道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣のプレスリリース
道の駅日光「日光街道ニコニコ本陣」(指定管理者:オアシス今市・日本コロムビア・五光共同事業体)は、8月11日(祝)に広島より運んだ「被爆(ひろしま原爆)ピアノ」を使用した被爆ピアノコンサートを道の駅日光・ニコニコホールにて開催いたします。報道関係の皆様におかれましては、当日の取材等のご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
フライヤー(表)
●コンサート概要
名 称 : 被爆ピアノコンサート2022・夏 <入場無料(先着150名)>
日 時 : 8月11日(祝) 午後3時~午後4時30分 (開場:午後2時30分) (予定)
会 場 : 道の駅日光・ニコニコホール (〒321-1261栃木県日光市今市719番地1)
出演者 : 寺嶋陸也(ピアノ)、竹澤奎季(ソプラノ)、矢川光則(ピアノ調律師)、
今市少年少女合唱団と仲間たち(指揮:小林 芳枝、ピアノ:手塚 絵理子)
配 信 : 収録したものを編集し、後日公式YouTubeチャンネルに配信します。
主 催 : 道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣
後 援 : 日光市 / 日光市教育委員会
プロデューサー :坂元勇仁(道の駅日光公共施設プラニング・プロデューサー、東京音楽大学特任講師)
協 力 : 井上勢津(ノルウェー政府認定音楽療法士、東京音楽大学講師)
公式URL : https://www.nikko-honjin.jp/events/event/hibaku-piano-2022natsu
●プログラム
1.被爆ピアノのお話 (矢川光則:矢川ピアノ工房)
2.児童合唱組曲『ちいちゃんのかげおくり』 原作:あまんきみこ、構成・作詞:江藤康子、
作曲:高山惇
(今市少年少女合唱団と仲間たち 指揮:小林 芳枝、ピアノ:手塚 絵理子)
3.被爆ピアノが聴いた「昭和の名歌」たち
・リンゴの唄 作詞:サトウハチロー、作曲:万城目正、編曲:藤中聖也
・愛国の花 作詞:福田正夫、作詞:古関裕而
・蘇州夜曲 作詞:西條八十、作曲:服部良一、編曲:藤中聖也
・水色のワルツ 作詞:藤浦 洸、作詞:高木東六
・花言葉の唄 作詞:西條八十、作曲:池田不二男、編曲:藤中聖也
・花の街 作詞:江間章子、作曲:團伊玖磨
・幌馬車 作詞:西條八十、作曲:大中恩
(ピアノ:寺嶋陸也 ソプラノ:竹澤 奎季)
4.ピアノ独奏 (ピアノ:寺嶋陸也)
・ベートーヴェン:エリーゼのために
・モーツァルト:トルコ行進曲
・寺嶋陸也:組曲《ピカソくんをたたえて》(2007)
・寺嶋陸也:鳥の歌(2008)
※都合により曲目、演奏の順番は変更する場合がございます。
寺嶋 陸也(ピアニスト)
非核平和都市宣言の街 日光市
日光市は、平成19年日光市議会第1回定例会において、「非核平和都市宣言」が決定しました。宣言文は次のとおりです。
日光市非核平和都市宣言
被爆ピアノを通して、日光市から「戦争と核兵器のない平和な世界」を願う!
爆心地から3キロ圏内で無数のガラス片が突き刺さり、傷だらけになりながらも奇跡的に残ったピアノを「被爆ピアノ」と呼びます。ピアノは調律師で被爆二世でもある矢川光則さんが現在も保存・管理し、今もなお原爆の惨禍を知る「生き証人」として、核兵器の悲惨さや戦争の愚かさ、平和の尊さを伝えています。
道の駅日光・ニコニコホールでは昨年度に続き2度目となる「被爆ピアノコンサート」を開催し、
戦後77年目の夏を迎える今年、非核平和都市宣言の街、日光市から「戦争と核兵器のない平和な世界」を願い、全国に届けます。
被爆ピアノの伝道師・矢川光則さん
矢川さんの修理によって音が出るようになった被爆ピアノですが、外見はガラスが突き刺さり、無数の傷があります。
「傷ついても尚、平和の音色を奏でる被爆ピアノに思いを寄せていただければと思います。」
と矢川さんは語ります。
矢川さんは、祖父母と両親が広島で被爆。
古いピアノを修理して福祉施設に寄贈するボランィアをしていた縁で、被爆ピアノに出会い、それを修復し、2001年からコンサートを始めました。
以降、自ら運転するトラックにピアノを乗せ、47都道府県で約1500カ所、通算2500回以上の
演奏会を開き、被爆二世として原爆の悲惨さを訴えています。
矢川 光則(矢川ピアノ工房)
被爆ピアノコンサート2022・夏
コンサートでは、矢川光則さんより「被爆ピアノ」について、これまでの活動と「被爆ピアノ資料館」などのお話を伺います。コンサートのオープニングでは、日光市の今市少年少女合唱団と仲間たちによる、戦争の悲惨さを伝える、児童合唱組曲『ちいちゃんのかげおくり』 を演奏いたします。そして、被爆ピアノを弾き、美しい音楽を奏でるのは作曲家であり、素晴らしいピアニストでもある寺嶋陸也さん。これまでに幾度となく矢川さんの被爆ピアノを演奏しています。また、竹澤奎季さん(日光市在住、東京音楽大学4年)が、被爆ピアノの演奏で「昭和の名歌」を歌い、「戦争と核兵器のない平和な世界」への願いを込めてみなさまに届けます。
竹澤 奎季(ソプラノ)
今市少年少女合唱団