつわる秘話を演奏にのせて公開!
本動画は、ベートーヴェン弦楽四重奏曲第1番、まだ20代の若き彼が作曲した曲の冒頭の演奏が華やかに流れます。チェロの鈴木は『エウレカはラテン語で「これだ!」「見つけた」というときの感嘆詞です。僕たちは曲を演奏する中で楽譜の中から“これだ!”と思う解釈や、お客様が“いいカルテットを見つけた!”といったように様々なエウレカが飛び出すことを期待して名付けました。』と語ります。ヴィオラの石田からは今回のプログラムについて『ベートーヴェン・ツィクルスを「人生で一度はやりたい」という想いがあり、学生時代からの憧れでもありました。』と笑顔をみせながらコメント。『素敵なメンバーと出会ってこのプログラムを始められることを嬉しく思います。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は1番から16番にかけて、彼の人生、喜びや苦しみなど深く感じられる作品となっており、私たちも回を追うごとにそれを聴衆と共有していけたら嬉しいです。』と作曲家への想いを語りました。ヴァイオリンの森岡からは、『一人ひとりが音楽をして、最終的に4つの音がひとつになればいいなという想いがあります。』とデビュー公演の意気込みコメント。『ベートーヴェン16曲、最後まで走り切ろうと思っていますが、1回きりでは終わらずに2周目、3週目と重ねていきたいなと思います。モーツァルト、バルトークなど他の作品にもフォーカスしていけたらという夢を持っています。』と、ヴァイオリンの廣瀬が今後の展望についても動画内で語りました。
動画概要
URL:https://youtu.be/dL9LY2c42eY
動画タイトル:【Eureka Quartet エウレカ カルテット】デビューリサイタル ベートーヴェン・ツィクルス Vol.1
公開先:YouTubeおよびムジカシルヴァ公式サイト(https://www.musicasilva.com/)
公開日時:6月9日(木)16時
■エウレカカルテット プロフィール
正式名称:Eureka Quartet(エウレカ カルテット)
”エウレカ”とはギリシャ語で「見つけた!」や「分かったぞ!」の意味をもつ感嘆詞。古代ギリシャの科学者アルキメデスが風呂場でアルキメデスの定理を発見した際、喜びのあまりエウレーカ!エウレーカ!と叫びながら裸で街を走り回ったという故事にちなみ、4人それぞれの視点から作曲家の意図を読み解いた時、奏者と聴き手が共鳴した瞬間、奏でられた音楽から活力が生まれるその一瞬に、まさに「エウレーカ!」が飛び出すことを思い描き、カルテット名とした。
廣瀬心香(ひろせ みか) / ヴァイオリン
桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学を首席卒業。ドイツ国立ベルリン芸術大学学士課程、修士課程を共に最高位で修了。ドイツ・イエナフィルハーモニー、九州交響楽団など国内外のオーケストラと共演、東京文化会館にてソロリサイタルを開催。 桐朋学園大学卒業時には皇居の桃華楽堂にて御前演奏の機会を与えられた。ベルリンコーミッシェオペラ管弦楽団を経て、ハノーファー州立管弦楽団フォアシュピーラー奏者を務める。2020年10月TRIO VENTUSとして東京文化会館にてデビューリサイタル並びに日本アコースティックレコーズ社より1stCDをリリース。
これまでにヴァイオリンを木野雅之、加藤知子、ノラ・チャスティン、ノア・ベンディックス=バルクリーの各氏に、室内楽を東京クァルテット、アルテミスカルテットに師事。桐朋学園大学附属音楽教室講師。
森岡聡 (もりおか さとし)/ ヴァイオリン
都立芸術高校を経て東京藝術大学音楽学部卒業。在学中に安宅賞、卒業時に同声会賞を受賞。北ドイツLübeck音楽大学に留学。
日本国内にとどまらずリサイタル、オーケストラとの共演、音楽祭出演など幅広い演奏活動を行う。日本各地の主要オーケストラにコンサートマスターとして客演。
現在、紀尾井ホール室内管弦楽団、神戸市室内管弦楽団首席奏者。プロアルテムジケ協力アーティスト。東京藝術大学大学院室内楽科非常勤講師。
石田紗樹 (いしだ さき) / ヴィオラ
東京藝術大学卒業、同大学院修了。学内にて同声会賞、大学院アカンサス音楽賞を受賞。大学院修了を機にヴィオラへ転向し渡欧、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学を修了。2019年第13回ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール セミファイナリスト賞、特別賞を受賞。
The Strad誌ウェブサイトにて、高い評価を受ける。ヴィオラ・スペース、プロジェクトQ、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、サイトウ・キネン・オーケストラなどに参加。関西フィル、日本センチュリー響、芸大フィルと共演。 紀尾井ホール室内管弦楽団2019年度シーズンメンバー。クァルテット奥志賀メンバー。
現在、東京都交響楽団ヴィオラ副首席奏者。
鈴木皓矢 (すずき こうや) / チェロ
桐朋学園大学チェロ科首席卒業。バルセロナのリセウ音楽院にてルイス・クラレット氏のもとで研鑽を積み、その後渡独。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程を修了。
小澤征爾音楽塾オーケストラプロジェクトIに参加。第10回ラス・コルツ国際コンクール器楽部門第4位入賞。日本チェロ協会主催「第9回チェロの日」にソリストとして出演。2019年、東京文化会館にてソロリサイタルを開催。各方面より好評を博す。古典から現代までのレパートリーに加え、新曲初演にも多く携わる。
現在ソロ、オーケストラの他にDUO CHISPA、DUO CORNU、TRIO VENTUS、Paulownia Cello Quartet 等幅広い分野で活躍中。
■デビュー公演 概要
「Eureka Quartet ベートーヴェン・ツィクルス VOL.1」
日時:2022年6月23日(木)
19:00開演(18:30開場)
場所:古賀政男音楽博物館 けやきホール
(東京都渋谷区 代々木上原駅より徒歩3分)
プログラム:
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 作品18-1
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 作品18-6
ウェーベルン 弦楽四重奏のための緩徐楽章
チケット料金:
一般 ¥4,000 学生 ¥2,000
チケット予約:
・都響 webチケット https://www.tmso.or.jp
・都響ガイド 電話 0570-056-057 (月ー金 10:00-18:00)
・チケットぴあ https://t.pia.jp
主催:Musica Silva 後援:公益財団法人東京都交響楽団
■演奏家集団「Musica Silva(ムジカシルヴァ)」について
ムジカシルヴァは、クラシック音楽業界の最先端を走る若手を中心とした演奏家集団です。既成概念にとらわれず様々な音楽家、芸術家とのコラボレーションを催し、聴衆にエネルギー、希望を感じていただけるような演奏会を届けたいという思いから集まりました。
Eureka Quartetのメンバーを中心に、弦楽器・管楽器・ピアノ等さまざまな形式・編成でコンサートを開催予定です。
以上