株式会社MotionGalleryのプレスリリース
国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MOTION GALLERY(本社:東京都港区/代表取締役:大高健志)は、代表·大高健志らが発起人を務め、3億3千万円を越える支援金を集めた「ミニシアター・エイド基金」のトークライブを8月17日(東京)、19日(京都)に開催いたします。
コロナとともに生まれたミニシアター・エイドという活動の軌跡を振り返りながら、これからの新しい日本映画界の姿をゲストとともに模索します。
2020年春。コロナ禍による不況が直撃したミニシアター(アート系映画館)支援のために開始されたクラウドファンディングに、多くの映画ファンや映画関係者が映画館への思いをそれぞれに集い、結果3万人以上の支援者から3億3千万円を越える支援金が集まることとなりました。
それから2年が過ぎ、コロナはまだまだ終息したとは言い難いものの、映画館も映画業界も再起に向け動き出しています。一方で、様々な事情から閉館へと至ったミニシアターもまた存在します。コロナ禍を経て全国のミニシアターと向き合う中で私たちが突きつけられたのは、日本における文化支援の恒常的な脆弱さでした。2020年以前から私たちの社会は大きな問題を抱えていて、たまたまコロナによってそれが露わになったに過ぎません。クラウドファンディングは、文化芸術を社会が支援するためのひとつの選択肢でした。しかしより持続的な支えの必要性も実感しました。今回のトークイベントでは、コロナとともに生まれたミニシアター・エイドという活動の軌跡を振り返りながら、これからの新しい日本映画界の姿をゲストとともに模索します。
ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金とは
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、政府からの外出自粛要請が続く中、閉館の危機にさらされている全国の小規模映画館「ミニシアター」を守るため、映画監督の深田晃司・濱口竜介が発起人となり、有志メンバーで立ち上げたプロジェクト。MOTION GALLERYでクラウドファンディングを行い、2万9926人が総額3億3102万5487円を支援した。
https://motiongallery.net/projects/minitheateraid
「ミニシアター・エイド基金」トークライブ
~日本映画の共助に向けて ミニシアター・エイドのバトンの行方~
主催:「ミニシアター・エイド基金」運営事務局
共催:有限責任事業組合Incline
制作:株式会社サウンド・スケッチ
協賛:Roadstead
日時:
【東京】
2022年8月17日18:00~20:30(開場 17:30)
【京都】
2022年8月19日18:00~20:30(開場 17:30)
会場:
【東京】銀座ブロッサム 中央会館ホール
[場所]東京都中央区銀座2-15-6
【京都】京都大学吉田キャンパス本部構内 時計台記念館 百周年記念ホール(大ホール)
[場所] 京都府京都市左京区吉田本町
チケット取り扱い:チケットぴあ
Pコード【648-552】
発売:2022年7月17日(日)AM10:00~ 2022年 8月16日(火) 23:59
整理番号付全自由:一般 前売 2,200円/当日 2,500円 ※ぴあ販売は前売のみ
◆WEB受付⇒ https://t.pia.jp/ [PC/携帯]
◆店頭販売⇒ セブン-イレブン店内マルチコピー機
登壇者:
■大高健志(プロデューサー)/岡本英之(プロデューサー)/高田聡(プロデューサー)/濱口竜介(映画監督)/深田晃司(映画監督)以上、ミニシアターエイド運営事務局メンバーは東京・京都いずれの会場にも登壇
2022年8月17日 東京会場ゲスト:
■諏訪敦彦(映画監督)/岨手由貴子(映画監督) ほか
2022年8月19日 京都会場ゲスト:
■井浦新(俳優)/中島歩(俳優)
■是枝裕和(映画監督)
【プログラム】
東京:
第1部 事務局メンバーとゲストによる、ミニシアター支援活動振り返り 18:00~18:50
第2部 action4cinemaより、諏訪敦彦監督、岨手由貴子監督をゲストに迎え、今後の日本映画の展望を語る 19:00~20:00
第3部 会場とのQ&Aタイム 20:00~20:30
京都:
第1部 事務局メンバーと井浦新さん(俳優)、中島歩さん(俳優)による、ミニシアター支援活動振り返り 18:00~18:50
第2部 action4cinemaより、是枝裕和監督をゲストに迎え、今後の日本映画の展望を語る 19:00~20:00
第3部 会場とのQ&Aタイム 20:00~20:30
※登壇者・ゲスト、プログラムは予告なく変更となる場合がございます
<2022年8月17日 東京会場ゲスト プロフィール>
諏訪敦彦(すわ・のぶひろ)映画監督・東京藝術大学大学院教授
テレビドキュメンタリーの演出を経て、97年初長編「2/デュオ」を発表。完成台本を用いない即興演出が話題となる。99年「M/OTHER」をカンヌ国際映画祭監督週間に出品し国際批評家連盟賞を受賞。その後、映画制作の拠点をフランスに移す。19年「風の電話」が第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門にて国際審査員特別表彰を受けた。コロナ禍によって危機的状況のミニシアターを支援するSAVE the CINEMAの中心メンバーとして活動し、現在は日本版C N C設立を求める会(action4cinema)共同代表を務める。
岨手由貴子(そで・ゆきこ)映画監督
大学在学中に自主制作映画を始め、09年、文化庁委託事業若手映画作家育成プロジェクトndjcで『アンダーウェア・アフェア』を製作。15年、長編商業デビュー作『グッド・ストライプス』が公開。本作で第7回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞、2015年新藤兼人賞 金賞を受賞。21年、山内マリコの同名小説を映画化した『あのこは貴族』が公開。本作で第13回TAMA映画賞 最優秀作品賞を受賞。最新作は燃え殻のエッセイ『すべて忘れてしまうから』を元にした連続ドラマで、監督と脚本を担当。22年秋、Disney+で配信予定。
<2022年8月19日 京都会場ゲスト プロフィール>
井浦新(いうら・あらた)俳優
1974年9月15日 東京都⽣まれ
映画「ワンダフルライフ」に初主演。以降、映画を中⼼にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。アパレルブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めるほか、⽇本の伝統⽂化を繋げ拡げていく活動を⾏なっている。
中島歩(なかじま・あゆむ)俳優
1988年生まれ。主な出演作に映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18/冨永昌敬)、『いとみち』(21/横浜聡子)、Netflix『浅草キッド』(21/劇団ひとり)、『偶然と想像』(21/濱口竜介)、『愛なのに』(22/城定秀夫)など。第35回「高崎映画祭」では最優秀助演俳優賞を受賞。本年は『よだかの片想い』(22/安川有果)の公開も控えている。
是枝裕和(これえだ・ひろかず)映画監督
1962年東京⽣まれ。87年早稲⽥⼤学卒業後、テレビマンユニオンに参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独⽴し、制作者集団「分福」を⽴ち上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そして⽗になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『海街diary』(15/カンヌ国際映画祭コンペティション部⾨正式出品)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画祭パルムドール)、⽇仏合作『真実』(19/ベネチア国際映画祭コンペティション部⾨正式出品)。22 年、『ベイビー・ブローカー』で主演のソン・ガンホがカンヌ国際映画祭最優秀男優賞受賞。